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「ホジュン」第55話では、念願の内医院入りを果たしたホジュンとその家族が新生活をスタートします。ただ、都での暮らしは決して楽ではありません。同じようにドジの家族にも動きがあり、それぞれの夫婦関係が鮮明に描かれました。苦労をいとわず夫を支える妻と、実家の力で夫を後押しする妻。その様子が対照的で、とても考えさせられる展開だったように感じられます。
それでは55話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 55話のあらすじ
ホジュンと家族が新しく住むことになったのは、手狭で古びた一軒家。雨露をしのげるだけでもありがたいと感じながらも、生活は決して豊かではありません。それでも、内医院の医官として朝廷から給金を得られる立場になったことで、これから少しずつ上向いていくかもしれないという希望もあります。
元々ハニャン(漢陽)の名門の娘だったダヒは、故郷に戻ってきたものの、かつての裕福さは跡形もなく、自分ができる雑用を探して日々を支えていくしかありません。そんな状況に嘆きの言葉ひとつ漏らさず、初出勤のホジュンのために精いっぱいの食事を用意する姿が健気でした。
胸が締めつけられるのは、ダヒの優しさと強さが裏目に出てしまう点。夫を支えようと懸命に働くうちに身体に大きな負担がかかり、ついに倒れてしまいます。
一方、ドジは妻の実家の後押しを受けて、ようやく王宮に復帰しました。妻の父親が権力を使って息子婿を戻したようで、オ氏(ユイテの妻)もその嫁を「立派な内助をしている」と大層気に入っています。けれども、その妻本人は「自分がいったい何をしたのだろう?」という戸惑いを隠せません。
対照的に映るのは、苦しい生活を共に担うダヒと、自覚のないまま実家の力で夫を手助けしているドジの妻。このふたりの“内助”の違いが、物語に興味深い深みを与えていました。
さらに山陰(サヌム)に残っていたグイルソたちも、ハニャンへと行くために“芝居”を打ちます。偽の借金取りに襲われたふりをして、妻であるハマン宅からお金を引き出そうとするという悪知恵を働かせたのです。ハマン宅は「もうだめだ」と涙をこぼしながら、大切に貯めていたお金を差し出しますが、結果的にみんなで夜逃げ同然にハニャンへ向かう展開になりました。
愛する夫を思ってお金を出すハマン宅は文句を言いつつも、どこかでグイルソを憎からず思っている様子がうかがえます。
人を想う気持ちからくる行動が、悲喜こもごもな結果を招いているのが印象的。夫婦関係にはそれぞれ形があることを改めて感じさせられます。
そんななか、初出勤の日にダヒが倒れてしまったホジュンは、動揺を隠せません。妻の容体を放っておけず、やむを得ず遅刻する形となってしまい、上司たちから叱責を受けることに。結局、当直の罰を科されることになりますが、その裏には「夫を想い、無理を重ねるあまり身体を壊したダヒの姿」がありました。
ホジュン 55話の感想まとめ
ホジュン家とドジ家、そしてグイルソ夫婦。それぞれの夫婦の在り方が描かれた第55話は、“内助の功”という言葉の意味を深く考えさせられる内容でした。ダヒは自分の身体を省みずに夫を支えようとし、ドジの妻は実家の影響力でドジを助ける。どちらも“夫を想う”という点で同じなのに、やり方が大きく異なるところが面白い部分です。
どれが正解と決められるものではないとはいえ、ダヒが無理をしすぎて体調を崩す展開は切ない気持ちになってしまう。命の危険を伴うような犠牲は、望むべき姿ではないのかもしれません。
ホジュン自身も、これまで医術の修練に専念してきたことで、家族への気配りが後手に回っていた様子がうかがえます。医官として一歩を踏み出したばかりのタイミングで、最愛の妻が体調を崩してしまうとなれば、心中は穏やかではいられないでしょう。今後、ホジュンはどうやって家族を守り、自身の職務にも向き合うのか。
ドジの妻は本当にこのままでいいのか、グイルソ夫婦はまた何か騒動を巻き起こすのか、先の展開が楽しみなところです。
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