ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
“愛”があるからこそ生まれる憎しみと苦しみ――今回の34話では、失ってしまった子どもへの思いや、大切な人を守ろうとするひたむきな姿勢が描かれていました。ときには絶望に押しつぶされそうになりながらも、必死に前を向こうとする登場人物たちに、思わず心を掴まれました。
それでは34話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 34話のあらすじ
サンジョクデサとして知られるキム・ミンセは、かつて自分の手がけた治療の不備によってダイフウショウ(ハンセン病)の患者を救えず、さらには子どもをも失ってしまいます。その後、あまりの悲しみから妻も自ら命を絶ったことが、彼の人生に深い傷を残していたようです。そこで、自分の過ちによって親を失った少年サンファを“わが子の代わり”として迎え入れ、贖罪を続けてきました。
私には、このサンジョクデサの行動は“償いのための愛”のように見えました
しかしサンファは幼いころの記憶が消えないまま成長し、サンジョクデサを“親を奪った仇”として憎み続けています。日常生活を送るなかでその怒りが募り、ついにはサンジョクデサに刃を向けるまでになってしまいます。サンジョクデサもサンファの苦しみをわかっているからこそ、あえて自分がその刃を受ける覚悟のようで、一見するとどうしようもない泥沼のような状況に見えます。
私としては、両者の気持ちを思うと胸が締めつけられます
そんななか、ホジュンはダイフウショウに侵されている患者たちを熱心に治療したい一心で動き続けます。サンジョクデサの“命をかけても大風チョウを治したい”という強い願いを目の当たりにしたからこそ、ホジュンもまた本気で医術に向き合う決意を固めたのでしょう。
一方で、ホジュンの妻ダヒと母ソン氏は家計を支えるため、ユイテのもとで必死に働き始めます。手荒れや体力的な苦労もものともせず、何とかしてホジュンが戻ってくるまで耐え抜こうとしていました。
私には、この家族の姿は“深い愛情のかたち”そのものに思えました
さらに、ドジにとって不本意なことに、ドジの母オ氏はホジュン家族を“利用できる駒”のように見なしています。病院から追い出されたホジュンに対しては依然として冷たい視線を向けるものの、ダヒやソン氏が自ら手を挙げて仕事をする姿に、半ば満足げでもある様子はなんとも複雑。それでもダヒたちは“家族のため”という信念を支えに、険しい道を進んでいくのでした。
ホジュン 34話の感想まとめ
ダイフウショウの患者を救えなかったサンジョクデサの苦悩や、サンファの壮絶な恨みには、人間の弱さと強さが同居しているように感じます。それぞれが相手を愛しているからこそ、また憎しみも生まれてしまうという、なんとも言えない切なさが漂っていました。
こうした“愛と贖罪の物語”を見ていると、わたし自身も大切な人にもっと優しくしなきゃと考えさせられます
また、ホジュンの周囲ではダヒやソン氏が懸命に働きながら支え続け、ドジはドジで思いもよらぬ方向に感情が向かっているようで、物語がさらに複雑さを増しています。それでもホジュン自身が“医術を究める”という初心を取り戻し、成長していく姿を期待したいところですよね。
次回、サンジョクデサとサンファの関係はどうなるのか、そしてホジュン一家がどのように再起を図っていくのか――物語の行方から目が離せません!
コメント