ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
tvN『偉大なショー~恋も公約も守ります!~』第12話は、ウィ・デハンが“市場を守るか、政治を取るか”の岐路に立たされる回。利権の連鎖を断ち切るため、腐敗の中心へ真っ向から踏み込みます。後半の畳みかけは手に汗!
それでは第12話を一緒に見ていきましょう!
偉大なショー 第12話のあらすじ
ショッピングセンター“ウズモール”の入居問題で、インジュ伝統市場は揺れに揺れます。
デハンは顧問として頭を下げ、「これからは市場のために働く」と誓うものの、ウズ流通と手を結んだと見られ、店主たちの怒りは爆発。卵まで飛ぶ修羅場に。
怒りの矛先がデハンに集中する光景がつらい。信じたい気持ちと裏切られた不安がごちゃ混ぜの群衆の空気が生々しい。
雰囲気を利用するように、市長チョン・ハンスは「ウズ流通が市場隣接地の10%を放棄すれば、すぐ建設可能」と既成事実化。背後にはカン・ギョンハンの影。ふたりは密かに利害一致していたのです。
“怪物にはなるな”という言葉が胸に刺さる。数字と票のために人の暮らしを切り捨てる姿は、まさに怪物の論理。
さらにウズ流通のイ・サンムが“二度洗った金”と称して賄賂をケーキ箱で手渡し。受け取りを写真に撮らせる罠まで仕込まれていました。
デハンは即座に受領金をイ・サンム名義で施設へ全額寄付し、資金ラインを絶つも、ハンスは“金を受け取った写真”で揺さぶり。元秘書コ・ボンジュは解雇され、ベビーシッターに転身する羽目に。
嘘と罠で周囲から味方が剥がれていく過程が息苦しい。それでも正面から処理した寄付の一手に救いが灯る。
一方、カン・ジュハンはウズ流通の“共生案”ゼロ回答に失望し、ハンス—ウズ—建設会社の癒着を示唆。「刃が父に向く」として自分では切り込めず、デハンへ託します。
浮かび上がった名は“ホジク建設”。その前身“テフンエレベーター”は、チョン・スヒョンの妹が亡くなった百貨店事故の施工元でもありました。
過去の悲劇と今の利権が一本線でつながる瞬間に背筋が冷える。物語のピースがカチッと嵌る快感と怒りが同時に込み上がる。
デハンは党の重鎮に危険を承知で協力を求め、“ホジク建設の資金管理”を担う財務担当チョ理事の存在に辿り着く。彼は社長キム代表の“40年来の友”。娘の治療費のため、代表の身代わりで服役中でした。
スヒョンは自責の過去を打ち明け、「もう誰も失わせたくない」と訴えるも、チョ理事は沈黙。
そこでデハンはキム代表の非情さ(娘への危険)を突いて“友情”を決壊させ、最終的にチョ理事の妻から“ホジクの不正帳簿USB”を受け取ります。
正面からの説得だけでなく、腐敗の鎖の“最も脆い輪”を見抜いて切る。ここぞでの政治家としての胆力と手腕が光る。
USBには、ホジクの裏金と、テフンエレベーターによる施工不良の証拠。
デハンは前進党のペク代表に「裏金の全容を検察に送る」と宣言し、記者会見へ。
“チョン・ハンス市長—ウズモール—テフン(ホジク)”の癒着を暴露、14年前のエレベーター事故の不正捜査まで掘り起こしました。
検察は即日着手。ハンスは逮捕、連座する案件も次々と表に。
長いトンネルの出口に差す光。スヒョン父娘の時間が、やっと前へ動き出す感覚があった。
そして、嵐の後。
“ウズモール—インジュ市の共生協約式”が開かれ、乱暴な推進から“透明な見直しと地域配慮”へ舵が切られます。
夕焼けの市場で、デハン・スヒョン・ジョンチョルは束の間の勝利を噛みしめました。
ノスタルジックな黄昏の色が、ここまでの痛みを少しだけやわらげる。戦いの終わりではなく、やっと立て直しの始まり。
偉大なショー 第12話の感想まとめ
利権の“線”を地道に辿り、最弱点を突いて崩すプロセスが痛快。正論だけでは動かない現実に対し、証拠と段取りで突破する“政治の仕事”が丁寧に描かれていた。
スヒョン親子の悲しみが、デハンの“守る理由”と交差してドラマの芯が太くなる。
終盤、協約式にこぎつけた達成感と同時に、まだ火種は残っている気配。カン・ギョンハンの一手、ウィ・デハンの“選挙”の行方も静かに波打つ。
“怪物にはなるな”—この言葉が次の選択の指針。勝つために人を踏まない政治を、どこまで貫けるかが見どころ。
コメント