こんにちは、クルミットです。第6話は、容疑者の死で終わりかけた事件に再び殺人予告が届き、残された疑問がいっそう気になる展開です。
第6話のあらすじ
詐欺被害者の会のメンバーで、連続殺人事件の有力な容疑者となっていたチョン・ジェファン。彼が遺体で見つかったことで、事件は大きな節目を迎えていました。ノ・サンチョンの側近たちを狙った殺人に関わったと疑われる一方、ジェファン自身もビッグス・ネットワークの詐欺によって傷ついた被害者の一人だったのです。
ジェファンをめぐっては、容疑者という立場だけでは分からない過去も描かれます。収監に至った事情や、ほかの被害者たちとの関わり、そして死に至るまでの悲劇が取り上げられます。詐欺の被害と連続殺人の疑惑が、一人の人物の人生に重なっている。その背景に触れると、亡くなったから終わり、と簡単には受け止められません。
しかし、ジェファンが亡くなったことで、一連の殺人事件はそのまま終結へと向かいかけます。容疑をかけられていた本人は、もう事情を語ることができません。なぜノ・サンチョンの側近たちが狙われたのか、誰が事件を起こしたのか。残る疑問と、捜査が終わろうとする流れの間には、すっきりしないものが残ります。
そのとき、ビッグス・ネットワークの詐欺被害者の会の全員に、再び殺人を予告するメッセージが届きます。詐欺被害者の家族である記者、チョン・ナヨンたちも、この新たな予告に直面することに。すでに詐欺の被害を受けた人たちに、今度は殺人の予告が突きつけられるのです。容疑者の死を区切りにできそうだった状況は、一変してしまいます。
これを受けて、捜査は振り出しに戻ります。ジェファンの死だけでは、一連の出来事に区切りをつけられなくなったのです。今も予告を送っているのは誰なのか、連続殺人を起こした人物は本当は誰なのか。犯人をめぐる疑問が再び大きくなります。新しいメッセージが届いたことで、事件を終わらせようとしていた見方そのものが揺らぎ始めます。
さらに、ジェファンの死にも疑いが生まれます。それまでは自ら命を絶ったように見えていましたが、その死にも別の事情があるのかもしれないという疑問が広がるのです。ただ、実際に何があったのかは、まだ分かりません。新しい予告は次の被害への不安を生むとともに、すでに起きた死についても、もう一度考えさせるものになりました。
一方、過去のノ・サンチョンが事業を大きくしていく様子も描かれます。権力者を後ろ盾にし、著名な投資家まで巻き込んで勢いを増していたのが、ナウフリーの事業です。全国の人々を相手に詐欺の規模を広げていくノ・サンチョン。力を持つ人々とのつながりを背景に、事業は順調に成功を重ねているように見えました。
ところが、ナウフリーは思いのほか早く詐欺だと発覚します。好調だった流れが変わり、ノ・サンチョンは危機に追い込まれることに。権力者や有名な投資家とのつながりがあっても、事業が詐欺であることまでは隠し通せなかったのです。それまで勢いよく拡大してきた彼の事業に、ここで大きな問題が突きつけられます。
それでもノ・サンチョンが考えるのは、さらに大胆な詐欺を仕掛けることでした。窮地から抜け出すために、新たな犯罪を計画します。追い詰められたところから、また次の詐欺へと進もうとするのです。その企てがどのような結果になるのか、そして彼と現在の連続殺人事件にどんなつながりがあるのかは、この時点では明らかになりません。
現在の事件を追うグ・ドハンには、身近な人物をめぐる疑問も残ります。突然姿を消していた上司で警察次長のカン・ジョンフンを、ドハンは苦労の末に見つけ出します。しかし、ジョンフンは行方不明になったときの状況を隠そうとします。本人を見つけても、事情がはっきりするわけではありません。ドハンは、その態度に鋭い視線を向けます。
ところが、ドハンは過去の懲戒問題を理由に、捜査をやめるよう通告されます。新たな予告が届き、ジェファンの死にも疑問が広がっているのに、事件を追うドハンが捜査を止められてしまうのです。ジョンフンが隠していることも含め、まだ確かめたいことは残ったまま。真相を追い続けるドハンにとって、ここでの捜査中止は大きな障害になります。
殺人予告を送る人物、ジェファンの死の真相、そしてノ・サンチョンと連続殺人をつなぐもの。どれも答えが出ないまま、パート1はここで一区切りとなります。容疑者の死で終わりそうだった事件は、むしろ新しい疑いを生むことに。事件が解決する見通しの立たないなか、ドハン自身も捜査を続けられない状況に置かれてしまいました。
クルミットの感想
今回いちばん引っかかったのは、ジェファンが亡くなったあとにも殺人予告が届くところ。容疑者がいなくなれば終わる、という流れをひっくり返されるだけでなく、彼の死まで疑わしくなってしまうんですよね。詐欺の被害を受けた人たちが、今度は殺人予告に振り回される。落ち着ける時間が見えてこないのがつらかったです。
ジョンフンが見つかったところも、ほっとするだけでは終われません。失踪していたときのことを隠そうとされたら、ドハンが疑うのも分かります。しかも、確かめたいことが残っているところで捜査をやめるよう通告される。ここで止めるのか、と私まで歯がゆくなりました。
ノ・サンチョンにも、また腹が立ちました。ナウフリーが詐欺だとばれて危機に陥っても、考えるのはさらに大胆な詐欺。被害者の人生がジェファンの歩みを通して見えてくるぶん、この人が次の企てに進む姿がいっそう身勝手に映ります。
私が続きで確かめたいのは、予告を送った人物だけでなく、ジェファンに何が起きたのかということ。犯人の名前が分かればそれで十分、とは思えないパート1の締めくくりでした。
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