【美女と純情男】第48話あらすじ&感想|ジンダンがドラを拉致して心中未遂…フィルスン養子決定と“復讐宣言”の行方

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クルミットです♪

47話までで、フィルスンとドラはやっと落ち着いて“日常”を取り戻しつつありましたよね。カルグクス店もオープンして、ふたりで手を取り合って前に進もうとしていました。
ところが48話では、その幸せな空気をぶち壊すほどの大事件が発生します。コン・ジンダンの暴走がついに最悪の形になり、ドラは命こそ助かったものの、下半身まひという過酷な現実に向き合うことに…。

それでも、フィルスンのそばにいたい気持ちと、彼のために離れたい気持ちの間で揺れるドラの姿が、見ていて本当に苦しかったです。

それでは48話を一緒に見ていきましょう!

美女と純情男 48話のあらすじ

夕方、カルグクス店を閉めたあと、コ・フィルスンとパク・ドラは、恋人らしく手をつないで近所をお散歩します。
フィルスンは「もう一周しようか」と名残惜しそうですが、ドラは「明日からフィルスンさんは会社に復帰でしょ。そろそろ帰って」と優しく背中を押します。
フィルスンは「じゃあカルグクスの生地は誰がこねるんだよ」と、本気で心配そう。

せっかく代表復帰なのに、一番の心配が“生地担当”なの、本当にフィルスンらしくて微笑ましかったです。

その頃、コン・ジンテク会長は妻スヨンと孫マリを連れて、フィルスンの実家を訪ねます。
会長は、フィルスンがすでに「法的に自分の養子として入籍された」と報告。
父ヒョンチョルは驚きつつも、息子を誇らしそうに見つめます。
マリは「これからはヒョンチョルさんのことを“お父さん”って呼ぶね」と笑顔で宣言し、ぎこちなかった“二つの家族”の距離が少し縮まった瞬間でした。

ここまで来るのに、本当に長かったな…と画面越しにしみじみしてしまいました。

会長はフィルスンにも電話をかけ、「辞表は受け取っていない。会社に戻ってこい」と告げます。
代表復帰に大喜びするドラは、その場でフィルスンにぎゅっと抱きつきますが、フィルスンの口から出てくるのはやっぱり「カルグクスの生地、どうしよう」という一言。
そこへヒョンチョルからも連絡が入り、「お前の養子縁組が正式に裁判所で決まったぞ」と知らされます。

一方、コン・マリはというと、相変わらずパク・ドジュンのあとをちょこちょこついて回ります。
「どうしてミジャのせいで、私たちが別れなきゃいけないの」と涙ながらに訴えるマリに、ドジュンは「忘れてくれ」と突き放しますが、心の中ではきっと同じくらい苦しんでいる様子。

その頃パク・ドシクはコン会長を訪ね、「マリはずっとドジュンを追いかけているのに、ドジュンは自分から身を引いている。ミジャとお金の件があってから、母親ともほとんど口をきいていない」と説明し、「ふたりの交際を許してやってほしい」と頭を下げます。
会長も、ドジュンの誠実さは知っているので、最終的にはふたりの交際を認める流れに。
マリはドラの家まで飛んできて、「お父さんも認めてくれた!」とドジュンに抱きつきます。

マリとドジュンだけは、ちゃんと“若者の恋”をしていて、ここが唯一の癒やしポイントでしたね。

一方その裏で、恐ろしいことが起きようとしていました。
フィルスンと別れてひとりで歩いていたドラの後ろには、コン・ジンダンが潜んでいたのです。
彼はいつものように、いきなりドラの手首をつかみ、「最後に一度だけ手を握ってくれ」「一緒に食事してくれ」としつこく迫ります。

ドラが「気でも違ったんですか」ときっぱり拒否して腕を振りほどこうとすると、ジンダンは力ずくで彼女を引きずろうとします。
もみ合いの拍子に、ドラは転倒して頭を打ち、そのまま意識を失ってしまいます。

ジンダンはドラを車に乗せ、夜道を猛スピードで走らせながら、自分の身の上話や不満を延々とまくし立てます。
「全部、お前のせいだ」「一緒に死のう」と、完全に自暴自棄の状態でハンドルを握り、
ついには道路を外れて崖下へと転落。車は大きく横転します。
ジンダンは、ぐったりしたドラを見て「死んだ」と思い込み、その場から逃走してしまいます。

ここ、ただのストーカーを超えて“殺人未遂レベル”で、本気で背筋が冷たくなりました。

一方、コン会長はフィルスンに「これからは本当の親子として気楽に付き合おう」と声をかけ、ドラと一緒に食事をしようと約束していました。
フィルスンも会社に復帰し、社員たちから温かい拍手で迎え入れられます。
「やっとすべてが良い方向に動き始めた」と思ったその時——。

フィルスンの元に一本の電話が。
「パク・ドラさんが事故に遭いました」

病院へ駆けつけたフィルスンに、警察はジンダンの写真を見せ、「彼がドラを拉致し、車で事故を起こして逃げたことがCCTVで確認された」と説明します。

医師の診断は厳しいものでした。
命は助かったものの、全身あちこちに骨折があり、特に下半身へのダメージが大きく、「歩けなくなる可能性が高い」と告げられます。

やがて目を覚ましたドラは、足の感覚がまったくないことに気づきます。
どれだけ動かそうとしても、膝より下がピクリとも動かない。
その現実を突きつけられた瞬間、彼女の表情からスッと血の気が引いていくのが分かりました。

病室に現れたフィルスンは、少しでも気持ちが明るくなるようにとケーキを持ってきますが、
ドラはそのケーキをベッドから払い落とし、「二度と病室に来ないで」と叫びます。
「こんな姿になった私のそばにいたら、フィルスンさんの人生まで壊れる」という思いがあふれ出しているようでした。

フィルスンは「君を見ないでどうやって生きろっていうんだ」と、声を震わせながら訴えますが、ドラは泣きながら怒鳴り続けます。
看護師に止められ、フィルスンは一度病室を後にしますが、ベッドの上でひとりになったドラは、堰を切ったように声を上げて泣きます。

突き放す言葉の裏側に“愛しているからこそ一緒にいられない”気持ちが透けて見えて、見ている側も胸が張り裂けそうでした。

ニュースでは、ドラが拉致された上に下半身まひになった事件が大きく取り上げられます。
逃亡中のコン・ジンダンが、かつて彼女を“スポンサー女”に仕立てた張本人であり、長年ストーカー行為をしていたこと、今回も殺意を持って車を走らせた可能性が高いことが、次々と報じられます。
“パク・ドラ法”のような被害者保護の法律を作るべきだ、という声まで上がり始め、皮肉にもドラの悲劇が社会問題として扱われるようになっていきます。

ドラはついに、「もう復讐してやる」と声を荒げます。
これまで何度も泣き寝入りしてきた彼女から、やっと出てきた“怒りの言葉”でした。
フィルスンも傍らで、「復讐は俺がやる。あいつには絶対に償わせる」と静かに誓います。

やっと“ごめんなさい”じゃなくて“許さない”と口にできた瞬間で、ここは本当に大きな転機だなと感じました。

一方コン会長は、グループ全体が「ジンダンのせいでとんでもない企業」「一家まるごと加害者」と叩かれている状況を受けて、ホン・エギョを呼び出します。
そして「ジンダンが捕まれば、グループも家も完全に終わる。お前はこれを持って、海外へ行け」と大きな現金の入った鞄を渡し、国外退去を命じます。

しかし、そのエギョの後をフィルスンがひそかに尾行していました。
指定された場所で、エギョは逃亡中のジンダンと合流します。
そこへフィルスンが姿を現し、「コン・ジンダン!」と叫んだ瞬間、エギョとジンダンは慌てて逃走。
48話は、ふたりが再び闇の中へ消えていく、不穏な引きで幕を閉じます。

美女と純情男 48話の感想まとめ

48話は、とにかく心が削られる回でした。
せっかくフィルスンの養子縁組も正式に決まり、会社にも復帰が決まり、ドラもカルグクス店という新しい場所で少しずつ笑顔を取り戻し始めていたのに…。
ジンダンの暴走ひとつで、すべてが一瞬で壊れてしまうのが、本当にやりきれなかったです。

ドラが下半身まひになってしまう展開も、見ていてつらいものでしたが、それ以上に苦しかったのは、彼女がフィルスンを拒絶する場面でした。
「来ないで」と叫びながらも、本当は一番そばにいてほしい相手だからこそ、追い出そうとしてしまう。
その気持ちが痛いほど分かってしまって、画面の前で一緒に泣きたくなるようなシーンでした。

それでも、今回ひとつだけ大きな変化があったと思います。
それは、ドラがついに「復讐する」と口にしたこと。
今までの彼女は、どれだけ理不尽なことをされても“ごめんなさい”と謝って、黙って耐えてきました。
でももう、命まで奪われかけたところまで来て、「許さない」とはっきり言えた。
これは、ドラが自分の人生を取り戻すための、遅すぎるけど大事な一歩なんじゃないかなと感じました。

フィルスンもまた、代表の座や養子としての立場にしがみつくのではなく、「ドラの味方でいる」という一点だけは最後まで手放していません。
ケーキを投げつけられても、病室から追い出されても、「それでも君から目をそらさない」と決めているのが、言葉の端々から伝わってきました。

ジンダンとエギョ、そしてコン家の問題は、まだまだ終わりそうにありません。
逃亡を続けるジンダンが、これからどこまで堕ちていくのか。
ドラは、歩けない体になっても、どうやって自分の人生を立て直そうとするのか。
そしてフィルスンは、彼女の復讐と再出発にどう寄り添っていくのか。

次回49話では、ドラが「フィルスンと別れさせてほしい」と周りに頼む…というさらに切ない展開が待っていそうで、覚悟して見ないといけなさそうです。
でも同時に、“ここを乗り越えた先にしか見えない2人の形”もきっとあるはずなので、最後まで見届けたいなと思いました。

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