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クルミットです♪
前話で主上が目を覚まし、物語は一気に「回復」へ向かうかと思いきや……。
16話はその期待を真正面から裏切る、重くて苦しい回でした。
助かる命があれば、必ず失われる命があるんだと突きつけられた気分になります。
それでは16話を一緒に見ていきましょう。
世子が消えた 16話のあらすじ
主上は意識を取り戻し、はっきりとイゴンの姿を認識します。
その様子を見たイゴンは、主上を救う方法は見つかったと確信し、
せめて文衡大監の刑の執行だけでも引き延ばそうと動き出します。
イゴンはドソンに「主上は回復の兆しを見せている」と伝えますが、
ドソンは中殿を守るという決意を曲げようとしません。
イゴンが「自分もその“守るべき家族”に含まれるのか」と問いかけても、
ドソンは答えに詰まってしまいます。
この沈黙が、兄弟の距離をはっきり示していてつらい場面でした。
そこへミョンユンが、
「自分の心はすでにイゴンにある」とドソンへ告げます。
三人の関係が、もう元には戻れないことがはっきりします。
一方、宮中では大妃によって文衡大監の親問が強行されます。
イゴンは執行停止を求めますが、願いは退けられてしまいます。
文衡大監は、背後にイゴンがいると悟られないよう、
「廃主に仕えた」と虚偽の自白を選びます。
ここで真実を飲み込む覚悟が、あまりにも痛々しいです。
イゴンはドソンに、せめて判決が下るまで助けてほしいと懇願しますが、
返ってくる言葉はありません。
追い詰められた末、ミョンユンは
「ドソンと結婚するから文衡大監を助けてほしい」と申し出ます。
ドソンは一度は揺れ、
イギョムを呼び、流罪で済ませる案を出し、受け入れたように見えました。
しかしその直後、ドソンはイゴンに
「ミョンユンと婚姻する」と告げます。
イゴンは、
サンロクと大妃を裁く流れになれば、
その余波がドソンとミョンユンに及ぶと強く反対します。
それでもミョンユンの本当の狙いは、
主上が完全に回復するまでの時間稼ぎでした。
主上が目を覚ました後、
大司憲が様子を探りに来ますが、幸い異変は悟られません。
ところがその裏で、文衡大監は流刑地へ向かう途中、
民衆が投げた石に当たり命を落とします。
この騒動は、イギョムが裏で仕組んだものでした。
助かるはずだった命が、こんな形で失われるのが本当にやりきれない展開です。
大妃はドソンを正式に世子に冊立し、
同時に中殿の幽閉を解き、
修城大君イゴンには出宮を命じます。
イゴンは、
「主上が完全に回復したら、また必ず会おう」
とミョンユンに別れを告げます。
出宮前、大妃を訪ね、文衡大監殺害を命じた人物を問いただしますが、
明確な答えは得られません。
その代わりに、
大妃殿の宮女ソノクを連れて行く許しを求めます。
宮を出たイゴンは、
酒に溺れ、妓楼を渡り歩く放蕩な生活を送っているように見えます。
しかし実際には、上線を通じて薬を届け、
主上の回復を陰から見守り続けていました。
この二重生活が、いかにもイゴンらしくて胸に刺さるところです。
やがてミョンユンはイゴンのもとを訪ね、
「婚礼までに主上が完全に回復するのは難しい」
と告げ、ドソンから離れる決意を語ります。
二人が別れを覚悟した、その瞬間――
主上自らが、イゴンを訪ねてやって来ます。
ここで16話は幕を閉じます。
世子が消えた 16話の感想まとめ
16話は、「正しいことを選んでも、必ずしも報われない」という現実を突きつけてきました。
文衡大監の死は事故のようでありながら、明確な悪意の積み重ねでもあり、見ていて胸が重くなります。
イゴンは出宮という形で表舞台から退いたように見えますが、実際には何一つ諦めていません。
放蕩を装いながら主上を支え、真実を追い、機を待つ姿には、すでに「世子」以上の器を感じました。
この人、もう肩書きがなくても完全に王の目線で動いてる感じます。と
ミョンユンもまた、誰かに守られる存在ではなく、選び続ける人になっています。
文衡大監を救うために婚姻を差し出し、それでも最後はドソンから離れる決断をする。
その強さと孤独が、とても切なかったです。
そしてラスト、主上が自らイゴンを訪ねてきた場面。
ここから物語は一気に核心へ踏み込んでいくはずです。
17話では、主上が何を語り、誰を守ろうとするのか。
すべてが動き出す予感しかしません。
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