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クルミットです♪
ついに『優雅な帝国』が最終回を迎えました。これまで復讐と策略、裏切りと惨劇の渦中で苦しんできた人々が、ようやく新たな一歩を踏み出す場面が描かれます。
悪行を重ねたチャン・ギユン(イ・シガン)の死と、彼を支えたホン・ヘリム(キム・ソラ)の悲惨な末路を目の当たりにして、私は皮肉な運命を感じずにはいられません。
しかし一方で、ソ・ヒジェ(=シン・ジュギョン、ハン・ジワン)やジョン・ウヒョク(カン・ユル)が幸福な未来を勝ち取る姿には、長かった闘いの結末として相応しい清涼感がありました。
どんなストーリになるかあらすじをどうぞ!
「チャン・ギユンの死、闇を生きた男の終焉」
度重なる悪行で多くの人を傷つけてきたギユンが、ついに死を迎えます。
こんな末路を迎えるとは、あまりにも皮肉ですが、彼が蒔いた種を自分で刈り取ったに過ぎません。誰も止められないほど残酷だったギユンが、その寿命を迎えたことに私は遅すぎる制裁を感じました。
ギユンが死んだあと、ヘリムは失明して病院で暮らす身となりました。権力や金、嘘で築いた幸福が、こうも脆く崩れ去るとは、私には悲哀を通り越して哀れに思えます。
「新たな始まり、ヒジェが会長に」
苦難を乗り越えたヒジェは、ついに「優雅な帝国」の会長の座に就きます。
ここまで血と涙で歩んできた彼女だからこそ、その椅子に座る資格があると思います。ヒジェは、もう昔のように苦しむだけではなく、正しい価値観で会社を導いてくれるでしょう。
ウヒョクは映画の主演俳優として成功し、家族たちも、痛みを抱えつつ前を向く決意を固めています。
「ヤン・ヒチャンとウヒョク、和解と再生」
ウヒョクが父ヤン・ヒチャン(パン・ヒョンジュ)の元を訪れ、過去を清算しつつ、愛と赦しで結ばれる場面が印象的でした。
罪は消えないが、それでも息子の成功を喜び、新しい人生を送ろうとする二人には、苦しみを経てようやく人間らしい温かさが戻ったように感じます。
ウヒョクが受賞の舞台で母を思い出し、家族の大切さを語るシーンには胸が熱くなりました。
「ジェクリーンの旅立ち、再び友として」
ジェクリーン(ソン・ソンユン)は米国へ戻り、新しい人生を歩む決心をします。
かつてヒジェと殺し合いそうなほど憎み合った二人が、今「友だち」と呼び合う関係になるなんて、人生とは分からないものです。
ジェクリーンは、ナ・スンピル(イ・サンボ)の犠牲と愛を胸に、これからは自分のために、そして母のために生きていくのでしょう。
「愛と家族、苦難を越えて」
ヒジェは「完璧な幸福はない。それでも誰かを愛し、家族と歩むことで、痛みの中でも前へ進める」と語ります。
この言葉が、長かった復讐と苦しみを総括するかのようで、私は深く心に響きました。痛みを乗り越えて生きる意味を、ヒジェは身をもって示してくれたと思います。
今回の感想
最終回は、悪が滅び、被害者たちがそれぞれの道を進んでいく結末でした。
長かった闘いの果てに、涙と悔しさを抱きながらも、人々は新たな一歩を踏み出します。愛や家族というテーマが、結局は全てを支える柱だったと再確認できました。
誰もが完全に幸せになるわけではないけれど、少なくとも正義と希望が失われず、前を向いて生きていく強さを教えてくれた物語だと感じます。
苦しみの中でも愛する人がいるなら歩き続けられる――このメッセージを胸に、私も前へ進みたいと思います。
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