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クルミットです♪
今回のテーマは“生かす医術”と“奪う慣習”の真っ向勝負。未亡人にふりかかる理不尽、そしてそれを変えようともがくセプンの姿が胸に刺さります。ハンカチ必須の濃密40分でしたよ。
それでは2話を一緒に見ていきましょう!
朝鮮心医ユ・セプン 2話のあらすじ
血まみれで倒れたソ・ウンウを見つけたユ・セプンは、彼女が手首を切ったと悟ります。だが“鍼のトラウマ”で手が震え、処置ができません。慌ててケ・ジハンを呼びに走り、ふたりで応急手当てを行うものの、ウンウの義母は治療そっちのけで体面の心配ばかり。
この義母、もはや“毒親”ではなく“毒姑”ですね…!
ウンウは「夫を食い殺した不吉な嫁」と決めつけられ、屋敷の倉に閉じ込められる毎日。義家は“烈女(※貞節を守った女性に送られる石碑)”を建てて名誉を得るため、ウンウの死を望んでいると判明します。
死んで石碑を立てるほど価値があるなんて…悲しすぎる風習!
一方、ケス医院には認知症の老女“ハルマン”が転がり込みます。オランケ(清兵)が来ると叫びながら村を徘徊する彼女を、セプンは背負って連れ帰り治療。ハルマンはセプンを戦地で死んだ“プン”と呼び、「生きててごめんね」と涙。セプンは胸の奥がズキリと疼きます。
村の女性たちはイケメン医師目当てに行列を作り、セプンは笑顔で診察。しかし倉からまたウンウが運び込まれ、今度は“毒草パクサエ”による中毒症状。義母が薬と偽り毒を盛ったのです。
徹底的ないじめ…見ていて胃がキリキリ!
ジハンは「下手に動くと患者がさらに追い詰められる」と忠告。セプンはぐっと堪え、まずは聞き役に徹します。ウンウの両親が娘を連れ戻そうと来訪するも、家長制度の壁に阻まれ失敗。ウンウは「もう逃げる場所はない」と絶望し、再び崖へ。
セプンは命綱を握るように彼女の腕を掴み、静かに語りかけます。
「あなたが悪いわけではない。生きて耐える道を一緒に探しましょう」
ここ、呼吸を忘れるくらい緊迫!
その夜、セプンはハルマンを連れ、義母の計略を暴露。名誉欲のために嫁を殺そうとした証拠――毒草の残りと傷だらけの鞭――を突きつけ、「嫁はもう死んだと思いなさい」と通告します。観音開きの如く強気な啖呵に義母は震え上がり、ついにウンウを解放。
ハルマンにも別れの試練が。遠くで成功した息子に会わせるが、息子は母を拒絶。ハルマンは泣き崩れるも、ウンウが「生きて会えたから言える本当の気持ちがあるはず」と後押し。息子は母の胸で号泣し、家族のわだかまりはようやく溶けました。
“生きてこそ伝えられる言葉”――深い…!
全てを乗り越えた後、セプンは「ユ・セプン」という名前で再出発する決意を告げます。ウンウはほほえみ、束の間の穏やかな時間を過ごしますが──最後にウンウが初恋相手の役人チョ・シヌと再会し、第3話への火種が点火。
まさかの三角関係フラグ!? 次回も荒れそう…!
朝鮮心医ユ・セプン 2話の感想まとめ
第2話は“生きろ”という言葉が何度も響く、生命力あふれるエピソードでした。セプンの優しさとジハンのぶっきらぼうな助言が絶妙に噛み合い、ウンウの心を少しずつ溶かしていく過程が丁寧。自殺を止めるシーンは指先の震えまで見える演出で、画面に引き込まれました。
また、ハルマン母子の再会が物語に厚みを加えていて“認知症=忘れるだけの病”ではないことを示してくれたのも好印象。儒教社会の家制度や烈女門(※徳の高い未亡人に贈られる門)など、日本では馴染みの薄い歴史背景が自然に理解できる脚本に感心しました。
次回はウンウをめぐりセプンとシヌがどう交錯するのか、そしてセプンが“鍼の恐怖”を克服できるのかが焦点になりそう。ジハンの“心療”メソッドが再び炸裂するのかも楽しみです。第3話で一歩成長したセプンに会えると信じて、来週もワクワクしながら待ちたいと思います!
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