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クルミットです♪
今回ご紹介しますのは、リアルな歴史を背景に描かれるフィクションドラマです。
ダブル主演のお二人が、生粋の役者オーラを放っていて、冒頭から引き込まれております♪
残酷なシーンもあるのですが、なぜか品の良さみたいな空気感が作品全体を覆っています。
それでは1話からご紹介していきますので、お楽しみください♪
【緑豆の花】(ネタバレあり)
緑豆の花 1話
1893年陰暦11月の全羅道古阜。
名前ではなく“コシギ”と呼ばれる暴漢が、今日も町民たちに道を開けさせ脅かしている。
コシギが進む先にはチョン・ボンジュンという大男がいた。
コシギ改め本名イガンは、この男を東学党のリーダーではないかと睨んでいる。
後日チョン・ボンジュンは水税に意見した罪で尻叩き100回の刑を受けた。
それを批判した町民は、イガンによって容赦なく痛めつけられるのだった。
この日、イガンの腹違いの弟イヒョンが留学先の日本から帰国していた。イヒョンを囲む家族の食卓は賑やかだ。
一方イガンは“離れ”で母親と二人、静かに質素な食事をしている。
母には優しく、外で人を殴ったりしていないフリをするイガン。外での暴君ぶりは彼にとって、父の期待に応える術、仕事なのだろう。
そんな兄を慕ってこの離れを訪ねるイヒョンは、兄が自分を“若様”と呼ぶ事を嫌い、”コシギとしてではなく、ペク・イガンとして自分の望む人生”を生きてほしいと願っている。
「郡守チョ・ビョンガプの悪行は極限に達し、民の窮状は言葉に尽くせぬ。古阜城を撃破しビョンガプを晒し首にする。」という通文が東学教徒の署名入りで回り始めた。
通文とは、複数人で回し読みする文書です
郡守に仕えるペク吏官はイガンとイヒョンの父親であり、民に行き渡るはずの米の大半を不正に独占していた。
ここに目をつけた全州旅閣の客主(日易商人)ソン・ジャインは、行首チェ・ドッキと共に古阜の役所へと向かう。
緑豆の花 2話
ペク吏官に米の交渉を断られたジャインは、イガンから諦めて帰るのが賢明だと忠告される。行首チェ・ドッキは「ケンカに負けたら大人しく帰る」とイガンと対決。
チェはかなり腕のたつ男で、イヒョンが止めに入らなければイガンは危うく死ぬところだった。
チェ・ドッキの手当てをしてくれた薬屋がチョン・ボンジュンだと名乗り、古阜へ向かう前に父から通文を見せられていたジャインは、通文にその名があったのを覚えていた。
警戒しながらも、古阜の現状を聞いて衝撃を受けるのだった。
独裁政権を阻止すべく突然郡守交代が発令され、ペク吏官は裏で手を回して後任郡守を次々と辞退させる。6人目の後任においては、イガンに殺人を命じる。「母親を平民にしてやる」と。
この会話を聞いてしまったイヒョンは父親に対して心底絶望する。
そして、自分が生まれなければ兄の環境は良いものだった筈だと、生まれた事をイガンに謝るのだった。
弟の涙を拭いながら「手を汚すのは兄の仕事」と微笑む兄。
二人は開化の国の挨拶“握手”を交わす。
イガンは手下の親戚からの情報で、6人目の後任郡守の居場所を突き止め、殺さずに済み、結局ビョンガプが再任となる。
が、これは東学党の罠だった。
1894年(甲午年)陰暦1月10日。
再任され、城内で酒宴を楽しむビョンガプの首を狙い、東学党の民衆がたいまつを持って決起した。
イヒョンが師として慕ってきた両班ファン・ソクジュも参戦していた。
緑豆の花 3話
城内で反乱が起き、なによりも父を守ろうとするイガン。
刺された父を背負って助けを求めた先は、全州旅閣だった。
ペク吏官が所有する米と引き換えに、かくまう事を承諾したジャイン。
ボンジュンらは堰き止められていた水を流し、皆で米を分け合い、白山の武器庫を襲撃した。
他地域の党員達にも蜂起するよう伝えて全州域に反乱を起こすつもりだった。
友人のファン・ソクジュは、古阜の郡守の打ち首で終わらせるべきだと反対する。
ボンジュンの命を狙ったイガンは失敗して、民衆の面前で吊るし首にされてしまった。
1話から3話までの感想
韓国って、なぜこうも家族愛が濃いんでしょう〜!!
貧しい衞前の息子として生まれたペク・マンドゥクは、ねじ曲がった信念で経済的な豊かさに執着する男だけれど、少なくとも子供の心に親の愛情を植え付ける事はできました。
だから、悪行だらけの父にどんなに絶望していても、イガンとイヒョンは父が死にそうなとき、父がかけてくれた愛情表現を思い浮かべながら必死で助けるんです。
身分が違っても敬い合う兄弟も素敵〜。その上二人とも魅力的〜♪
イヒョン役のシュッとした高貴な美青年は、な、な、なんと!あの!製パン王キム・タックではありませんか!!
あのヤンチャなキム・タックが、こんなに美しく高貴な若様になられて!!
思いがけなく、親戚の叔母気分で目を細めてしまいます。
さいごにプチ解説を。
コシギとは、全羅道方面の方言で、はっきり言いにくいものを指す場合に使う言葉だそうです。
例えば“あの人”とか“あれね〜”などの使い方。“それは〜”、“その〜”とか“ええっと…”、“あの〜”
などのニュアンスです。
はい、おわかりの通り、イガンが愛人の子だからという恥をふくんだ呼び名ですね。
自分の配信動画の翻訳は“あれ”と呼ばれてる事にしていますが、個人的にしっくりこないので、あらすじには韓国語のまま“コシギ”と書きました。
コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちわ。
先日から「緑豆の花」検索して来ました。
怖いかも?というのも初回から暴力シーンが多かったのでね。
ファランで明るい青春イメージから時代劇へ。
一気に空気が変わり落ち込みました。
でも詳しい歴史と時代背景を知らなかったので勉強になります。