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クルミットです♪
第84話では、ヤン・ヒチャン(パン・ヒョンジュ)がついに罪を認め、自首する決意を固める場面が印象的でした。
私は、これまで酷い仕打ちを行ったヤン・ヒチャンが、最後にウヒョク(カン・ユル)を守ろうとする態度に何とも言えない感慨を抱きました。遅すぎる決断ではありますが、ほんの少しの父性が見える気がします。
しかし、その矢先にスキャンダルが明るみに出て、ヤン・ヒチャンの自首前に全てが暴露されてしまい、私には救いのない悲劇が再び強調されました。
「ヤン・ヒチャン、自首とギユン排除を決意」
ヤン・ヒチャンはウヒョクを家に招き、「お前がいるから、私は罪を認めて刑務所に行く決心がついた」と告白します。
これまでウヒョクを傷つけた張本人が、今さらながら父として何かを残したいという気持ちなのでしょうか。私は、もう手遅れだと感じながらも、この一瞬だけでも良心が芽生えたのかと思うと複雑な気分です。
さらに「ギユンを消す」とまで言及し、「これが最後の父親としての務め」と涙しながら語る姿は、私には滑稽でもあり、悲しくもあります。
「息子と共に流す涙、罪の重みに沈む父」
ウヒョクもヤン・ヒチャンの涙に共鳴し、二人で涙を流します。
しかし、これまでの悪行を考えると、私は簡単には同情できません。それでも、苦しみと悔い改めの涙があるなら、ほんの少しだけでも人間味が残っていたと感じます。
「タイミング悪く明るみに出る隠し子スキャンダル」
しかし、そんな彼の決意も虚しく、直後にウヒョクがヤン・ヒチャンの隠し子である事実が報道され、バレてしまいます。
自首する前に全てが露呈したことで、もう潔く刑務所へ行くという計画さえ意味を失い、私は彼の末路がさらに悲惨なものになると確信しました。
ヤン・ヒチャンは何もかも失い、醜態を晒すこととなり、愛や名誉は粉々に砕け散ったように思えます。
「復讐劇の加速と、救いなき帝国」
ギユンはヤン・ヒチャンに期待していたものが完全に崩れ、ウヒョクやヒジェたちはこれを機に新たな動きをするかもしれません。
私は、このスキャンダルで再び勢力図が塗り替えられ、誰も信じられない世界が加速しているように感じます。
今回の感想
第84話は、ヤン・ヒチャンが最後に良心を見せ、自首と息子を守る決意を語るという、少しの救いを感じる場面があったものの、その直後に彼のすべてが暴露され、台無しになる展開でした。
このドラマの世界では、本当に一瞬の安堵も許されないのだと痛感します。愛や血縁すらも政治と金、復讐の前には無力なのでしょうか。
私には、ヤン・ヒチャンが僅かな良心を取り戻した瞬間さえも踏みにじられるこの残酷な運命が、物語の悲劇性を際立たせているように思えます。
次回、誰がどう動くのか、もう心は休まることがありませんが、それでも見届けたいと思います。
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