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クルミットです♪
前回は、天ガ徳場が焼かれる大惨事の後に、ソンパマバンが奇跡的に巻き返しを図った様子が描かれましたね。今度はいよいよ“日本の進出”という大きな時代の波や、シン・ソクジュの財産整理など、新たな局面が見えてきます。ボンサムとユスはどうなってしまうのでしょうか。
それでは32話を一緒に見ていきましょう!
客主-商売の神- 32話のあらすじ
まず、ボンサムの妻であるチョ・ソサは、かねてから国事堂のママであるメウォルが「誤ってバン・グミを殺してしまった」ことを察しています。真実をボンサムに伝えようと心が揺れますが、その矢先に「前羅道で天ガ徳場の偽干しタラが出回っている」という知らせが入り、ボンサムは急いで前羅道へ向かうことに。
ソサは「この幸せが壊れそうで怖い」と不安を抱きながら、ボンサムを見送るしかありませんでした。
このタイミングのすれ違いが、夫婦に試練をもたらしそうで胸が痛みます…!
いっぽう前羅道に向かったボンサムは、ナジュ客主が在庫の古い干しタラを黄色く染め、天ガ徳場製の“高級黄太”になりすまして販売していたことを突き止めます。背後にはギル・ソゲと元山客主の画策が。ボンサムは「食べ物をだます行為は絶対にやってはいけない」と厳しく叱責し、一刻も早く回収し本物の干しタラと差し替えるよう指示しました。
「家族や大切な人が口にするかもしれない」と考えたら、こんな偽装許せませんよね。ボンサムのまっすぐな怒りが素敵です♪
しかし、日本国との通商が広がるなかで、新たな危機が訪れます。今度は原山浦だけでなく、近いうちに「済物浦(チェムルポ)まで開港される」との噂があり、日本の資金と商品が大量に流入することが予想されました。ボンサムは「このままだと朝鮮の商人がごっそり飲み込まれてしまう」と危機感を募らせ、いっそう強い決意で商売の道を守ろうとします。
日本が大量のお金を持ち込むなら、相当の価格競争や文化流入が起きますよね…当時の商人たちにとってはまさに一大事です!
また、元六矣廛(ユギジョン)大行首のシン・ソクジュは、かつての欲望に反省し始め「自分の持っている財産を整理して、ボンサムに渡してほしい」と侍女のウォリに託します。だがそれを狙うキム・ボヒョンやギル・ソゲらは「それをユスの名義としてボンサムに渡されては困る」と焦り、ウォリを捕らえようと画策。
さらにユスに執着していたシン・ソクジュは、今や力を失いつつあり、民ケムホらに追い込まれて孤立気味。そんな中「金も権力も引退せよ」と言われ、ショックを受けているようでした。
シン・ソクジュの“まさかの財産譲渡”に驚きつつも、果たして素直に渡せるのか…?周囲の思惑が絡んで一筋縄ではいかなそうです。
ソサはソサで、留守中に再び国事堂ママのメウォルが現れることを警戒していました。実際、メウォルは「ソサがいなければボンサムが自分を選ぶはず」と狂った思い込みを持ち、なんと“再度の殺害”を企てそうな雰囲気…。そこへボンサムが「ユスを連れ去ったのはお前なのか?」と詰め寄り、激しく対立するシーンで締めくくられた前回に続き、今度こそメウォルとソサの衝突は避けられない状況です。
こわい…メウォルの愛情がどんどん歪んで、今やソサへの嫉妬と殺意に変わっていますよね…!
そんな最中、ユスを優しく見守っていたソサでしたが、今回とうとう“毒蛇による殺害計画”が実行される悲劇が起きてしまいます。ソサが台所に入ったタイミングで、ギル・ソゲが手配した猛毒の蛇が放たれてしまったのです。
ソサは致命的な毒に冒され、医者からは「もう毒が回っていて助からない」と宣告されます。そこへ慌てて駆けつけたボンサムは、ソサを抱えて必死に泣き叫びますが、巫女のメウォルが現れ「私に任せれば苦しむことなく逝ける」と促し、最終的に“毒”を混ぜた薬でソサを死に至らしめる形に…。ソサは意識が遠のく中、「あなたとユスを残して行きたくない」と涙を流しながら息絶えてしまうのでした。
「悲しすぎる…!ボンサムと息子を置いて逝くソサの心情を思うと、言葉も出ません…。」
この衝撃的な展開によりボンサムは激しい悲しみに包まれ、「もう我慢ならない」とシン・ソクジュを疑うものの、シン・ソクジュは「自分が殺した」とあえて嘘ぶき、ボンサムの怒りを誘導。しかしそこにはユス用のベビーベッドや衣類が用意されており、結局ボンサムはシン・ソクジュを手にかけることができません。
失意のうちに帰宅したボンサムは、赤ん坊ユスを抱え「君の母さんを奪った奴らを、絶対に許せない」と涙をこらえながら決意。まさに30話のクライマックスでは、ボンサムが「殺し合いになってもいい」と叫び、仲間に止められるシーンが胸を締め付けました。
「ボンサムが思わず狂気に駆られそうになる場面、見ているこっちも苦しくなりますよね…。」
客主-商売の神- 32話の感想まとめ
悲しい結末を迎えたソサの姿に、視聴者としても大きなショックを受けました。国事堂ママ・メウォルとギル・ソゲの恐ろしい連携により、ボンサムの幸せはまたしても壊されてしまいましたね。
ソサが「自分を殺そうとしたのはメウォルだ」と気づいていたのに、言い出せなかった無念さや、最後までボンサムを想いながら逝く場面は切なすぎました。
「愛する妻を失ったボンサムの悲しみが痛いほど伝わってきます。それでも息子のために進まなければならないのが辛いですね…」
また、シン・ソクジュが「自分がソサを殺したのだ」と“嘘”を言うことで、ボンサムを自分に向けて怒らせようとする姿には、過去の憎しみや執着がにじんでいます。ただ、ベビーグッズを用意していたあたりに、シン・ソクジュの本当の心情の一端が垣間見え、複雑な気持ちにさせられますね。
ボンサムはこの大きな悲しみをどう乗り越えていくのか、ユスの将来をどう守るのか…。商人としても父としても、これまで以上に試練が待ち受けそうです。メウォルやギル・ソゲの暗躍はまだ終わっていないだけに、次回以降の展開にも注目です!
「ソンパマバンはまたしても苦しみの中…。しかしボンサムの芯の強さを考えれば、まだ終わりではないと思いたいですね。」
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