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クルミットです♪
ボンジュンが…緑豆将軍が、捕らえられてしまいました。
国王や大院君が挙兵を促した結果ですが、この事実を日本に知られては、朝鮮を領土にしたい日本の思うつぼです。
残された民衆には希望を残したい。自分が責任をかぶれば、志は人々の記憶に残る。
そう考えて、彼は死ぬ覚悟をしています。
今回は46話からご紹介していきますので、お楽しみください♪
【緑豆の花】(ネタバレあり)
緑豆の花 46話
イガン達はキム元接長に、百歩譲って自決を促す。
結局はポドゥリの銃弾によって罰がくだされた。
三人は、まだ義兵達が戦っているテドゥン山に向かう。
1895年、ジャインの父ボンギルがこの世を去った。
日本の愚行はまだ続いている。
イヒョンは全州旅閣を訪ね、テドゥン山で見つけたイガンの革手袋をジャインに渡す。
古阜役場の光景は酷いものだった。手枷足枷をはめられた捕虜達が労働させられている。
イヒョンは、官職に就いて志を成し遂げたいと武田に希望し、古阜郡守に就任することに。
就任前に武田と酒を呑みながら、今後の流れを聞いたイヒョンは愕然とする。
朝鮮を挟む遼東半島と台湾が日本の領土になり、今は保護国の朝鮮もいずれ領土にする目論見だというのだ。
そこまでする必要が?と顔にかいてあるイヒョンに、武田が悟す。「まだ日本と朝鮮の間をさまよっているようだが、君は日本だ。」と。
ボンジュン、ギョンソンら首脳部の裁判直前。
イヒョンは再度ボンジュンに、国王か大院君の名を出すよう促すが、ボンジュンの意志は揺るぐはずがない。
さいごにイヒョンは、日本に騙されていた自分はどうすればよいですかと、ボンジュンに救いを求める。
ボンジュンは無言のままだった。
ボンジュン達の死刑が宣告された。
ジャインは彼の教え通り、「悲しまず、記憶していたい」と、ボンジュンの写真を撮影した。
一方ペク家は、イヒョンの郡守就任を祝う者達で賑やかだ。
マンドゥクはイヒョンの縁談相手を探しつつ、ミョンシムを古阜から追い出そうとする。
マンドゥクに「獣以下の愚か者!」と言い放つ気丈なミョンシムのもとへ、突然イガンが現れ、頼れる先がここしかないと怪我をしたポドゥリを連れてきた。
ボンジュンの言っていたような文明国の野蛮さを思い知らされて、希望が失望に変わってしまったイヒョンは、浮かない顔で郡守に就任するのだった。
緑豆の花 47話
就任式で涙を流す父をしらけた表情で見つめるイヒョン。
母親に挨拶をすると、「もう人を殺してはダメよ。いい郡守になってね。」と。こんな言葉をかけられる自分を苦々しく思う。
ジャインはボンジュンの裁判の後、義州のユウォルを訪ね、義兵の資金源として新しく仕事を始めるから協力してほしいと話す。
イヒョンの祝宴で賑やかに過ごす人々の中、まるで一人ヤケ酒をしているかのようなイヒョン。
売国奴が郡守になった事に何の疑問も持たずに媚びている人々に「なぜ誰も批判しないのだ?この国にまともな者はおらぬのか?」とからみだし、終いには「天皇陛下万歳!」と絶叫した。
苦しむ我が子に、「まだ人間なのか?鬼でいろ。」と救いの無い言葉をかける父。
ポドゥリの体には銃弾の毒が回っていて、彼女の命はもう時間の問題だった。
ポドゥリは、イガンが弟に手をくださなくて済むように、自分が鬼をあの世に連れて行くと、弱った体を引きずりながらイヒョンを狙いに行く。だが銃は命中せず、逆にイヒョンに撃たれ、あの世に旅立っていった。
ボンジュン、ギョンソンらの刑は執行された。あの世でも国を見守っているという言葉を残して。
イガンとヘスンは捕まってしまった。
イヒョンは、母や姉からイガンの命だけは助けなさいと言われ、自分を殺そうとしている兄との事を考えこむ。
そんな息子を、父マンドゥクは黙って見守るしかなかった。
46-47話の感想
46話の邦題が“一枚の写真”とつけられていて、ジャインが写真家に頼んでボンジュンの写真を撮ったシーンで、歴史上の実際の写真画とリンクする演出になっていました。
この写真が気になって検索してみたら、やはり彼の写真として残っていました。
実際のボンジュンは小柄な人で、だから緑豆とよばれていたのでしょうか。
あらすじには名前だけで表していますが、彼は“緑豆将軍”とも呼ばれています。
イヒョンがあっさり郡守になってしまいましたね。それも、日本人武田の根回しで…なんだか複雑な感じですね。
イヒョンはボンジュン、ファン、父達からの言葉で、自分は日本に騙されていたと確信し始めます。
理想の文明国だと目標にしていたけど、文明という仮面の下には酷く野蛮な野心がある国。
自分は朝鮮を文明国にする志を持って武田についてきたが、単に手先として利用されただけの売国奴なのか…?
今になり本気で打ちのめされているイヒョンを思うと、彼は本気で日本の良い影響を受ける朝鮮の未来を夢見ていたんだ、やはり純真な青年だったんだ!と切なくなります。
色々日本のやり方に腑に落ちなくても目をつぶってきたのは、成長の過程にはつきものの痛みや苦しみだと耐えていたんでしょうか。
最初にボンジュンに仲間にならないか?と誘われた時、彼らのような野蛮な暴力(民乱)ではなく文明で良くしていきたいと、断ったイヒョンでした。
結局ボンジュンの方が先の先まで見えていた。
あの時仲間になっていれば、逞しく成長した若様イヒョンのままでいられただろうに…。
ミョンシムとの関係もすごく素敵だったのに、彼女の兄を…。
やりきれない思いです。
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