韓国ドラマ『優雅な帝国』第36話あらすじ・ネタバレ感想|希望を失った復讐者と、それでも手を差し伸べる男の想い

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韓国ドラマ『優雅な帝国』第36話では、ソ・ヒジェ(=シン・ジュギョン)とチョン・ウヒョクの対話が中心となり、悲しみと絶望を抱えた復讐者の内面が明らかになります。
子を育てる幸せも、親友との穏やかな日々も、すべて“シン・ジュギョン”としての死とともに失われたと語るヒジェ。そんな彼女に対し、ウヒョクは諦めずに幸せを取り戻させたいと願います。
果たして、復讐以外の生き方はもう彼女には残されていないのでしょうか。

「失われた日常、死んだも同然の心」

ヒジェ(ハン・ジワン)は、ウヒョク(カン・ユル)に「私はもう死んだ身。かつてシン・ジュギョンとして望んだ子育てや、友人イェギョンとの歓び、平凡な幸せはすべて消えてしまった」と言い切ります。
「生きていると言っても生きているようなものじゃない。何を恐れることがある?」と自嘲する彼女の言葉は、深い虚無と哀しみを帯びています。
平凡な幸せを奪われた者が抱く絶望は、復讐心をさらに燃え上がらせます。

「再び生きるための手を差し伸べるウヒョク」

ウヒョクはそんなヒジェに対して、「あなたが不幸になるのをただ見過ごすことはできない」と訴えます。彼は「あなたが埋葬した幸せを、もう一度取り戻させてあげたい」と告白し、彼女に生きる希望を見出そうと努めます。
無条件の思いやりと愛、復讐の闇に沈む彼女にとっては一条の光のような存在です。

ヒジェは「生き残る、それが今の私にできること」と、かろうじて前を向きます。復讐の炎はまだ消えず、彼女が狙う標的は揺るがない。しかし、ウヒョクの存在が、小さくても確かな生命線として彼女を支え、いつか復讐を終えた後にもう一度何かを掴む可能性を示唆しています。
“生き残る”と宣言したヒジェ。その言葉には、復讐後に来るであろう新しい人生への期待も感じ取れます。

「闇の中で浮かび上がる微かな灯火、深まるヒューマンドラマ」

第36話は、復讐によって何もかも失ったように見えるヒジェと、彼女を救いたいと願うウヒョクの対峙が印象的な回でした。愛や幸せを捨てたように見えるヒジェですが、ウヒョクの存在は彼女の固い決意の中に、微かな変化をもたらすかもしれません。 依然として復讐はヒジェの行動原理であり、その道を踏み外すことはないように見えますが、ウヒョクの思いがどう作用するのか、次回以降も目が離せません。 復讐、愛、そして再生の可能性が、いよいよ極まった緊張感をもって織り重なっていくことでしょう。

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