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クルミットです♪
前回の試験で華々しく実力を示したホジュンと、その影に隠れがちなドジ。今回の第54話では、ホジュンと同じく内医院の試験を受けていたイムオゴンの奮闘や、ドジが自分の立場を取り戻そうともがく様子が描かれていました。
嫉妬や劣等感を抱えながらも、周囲との比較に振り回されてしまうドジの姿が切なく感じられます。とはいえ、そこには人間味や葛藤も垣間見え、物語に深みを与えていましたよ。
それでは54話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 54話のあらすじ
ホジュンの助けもあって一次試験を通過したイムオゴンでしたが、次は基本的な医学書の内容を暗記する試験で苦戦し、残念ながら脱落してしまいます。一方、ホジュンは暗記が必要な試験でもスラスラと答えを口にし、周囲を驚かせます。さらに本を見ながら回答してもいいという段階でも、あえて利用せず「もう暗記しているから大丈夫」と言わんばかりに余裕を見せるのでした。
ホジュンの徹底した努力や学習量を感じて、純粋に「すごい!」と感動しました。暗記力や理解度に加えて、揺るぎない自信があるからこそ取れる行動ですよね。
その結果、ホジュンは全ての科目で最上級の評価を得て、内医院の医官としてトップの成績で合格が決まります。試験終了後、ドジはホジュンに祝いの言葉をかけながら、「師匠であるユイテのことはあまり口外しないように」と忠告します。しかし、ホジュンは隠す気などさらさらなく、むしろ堂々と「ユイテこそが自分の師匠だ」と話すのです。
このシーンでは、ホジュンのまっすぐな姿勢に胸が熱くなりました。周囲の評価や損得よりも、自分の大切な師匠を真っ直ぐに尊敬している気持ちがひしひしと伝わってきます。
ドジがこの話題に触れてほしくない理由には、複雑な思いがあります。ホジュンを優秀な弟子として選んだ父ユイテへのわだかまり、自分よりはるかに抜きん出たホジュンへの嫉妬、そして今後の出世のために“ユイテの名を表に出してほしくない”という打算的な考えも入り混じっているからです。
さらに、同じユイテの弟子として比較されるのは当然のことで、実際に周りがホジュンを高く評価すればするほど、ドジの存在感は霞んでしまいます。そこでドジは、なかなか戻れなかった王宮の職場に復職しようと、妻の実家など“使えるもの”をフルに活用して働きかけを行います。
その結果、なんとか薬煎所(煎薬所)から抜け出すことに成功しますが、仕事への姿勢はどこか焦っているようにも見えるのです。
ドジが必死に足掻く姿に少し同情しながらも、「本当に大事なのは実力を養うことでは?」と感じずにはいられませんでした。焦れば焦るほど、彼が目指す理想から遠ざかってしまっているような気がします。
さらに気の毒なのは、ドジの妻との関係もぎこちなくなっているところ。ドジが愛想笑いをしながらも、すぐに魂が抜けたような表情に変わる場面は、二人の気持ちがすれ違っていることを象徴しているようでした。
ホジュン 54話の感想まとめ
ホジュンが圧巻の実力を示して合格し、内医院の医官となった一方で、ドジは焦りと嫉妬が募るばかり。外から見ると、ドジは十分に努力し立ち回っているように思えますが、ホジュンの才能やまっすぐさにはどうしても届かないというもどかしさが感じられます。
ドジの焦りや嫉妬も人間らしくて共感できる部分があると感じました。しかし、そこから一歩踏み出して素直に学び直すことができれば、また違った結果が待っているのではないかと思います。
とはいえ、ドジが今後どんな道を選ぶのかはまだ分かりません。家柄や周囲の力を上手に使いながらも、医師として本当の実力を身につけることができるのか。それとも自分の限界を悟ってしまうのか。ここからの展開がますます気になりますよね。
次回以降も、ホジュンの存在がドジにどんな影響を与えるのか注目です。私も引き続き見守りたいと思います!
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