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復讐は終わった。
でも、物語はまだ終われません。
この回から始まるのは、
敵と戦う物語ではなく、
自分の心と向き合う物語です。
それでは第54話を一緒に見ていきましょう。
ピンクのリップスティック 第54話 あらすじ
復讐を終えた直後、ガウンは過労と心労が一気に噴き出し、倒れて病院に運ばれます。
白い病室、眠ったままのガウン。そのベッドを挟んで、二人の男が静かに火花を散らします。
最初に声を上げたのはジェボムでした。
ガウンの手を強く握りしめ、ホゴルに向き直ります。
「彼女をここまで追い詰めたのは、復讐なんてさせたからです」
「もう彼女を自由にしてください。僕が連れて行きます」
その言葉に、ホゴルの表情が曇ります。
「彼女は私の妻だ」
「法的にも、社会的にもな」
病室の空気は一気に張り詰めます。
ホゴルはジェボムを追い出そうとしますが、内心では分かっていました。
ガウンの心が、どこにあるのかを。
その答えは、思いがけない形で示されます。
高熱にうなされるガウンが、無意識に呟いた名前。
「……ジェボムさん……」
その一言に、病室の空気が凍りつきます。
ジェボムは涙をこらえ、
ホゴルは目を伏せます。
「ここで名前が出るの、あまりにも残酷で正直きつい」
勝負は、誰の目にも明らかでした。
けれど、ホゴルのプライドと感情は、それを簡単に認めることを許しません。
意識を取り戻したガウンは、自分の置かれている状況と向き合います。
復讐のための結婚。
それは「契約」であり、「同盟」でした。
目的はすでに果たされた。
本来なら、契約は終わるはずです。
しかし、ホゴルはそれを拒みます。
「復讐が終わったからといって、すぐにお払い箱か?」
「ナリのためだ」
「会社の安定のためだ」
理由を並べながらも、彼が本当に恐れているのはただ一つ。
ガウンを失うことでした。
一方ジェボムは、回復したガウンの元を訪れます。
「もう十分苦しんだ」
「これからは、自分の幸せのために生きてくれ」
「僕が守るから」
ガウンの心は、確かにジェボムに傾いています。
けれど同時に、ホゴルへの恩義と罪悪感が、彼女を縛ります。
「ここで迷えるのが、ガウンの“優しさ”なんだと思う」
復讐は終わった。
でも、愛はまだ決着がついていません。
ピンクのリップスティック 第54話の感想まとめ
第54話は、
第3部「愛の葛藤編」のはじまりを告げる回でした。
敵はもういません。
残っているのは、
愛、恩義、罪悪感、そして自分の人生。
「復讐より、こっちの方がずっと難しい戦い」
特に印象的なのはホゴルの変化です。
頼れる後ろ盾だった彼が、
ここからは“恋敵”として、
少し不器用で、少し子供っぽい一面を見せ始めます。
一方のジェボムは、
変わらず静かで、誠実で、まっすぐ。
だからこそ、ガウンの心を強く揺さぶります。
ガウン自身もまた、
「誰かを選ぶ」という行為が、
新しい傷を生むことを恐れています。
「復讐は終わっても、人生は続くんだって実感した」
第54話は、
怒りの物語から、
選択の物語へと完全に舵を切った回でした。
ここから先に待っているのは、
誰かの破滅ではなく、
ガウン自身の“答え”。
そしてそれは、
誰にとっても簡単な結末にはなりそうにありません。
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