韓国ドラマ『優雅な帝国』第78話あらすじ・ネタバレ感想|命を賭けた復讐者たち、揺れる偽装と潜む危機

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第78話では、ソ・ヒジェ(=シン・ジュギョン、ハン・ジワン)とジェクリーン(ソン・ソンユン)の心情がさらなる深みへと突き落とされます。
ジェクリーンが命を賭して復讐を誓う姿を見ると、私には、ここにはもう後戻りの道がないのだなと痛感させられます。
一方、ヒジェは変わり果てたジェクリーンを見つめながら、自分もまた復讐に心を奪われた身であることに気付きます。そして、ギユン家ではヒジェの正体を疑う声が上がり、益々危険な状況に追い込まれていくように感じました。

「命を投げ出す覚悟のジェクリーン、復讐に生きる決意」

ジェクリーンは失った子と自分が同時に死んだも同然だと言い、「命を懸けなければ復讐はできない」と言い切ります。
死も恐れぬ決意が、私には非常に痛ましく映ります。かつては愛に惑わされていた彼女が、今や“生きること”すら道具として使う覚悟を見せるのです。
「もし自分に何かあれば、療養中の母に“待つな”と伝えてほしい」と、ヒジェに哀しい頼みをする場面で、私の胸は締めつけられました。そこにあるのは孤独と悲壮感です。

「似た者同士、ヒジェ自身を見つめ直す瞬間」

ジェクリーンを見て、ヒジェは自分もまた復讐に取り憑かれ、冷たくなっていることを自覚するかのようです。
他人を破滅させることでしか目的を果たせない世界で、ヒジェもジェクリーン同様、生き残るために心を鬼にしていると感じます。
二人が敵か味方かはわからなくても、共通するのはこの歪んだ環境が人間らしさを奪っていく惨さではないでしょうか。

「正体を疑う声、ヒジェへの警戒強まるギユン家」

ヒジェはチャン・チャンソン会長(ナム・ギョンウプ)と接触し、ギユン(イ・シガン)に自分が疑われていると伝えます。会長は「絶対に正体を明かすな」と警告、ヒジェも「父を脱出させたい」と願うが、ヘリム(キム・ソラ)が入室して疑念を抱きます。
一瞬の油断も許されない状況に、私も息を詰める思いです。疑念に満ちた視線がヒジェの喉元に刃を突きつけているように感じます。
本当は復讐者なのに温顔を取り繕うヒジェが、いつ真実を暴かれるか、私にはそのスリルが堪りません。

今回の感想

第78話は、ジェクリーンの命を懸けた復讐宣言と、ヒジェの心情変化が特に胸に残りました。
命や心を犠牲にしなければ目的を遂げられないなんて、どれほど残酷な世界なのかと苦しくなります。
ヒジェがギユンの疑念をどう回避し、チャンソン会長を救い出すか、ジェクリーンがどんな形で復讐を果たすか、迷路のような人間関係がさらに複雑化していると感じます。
全員が絶望的な状況に追い込まれ、誰もが苦渋の選択をし続けるこのドラマは、先が見えないほど緊張に満ちています。次回も一瞬たりとも目を離せないと思います。

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