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クルミットです♪
第73話では、ジェクリーン(ソン・ソンユン)が離婚と流産を一度に経験し、ナ・スンピル(イ・サンボ)が彼女を気遣いながらも米国行きを勧める場面が描かれます。
自分の心を傷つけた人物への復讐を目指すジェクリーンが、ここでアメリカへ逃げるなんてありえるのでしょうか。
さらに、母との切ない再会シーンを通じてジェクリーンが心に抱える痛みが明確になり、これを見守るソ・ヒジェ(ハン・ジワン)の心にも微妙な変化が生まれるように感じました。
「離婚と流産、二重の喪失に耐えるジェクリーン」
ジェクリーンは、あの冷酷なチャン・ギユン(イ・シガン)と決別し、離婚を遂行しましたが、その過程で子どもを失うという耐え難い悲しみも負いました。
離婚だけでも大変な精神的消耗なのに、さらに流産の痛みまで背負うなんて、どれほど辛いだろうと胸が苦しくなります。
表面上はクールを装うジェクリーンですが、内側には計り知れない悲痛が渦巻いているように感じます。
「スンピルが勧める米国行き、復讐を捨てるか?」
ナ・スンピルはジェクリーンを心配して、アメリカへ戻って再出発するよう勧めます。
この提案は彼女を危険から遠ざけ、今より安全な場所でやり直せるチャンスだと私には思えます。
しかし、ジェクリーンの心は復讐への炎で燃え上がっているようです。
「もっとひどい目に遭う前に逃げて」というスンピルの思いやりにも、ジェクリーンは「あなたの心配なんて必要ない」と突き放す態度を見せます。
本当は優しさを感じていそうなのに、復讐心が彼女を固くさせているのだと感じます。
「母との再会、切ない思い出と喪失の重み」
ジェクリーンは母を療養所から退院させ、久しぶりに食事の場を持ちます。
母は「結婚はした?アカはできた?」などと無邪気に問いかけますが、その素朴な言葉がジェクリーンの胸を突き刺すようです。
自分が失った子どもを思うと、どれほど苦しいか…。私も涙が出そうなほど胸が締め付けられます。
母が「別の娘を待っている」と言い、ジェクリーンを認識できない様子が一層切ない空気を醸し出します。
「ヒジェが感じる微妙な変化、悲しみへの共感?」
この二人の母娘のやり取りをこっそり見ていたヒジェは、その光景に微妙な感情を抱いているように思えました。
敵対する関係ながら、ジェクリーンが抱える母としての痛みや孤独を見れば、ヒジェの心にも何かが動く気がします。
復讐や策略で彩られた世界の中にも、こうした人間的な情がまだ残っているのだと、わずかな希望を感じてしまいます。
今回の感想
第73話は、ジェクリーンが二重の喪失(離婚と流産)を経験し、スンピルが米国行きを勧める中、彼女が復讐を捨てる気配はありません。
ここで逃げて安全な道を選ぶか、それとも危険を冒してでも復讐に賭けるか、葛藤しているように感じます。
母との再会シーンは特に胸が締め付けられました。失われた命、届かない思い、知らない間にすれ違う家族。
このドラマは本当に、人間の感情の深い部分を抉り出すのが上手ですね。
今後、ジェクリーンがこの悲しみを原動力に復讐を燃え上がらせるのか、あるいは新たな選択肢を見出すのか、さらなる展開を見守りたいです。
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