韓国ドラマ『優雅な帝国』第95話あらすじ・ネタバレ感想|娘を人質に取る父、母の絶望と復讐心の揺らめき

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第95話では、チャン・ギユン(イ・シガン)が娘スア(ユン・チェナ)を武器に使って、ソ・ヒジェ(=シン・ジュギョン、ハン・ジワン)を追い詰める場面が描かれます。
子供に罪はないのに、この冷酷なやり方に胸が痛みます。スアが泣いて「ママのところへ行きたい」と言っても、ギユンは一切容赦がありません。

「スアを脅しに使うギユン、親子愛を踏みにじる非情な戦略」

ギユンはスアに「お前が言うことを聞かないとママが危険になる」と告げ、スアがヒジェのもとへ行くことを妨げます。
私は、この場面でギユンが子供まで利用する残酷さを改めて思い知らされました。愛ではなく恐怖で子供を支配するなんて、到底許せない行為だと感じます。

「ジェクリーンの想い、スアはママと 살아야한다」

ジェクリーン(ソン・ソンユン)は、こうしたギユンの行動を見て「スアは本来、母と暮らすべき」と考えます。
以前は敵対していたジェクリーンが、ここでスアとヒジェを気遣う言葉を発するのは、私には一筋の光に感じられます。大人たちの欲望が交錯する中、子供を大切に思う気持ちはまだ残っているようです。

「接近禁止の壁、ヒジェの苦悩が深まる」

ヒジェは接近禁止命令でスアに近づけません。ウヒョク(カン・ユル)に「スアが一番苦しんでいる」と慰められるが、「スアが再び心の病を患うのでは」と心配でたまりません。
ヒジェの苦しみが私にも痛いほど伝わります。母として我が子を守れない絶望、そこから湧き上がる怒りがヒジェを追い詰めるようです。

ヒジェは「もう長い復讐をしている余裕がない、ギユンを殺して終わりにしたい」と苦しい胸の内を吐露します。
あまりの辛さに、ヒジェが正しいやり方での復讐よりも、直接的な手段に走りたくなる気持ちも理解できてしまい、私の心も重くなります。

「ウヒョクの制止、正しい道を取り戻せるか」

ウヒョクは「ギユンを殺せば同じレベルに落ちる。ちゃんと法で裁かせてほしい」と説得します。
この言葉に、私も少し救われました。絶望的な中でも、ウヒョクが正義を信じ、ヒジェを止めようとしていることは大切な希望です。
果たして、この説得がヒジェを救い、ギユンを法の下で裁くことにつながるのか、私にはまだ分かりませんが、少なくともヒジェは再考するきっかけを得たのではないでしょうか。

今回の感想

第95話は、スアを人質に取ったようなギユンの残酷な戦略が、ヒジェを更なる絶望へと導く回でした。
子供を盾にし、母を苦しめる行為に怒りがこみ上げます。
同時に、ウヒョクがヒジェに正しい裁きへの道を示し、ジェクリーンが子供を思いやる言葉を発するなど、わずかながら人間らしい感情も残っています。
この世界は暗く惨いですが、まだ愛と正義の種が絶えていないと思いたいです。ヒジェがギユンを本当に殺さず、正しい方法で彼を裁く日は来るのか、私は期待と不安で見守ります。

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