韓国ドラマ『優雅な帝国』第74話あらすじ・ネタバレ感想|愛する息子を失い、母は去り、揺れる血縁と欲望

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第74話では、ジョン・ジュニ(キム・ミラ)が最期の時を迎え、ジョン・ウヒョク(カン・ユル)との切ない別れが描かれました。
私としては、ジュニが全てを許し、子の手を握り、最後に安らぎを得たように思えて心が揺れました。
同時に、ヤン・ヒチャン(パン・ヒョンジュ)はその場面を密かに見て後悔や言い訳を重ね、チャン・ギユン(イ・シガン)はさらなる悪行を企み、血縁を盾に執拗な要求を迫ります。混迷は深まるばかりです。

「ジュニが最期に望んだ安らぎ、母子の涙の別れ」

ジュニはギリギリの状態でウヒョクを呼び、彼に「ごめんね、遅くて、苦しませて」と泣きながら謝罪し、ウヒョクも「母さんの苦しみに気づけなくてごめん」と涙する場面がありました。
私には、ここが一つの救いでした。復讐と憎悪に満ちた世界で、母と子が最後に本音を伝え合う瞬間は、悲しいけれどとても尊く感じました。
ジュニは「ヤン・ヒチャンを許した」と言い、「憎み続けるより許して去る方が楽」と心情を吐露。苦悩だらけの生涯を閉じるにあたり、負の感情を抱えず旅立つことを選んだのでしょう。
辛い中にも安らぎを得たジュニに、私も胸が締め付けられました。

「ヤン・ヒチャンの後悔と偽りの言い訳、揺れる良心」

病室外からジュニの言葉を聞いたヤン・ヒチャンは、「妻と娘を守るため仕方なかった」と自分に言い聞かせます。
どこまでも自己中心的な言い訳…私には、彼の後悔は極めて浅いもので、行いを正当化しているようにしか思えません。
家族を犠牲にした男が、今になって本音をさらしても、もう遅いと感じてしまいます。

「ギユンの非情な要求、血縁を利用する陰険さ」

ジュニが死んだと聞いたギユンは、「本当はウヒョクを仕留めるはずだったのに母が死んだのか」と嘆き、ヤン・ヒチャンに「ウヒョクを今度こそ始末しろ」と迫ります。
私にはギユンが完全に倫理観を失った怪物に見えます。人の死を嘆くどころか、計画失敗に苛立つなんて言語道断です。
ヤン・ヒチャンが「もう息子には手を出せない」と弱音を吐くと、ギユンは「俺を実の息子のように思わず、血縁を選ぶのか」と責め立てます。
どこまでも血と権力にこだわるギユンの姿に恐怖を禁じ得ません。

「揺れる帝国、誰も救われない悲劇」

母を失ったウヒョク、最後に許しを与えたジュニ、罪を正当化するヤン・ヒチャン、そして血縁を振りかざし恐怖政治を続けるギユン。
私には、これがもう一つの地獄絵図に見えます。愛も救済も、そこには残されていないように思えます。
ヒジェもこの状況をどう打破するのか、混迷は更に続く気がします。

今回の感想

第74話は、ジュニの死による母子の別れ、ヤン・ヒチャンの薄っぺらい後悔、ギユンのさらなる悪行計画が絡み、悲しみと絶望感が増した回でした。
私は、ジュニが最後に許しを選んだことだけが、この地獄のような世界で僅かな救いだったと思います。
しかし、ギユンは相変わらず非情で、血縁と権力を巧みに使い分け、自分の思い通りに人を操ろうとします。
こんな状態で、誰が正義を示し、誰が真実を明るみに出せるのか、私はただ次回を待つしかありません。

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