こんにちは、クルミットです♪ 第30話は、ジヨンの降板危機と、ピルスンの出生をめぐる秘密が重なる回です。ソニョンとスヨンのやり取りは、長く友達だったからこそ怒りが深くなる感じがして、見ていて苦しかったです。
第30話のあらすじ
女優として活動するキム・ジヨンが、出演中のドラマを降板させられる危機に陥ります。ジヨンは、記憶を失ったパク・ドラが名乗っている名前。監督のコ・ピルスンと制作陣は、この事態を受けて深刻な話し合いを進めていました。
一方、ピルスンを育てた母キム・ソニョンは、親友でドラマ制作会社の代表でもあるチャン・スヨンの秘密を知り、家族に口止めします。スヨンは、ピルスンを産んだ母親だったのです。ソニョンは、ピルスンだけにはこの事実を知らせないでほしいと、家族に念を押すのでした。
ソニョンが振り返るのは、赤ん坊のピルスンを引き取って育てると決めたあと、偶然再会したと思っていた高校時代の同級生スヨンとの関係。ところが、スヨンはソニョンの家の前にピルスンを置き、その後も息子の成長を見るため、意図的にソニョンへ近づいていました。友達との再会だと思っていた出来事には、別の目的が隠されていたのです。
ソニョンはすぐにスヨンを訪ね、頬をたたきます。「34年もだましておいて……友達?」。息子の実母が誰だったかという驚きだけでなく、自分をだましたまま友達として付き合ってきたスヨンへの怒りが噴き出します。長年の関係があるからこそ、簡単に受け入れられる話ではありません。
その後、スヨンはソニョンの家までやって来ます。そして、ひざをついて許しを求めるのでした。しかし、謝罪を受けてもソニョンの怒りは収まりません。むしろ感情はさらに激しくなり、食卓にあった食べ物をスヨンに投げつけます。謝るスヨンと、それを受け入れられないソニョン。家を訪ねて頭を下げても、二人の距離は縮まりません。
ソニョンは、スヨンの制作会社で働くピルスンを会社から出すよう求めます。友人としての付き合いだけでなく、仕事を通じて息子とつながっていることも受け入れられない様子。スヨンとピルスンの間に残る接点を、断ち切ろうとします。
これに対しスヨンは、ソニョンの言うとおり会社の仕事を整理し、ピルスンには会わないと決めたことを伝えます。ただ、ドラマはすでに制作が始まっています。今ここで中断すれば、その責任をすべてピルスンが負うことになると説明し、作品が終わるまで待ってほしいと頼むのでした。自分を憎んでいても、今の作品が終わるまでは待ってほしいというお願いです。
けれども、ソニョンはその説明も素直に受け取れません。「私がまたあなたにだまされると思う?」と反発し、余計なことをせず、出すように言ったのだから早く出してほしいと迫ります。スヨンが仕事上の事情を説明しても、ソニョンにはまた何かをごまかされるように感じられるのか、その言葉を信じようとはしません。
スヨンは改めて、ピルスンには会わないと約束します。仕事で関わる際も、あくまで制作会社の代表として接し、死ぬまで母親であることを表に出さないと訴えました。それでもソニョンの警戒は解けず、ピルスンには絶対に近づかないよう、厳しく言い渡します。
さらにソニョンは、この作品が終わったら必ずピルスンを会社から出すよう念を押します。そして、話が済んだなら早く帰ってほしい、顔も見たくないと突き放しました。仕事が終わるまでの関わり方について約束しても、それでスヨンを許したわけではないんだよね。
それでもスヨンは、ソニョンへの思いを話し続けます。信じてもらえないかもしれないけれど、友達として本当に好きだったこと、友達でいてくれて心からうれしく、感謝していたこと。許してもらえるなら以前のように過ごしたいと願い、自分が友達だと思える相手はソニョンしかいないと伝えるのでした。
ソニョンは、その言葉も信じません。大事な友達だというのなら、なぜ自分の家の前にピルスンを置き、長い間こっそり息子を見ながら生きてきたのかと問い詰めます。スヨンが友情を訴えても、ソニョンにとっては、その友情を利用して息子の成長を見ていたことこそが許せないのです。謝罪を重ねるスヨンとの話は、かみ合わないまま続きます。
そこへ、ピルスンが家に入ってきます。二人の会話を聞いてしまったピルスンは、「今の話はどういうことですか? スヨンおばさんが僕を捨てたんですか?」と尋ねます。ソニョンが家族にまで口止めしていた秘密が、本人に届いてしまった瞬間。スヨンが実母だと知り、衝撃を受けたピルスンの姿で第30話は終わります。
クルミットの感想
今回いちばんつらかったのは、ソニョンにとって、息子の出生の秘密と親友への不信感が一度に押し寄せたところです。34年という長さを考えると、スヨンの謝罪をすぐに受け入れられないのも分かる。あの再会も、その後の付き合いも、全部違う意味に見えてしまうんだよね。
ただ、食べ物を投げつける場面は見ていてしんどかったです。怒りの理由にはうなずけても、その行動まで肯定する気持ちにはなれませんでした。一方のスヨンも、友達はソニョンだけだと訴えるなら、なぜその相手に長く秘密を抱えたまま近づいたのか。謝る言葉と、してきたことの隔たりが大きすぎます。
ピルスンの仕事が二人の話し合いに絡んでくるのも苦しいところ。制作を途中で止めれば本人に責任が及ぶという説明にはうなずけるけれど、会社を出る時期まで、本人のいない場所で話が進むのが引っかかりました。
そして最後、秘密を守ろうとしていたソニョンの言葉を、ピルスン自身が聞いてしまう。ジヨンの降板危機に向き合っていた彼にまで、こんな衝撃が重なるなんて。スヨンを責める気持ちより先に、あの場で話を聞いたピルスンのしんどさを思ってしまいました。
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