マウス-ある殺人者の系譜-37話-38話-39話-感想付きネタバレありで!

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ムチがドクスを殺したのがバルムだと知ったり、他の殺人事件に関してもバルムの犯行だと気付き始めたり、バルム少年が犯人とされていた一家殺害事件の真相が明らかになったり、ボンイが自分の祖母やムチの兄を殺した犯人がバルムだと知ってしまったり、色々あった前回。
そして今回、謎の組織・OZの正体が明らかになる!

【マウス-ある殺人者の系譜】(ネタバレあり)

37話

ドゥシクから「赤ん坊(=ホンジュとヨハンの子)を取り戻したければソジュンに娘を埋めた場所を聞いて来い」と告げられたジウンは、刑務所に行きソジュンと面会していた。
そこで孫が人質に取られていることを話し、ドゥシクの娘についてジウンが質問するもソジュンは取り合ってくれない。
するとソジュンはバルムが自分の息子はヨハンではなくバルムだと気付いていたこと、さらにバルムにヨハンの脳を移植した際に実はヨハンは生きていて容体が回復しつつあったことを明かす。
「生きてるヨハンの脳をバルムに移植したの…?」
それを聞いたジウンは激しく取り乱すのだった。
一方、バルムはヨハンではなく自分がソジュンの息子だという事実を知り衝撃を受けていた。

ソジュンは息子であるバルムを助けるためにヨハンの脳を移植し助けたのです

一方、バルムの左腕に祖母たちを殺した証である傷痕があることを知ったボンイはショックを受ける。
しかしまだどこかでバルムが犯人だとは信じられず「何かの間違いよ…」と動揺しながら自分に言い聞かせるのだった。
一方、ホンジュは息子が事故にあったと知らせを受け病院に駆けつけていた。
そこで負傷し治療中のドゥシクの妻と対面したホンジュは「母さん…」と声を掛ける。

ホンジュはドゥシク夫妻の娘だったんですね…

「あの時私はヒョンソクを置いて逃げたの…。それで父さんと母さんに合わせる顔がなかったの…」
ホンジュはそう話すと涙を流した。
その後、ドゥシクと対面したホンジュ。
ドゥシクはホンジュが娘だとは気付いておらず、ホンジュは娘だと明かすことなく、自分が赤ん坊の母親だと明かし受け取るのだった。
その後、ホンジュはジウンと話していた。
そこでホンジュはソジュンの息子は実はバルムだと知っていることを伝え、ホンジュは刑務所へと向かいソジュンと面会。
ホンジュは「あなたを最も残忍な方法で殺してやる…」と宣言するのだった。
一方、改めてヨハンの事件について調べていたムチは証拠品の中から遺伝子検査研究所のマークを見つけ、その研究所へ行くなど調べを進める。
その後、ムチのなかでバルムへの疑念が大きくなるなか、バルムは育ての親である叔母と名乗っていた女性の居場所を突き止め尾行を巻いて済州島へ。
そこで叔母と対面したバルム。
すると叔母は激しく動揺し、バルムは「あんたは誰なんだ?」と問い詰めるのだった。

38話

バルムは叔母と名乗っていた女性を訪ね、一体何者なのかと問い詰める。
すると女性は「ある会社に入りその社内にOZという組織があり、そこに属することになった。そして最初の任務があなたに会うことだった…」と話す。
さらにその任務の前任者は過失でバルムの家族を殺してしまい退職したスホで、女性はそれを継ぎ、バルムに会うと「私は叔母よ…」と告げバルム少年を引き取ったのだ。
それを聞いたバルムは「全て仕組まれていたのか…」と呟く。
そしてバルムは謎の組織”OZ”が自分とヨハンをずっと監視していたことを知る。

バルムはサイコパスとして、ヨハンはサイコパスではないがOZから定期的に監視されていたようです

さらにバルムは自分がスホを殺したのも組織の策略だったことを知るのだった。

一方、ヨハンによる連続殺人事件の真犯人がバルムだと疑い始めているムチはその確証を得るため再調査を進めるなか、後輩刑事・サンは上司のからの指示でバルムがドクスを殺した証拠を探すためバルムの自宅へ。
そこでパソコンを見つけたサンはそれを持ち帰り調べようとするも、帰り道に何者かに襲われ死亡してしまう。
その知らせを受けたムチは衝撃を受けるのだった。
一方、サンが殺されたニュースをテレビで見たボンイはバルムの仕業だと悟り彼の家へ。
するとそこで何者かに襲われ拉致されるのだった。
その後、ムチはバルムが脳移植をした病院の院長がバルムに攻撃的な感情を抑制する神経伝達物質・セロトニンを抑制する薬を与えていたことを知り院長の元へ。

バルムを攻撃的にさせる薬ということですね…

そこで院長が組織と繋がっていることを確信したムチは、それについて調べ始めていた。
そんななか、バルムは大統領秘書室長・ヨンシンの元を訪ねていた。

39話

バルムは大統領秘書室長・ヨンシンの元を訪ねる。
そこでバルムは「リー博士からあなたが最上位のサイコパスだから殺すよう依頼された」と告げる。
実はヨンシンが謎の組織OZのトップで、彼女はリー博士だとを巻き込みサイコパス遺伝子を持つ胎児を中絶させるという法案を成立させようと企んでいて、そのためにサイコパス遺伝子を持つであろうヨハンとバルムを赤ん坊の頃からずっと監視していたのだ。

ヨハンとバルムが子供の頃から組織から監視されていたのはそういうことだったんですね

さらにヨンシンはスホがバルムの家族を殺してしまったのは事故だったこと、そこでバルム少年も殺してしまうと目的が失敗に終わるためバルムだけ生き残らせたことを明かす。
そしてヨンシンは大人になったバルムに殺人衝動を目覚めさせ、殺人を起こさせることでサイコパス遺伝子を持つ子はサイコパスに成長すると立証し、サイコパス胎児堕胎法案を成立させようとしていたのだ。
「社会にサイコパスはいてはならない…。だから芽から摘み取るべきなのよ…」
それを聞いたバルムは憤りヨンシンに銃を向けるも、そこではヨンシンは殺さず立ち去った。

ここでヨンシンを殺していたら彼女の思い通りでしたね…

その後、警察の捜査によりヨンシン、そしてリー博士は逮捕されるのだった。
一方、バルムの家に行ったところ拉致され監禁されたボンイ。
するとボンイは自分を拉致監禁したのがバルムで、組織に人質にされないよう守るためだったことを知る。
しばらくして解放されたボンイは、バルムの元へ。
そしてボンイは祖母を殺された復讐としてバルムを殺そうとする。
しかし寸前で、バルムが自分をドクスから守ってくれたことがフラッシュバックし手を止める。
「自首して償ってちょうだい…」
ボンイはそう言い残し立ち去るのだった。
しばらくするとバルムの元にムチがやって来る。
ムチはバルムが兄・ムウォン神父を殺した証拠を見つけていて、憤りながら銃を向ける。
「どうか僕を逮捕してください…」
バルムはムチにそう頼むももムチはバルムを殺そうとする。
するとそこにホンジュが現れムチを気絶させ、バルムはそのまま自首し逮捕されるのだった。

危うくバルムはムチに殺されるところでしたね…

その後、ジウンが警察署に訪ねて来てバルムと話すことに。
そこでジウンは実の息子・バルムが連続殺人を犯していることを知りショックを受けながらも一筋の希望を抱きながら傍観していたことを涙ながらに明かす。
バルムは「僕は子供の頃に家族を殺していない…」と言い残し取り調べ室から去るのだった。
一方、目を覚ましたムチは「バルムがを出せ!」と警察署で暴れるも取り押さえられ、その後、刑務所に行きソジュンと面会する。
そこでソジュンがヨンシンに頼まれバルムにヨハンの脳を移植する手術を行ったことを知ったムチは驚きながらも「お前はヨンシンに利用されたんだ。惨めに廃棄されるぞ」と吐き捨て立ち去るのだった。
その後、ジウンはヨハンとのことを思いながら海辺の崖の上にいた。
そして彼女は崖の上から身を投げ自殺するのだった。

なんとも悲しい最期でしたね…

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感想

バルムが実はヘッドハンター・ソジュンの息子だったこと、バルムの叔母だと名乗っていた女性が実は謎の組織OZの要員だということ、そしてOZの正体などが明らかになったり、バルムが自首するなど、今回も様々な展開がありました。
ついに謎の組織OZについて全てが明らかになりましたね。
リーダーは大統領秘書室長・ヨンシンで、サイコパス遺伝子を持つ胎児を中絶させる法案を成立させるためバルムを間接的に誘導し殺人を起こさせていたというなかなか衝撃的な展開でした。
さらにムチもバルムが兄を始め連続殺人事件の真犯人だと知り憤っていましたね…。
バルムは自首をし、ヨンハンの悪事について供述するもヨンハンは無実を主張していてなかなか手強そうでしたね。
次回の最終話、ムチたちはヨンハンたち組織の悪事の証拠を掴むことができるのか、そしてどのようにして組織の牙城を崩すのか楽しみです。

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