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クルミットです♪
今回の「ホジュン」第59話では、身分制の厳しさや組織内の圧力がより色濃く描かれていました。罪人として捕えられた女性の“ある事実”を巡ってホジュンとエジンが再会を果たし、さらに多くの障害が立ちはだかる展開に。
それでは59話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 59話のあらすじ
罪人の女が妊娠しているかどうか確かめるため、ホジュンはポドチョン(捕盗庁)へ向かいます。そこには、身分が低い者として生まれてくる子どもを恐れ、むしろ死を選ぼうとする女性の姿がありました。厳しい身分社会のもとでは、母子ともに苦しむ未来が容易に想像できるからこその絶望です。
そんな光景を目にしたホジュンは胸を痛めますが、それと同時にエジンとも再会。オグンの取り計らいで二人きりの時間を持ち、ユイテの最期をエジンへ伝えました。エジンは自分が選んだ医女の道を途中で投げ出さず、あくまで“患者を救う”立場でありたいと話します。
体調を崩した師匠・ユイテを救えなかったことを悔やむホジュンの言葉には、やり切れない思いがにじんでいるように感じられた。
一方、エジンは実力を証明しているにもかかわらず、組織の慣習に背いたという理由で厳しく咎められました。本当なら脈を診れば妊娠を見抜けるほどの腕を持っているのに、それを報告しなかったことが問題視されたのです。医女たちは「上司への忠誠」と「組織のルール」を盾にエジンを牽制します。
同じ頃、ホジュンもまた、「王族や官職の者に最高の薬を優先せよ」という不合理な要求を突っぱねたことを理由に、上司たちから評価を下げられる事態に。周囲の顔色をうかがわず、ただ医師の信念を貫こうとする言動は、いわゆる“モナン石”――出る杭が打たれる存在になってしまいます。
角が立つ者には風当たりが強いのはわかっていても、そこを曲げないホジュンやエジンの姿勢は頼もしく映る。
ドジの妻は夫の過去の恋愛に神経を尖らせるばかりで、ドジ本人もまた“上司への機嫌取り”という処世術に熱心な様子。信念よりも出世や嫉妬を優先する生き方は、ホジュンやエジンとは対照的です。
とはいえ、角のある「モナン石」はどれだけ押し込められようとしても、いずれ“ナンジュンジチュ(袋の中の錐)”――尖った才能は必ず表に現れると言われます。どうやらホジュンとエジンは、ヘミンソ(惠民署)へと配置される可能性が高いようですが、そこでこそ真の実力を発揮するかもしれません。
ホジュン 59話の感想まとめ
組織のルールや身分制度に従わない者が、理不尽に不利な立場に追いやられる状況が浮き彫りとなった第59話。医師として何を優先するべきかを迷わず行動するホジュンや、医女としての誇りを持ち続けるエジンの姿には目を奪われるものがありました。
この不合理な環境でも、彼らが“本当の医術”を追求しようとする決意を曲げない点に、大きな希望を感じる。
ドジやその妻のように、自分を守るための振る舞いに走るのも当時の社会では自然な選択かもしれませんが、ホジュンとエジンはそれでも患者のために真摯に向き合おうとしています。彼らがどのように周囲を納得させ、あるいは衝突しながら成長していくのかが、今後の見どころになりそうです。
ヘミンソでの新たな挑戦が待ち受ける二人の活躍が楽しみですし、身分や慣習の壁をどうやって乗り越えるのか、次回も見逃せませんね。
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