花郎-ファラン-あらすじ-4話-5話-6話-感想付きネタバレありで紹介!

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クルミットです♪
王でありながら息をひそめて暮らしているサムメクチョン。
母が自分の身を守るためにとしたことだが、本当にそうなのかと
疑念を拭えない。
サムメクチョンへの母の思いは、本当に純粋なものなのか・・・。
実際はまだわかりませんね。ウィファが牢獄でチソ太后に言っていた言葉
「息子を追い出し、10年も・・・」というところが、やはり気にかかります。
ムミョンはアンジの息子としてアロの兄となることを受け入れます。
勿論、ずっとではないでしょう。マンムンの仇を討つまでのことなのかな・・。
アロを気にするサムメクチョン。
兄妹として過ごすことになるアロとムミョン。
「ファラン」というイケメン集団。
このキーワードがどう展開していくのか、とても気になります。

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【花郎-ファラン】ネタバレあり

ファラン あらすじ第4話

アロを訪ねてやってきたサムメクチョン。
アロはサムメクチョンのことを変人だと思っている。
わざとらしく咳込んでみせ、何か体にいい薬を煎じてくれとアロに言う。
アロは、明日が王様の誕生祝で臨時の仕事があるから忙しいと断る。
サムメクチョンは姿を見せないうつけものの王様だと馬鹿にする。
自分のことなのに卑下していますねサメクチョンは。
しかしアロは違った。
「まだ若くて無力だから姿が見せられないだけなのよ。
誰でも若くて力のない時があるものよ。その気持ち分かるでしょ。」
アロは、まさかサムメクチョンが王様だとは知りませんからね。
サムメクチョンはアロの言葉に驚いています。
今まで自分を馬鹿にする民の言葉や、母からの言葉や仕打ちに傷ついてばかりのサムメクチョン。
アロの言葉に、今までにない、王(自分)を気遣い心配する優しさを初めて感じたのでしょう。

王宮ではファランに対する官僚たちの意見が、囂々と浴びせられていた。
ウィファは心の中でつぶやく。
「こいつらのせいで、我が国は弱小国に留まっているのだ。胸糞悪い連中め・・・。」
そこにチソ太后がやってくる。
一同、口をつぐむ。苦虫を潰したような表情でチソ太后を見る面々。
玉座に座るや否やチソ太后に物申す官僚。
「息子をファランに預けられません。
ファラン制度の裁可は王でなければなりません。」
王の裁可=王の許可のことですね
しかし、チソ太后は王の裁可は得ぬと答える。
パク・ヨンシルは王の誕生祝まで待ちましょうと提案する。
今年成人になる王が姿を現さないとあれば、王としてどうなんでしょう・・・と
チソ太后に挑戦的に申し上げるヨンシルだった。

ウィファとチソ太后。
ウィファはヨンシルの思惑通りにさせないためには、誕生祝を取りやめては如何かと進言する。
しかし、神国王室の名誉が回復しえぬほど傷つくから執り行わねばならぬと断言する。
ウィファはチソ太后に、全てを自分に任せてくれと断言した。

ウィファは多易書(タイソ)に来ていた。
多易書の主人ピジュギは、ウィファのしていることを、訝し気に見ていた。
ウィファは手紙を書いていた。
聞き手ではない、左手で。
なぜ、聞き手で書かないのですか?と尋ねるピジュギ。
ウィファは
「私はこれで、神国を変える」と答えた。
呆れるピジュギに伝令を2人頼む。
ウィファの書いた果たし状が、スホとパンリュに届けられる。
スホにはパンリュから、パンリュにはスホから果たし状だという内容だ。
場所はナジョン(新羅を建国した王の生まれた井戸)。
そんな神聖な恐れ多いところで、果し合いなど見つかれば大変。
スホもパンリュも躊躇するも、臆病者で逃げたと思われたくなく、果し合いに行くことにする。

ヨンシル派の面々が、王なき誕生祭のことで話し合っていた。
どうしたらサムメクチョン、チヌン王を表に出させるか、ヨンシルは策を練っていた。
誕生祭当日、ヨンシル派は誕生祭をボイコットする。
チソ太后は、ヨンシルたちの態度に、さらにファラン創設の意を固める。

輿に乗って町を練り歩くチソ太后。
しかし、王の輿には誰も乗っていない。
そんな裸の王様のような行列を眺めるサムメクチョンと護衛のパク。
ムミョンは町中に出る。
町中は人であふれていた。
何があっているのかと周囲を見渡す。
誕生祭の行列を観る群衆の中に、パンリュとスホもいた。
スホはこの時、初めてチソ太后を拝した。
その姿に見惚れるスホだった。

多易書にウィファが来ていた。
ピジュギは誕生祭を見なくていいのかとウィファに言う。
王なき誕生祭に主なきファランか・・母の野心が尽きぬゆえ、子の出る幕が
ないな・・・と呟くウィファ。
ウィファとピジュギのやり取りがなんともコミカルで面白いんですよね。このウィファ
は最初は何考えているのかわからない古狸のようなおじさんと思っていましたが、
この先、意外に憎めない人物像がたくさん出てきます。

そこにサムメクチョンがウィファを訪ねてきた。
ファランになりたいというサムメクチョン。名前を名乗れと言われ、ジディと答えた。
さらに家柄を訪ねられるが、答えるほどの家柄でもないし、家族の絆は失われている
と答えるサムメクチョン。
ファランになりたいなら本心の一端を知りたいと聞く。
サムメクチョンは答えた。
「あの輿の人物を引きずりおろしたい・・・太・・后・・」

そのころ、ムミョンは行列に訳も分からず参列していた。
ムミョンと反対の参列の並びにアンジがいた。
ムミョンを心配そうに見ていた。
輿行列がやってきた。
チソ太后の輿の近くに、ヒョンチュの姿を見るムミョン。
その時、マンムンと自分が切られた瞬間の映像が脳裏をよぎった。
その自分たちを切った人の顔は、まさにヒョンチュ。
ムミョンは怒りを抑えられなくなる。
行列に飛び出し、ヒョンチュに切りかかるムミョン。
取り押さえられるムミョン。
チソ太后が輿を折りムミョンの前に立つ。
ムミョンを「切れ」と冷めて目で命令するチソ太后。
ヒョンチュが刀を振り下ろそうとしたその時、アンジが飛び出す。
チソ太后はアンジを見て驚く。
チソ太后の脳裏にはかっての事が思い出されていた。
まだ若かったあの時・・・。
チソはアンジに泣いて連れて逃げてくれと懇願した過去があった。
おっと、ここで二人は過去に思いあっていたのかな・・・。

アンジはチソ太后に息子ソヌの処罰を免じてほしいと懇願する。
長く離れていた息子とようやく再開した。それゆえ躾が行き届かず
無礼を働いてしまったとチソ太后に申し入れる。
親である自分を罰してほしいと頭を下げる。
アンジの首に刀を当てるチソ太后。
チソ太后から目を反らさずキッと見据えるアンジ。
やめてくれ、ダメだと叫ぶムミョン。
刀は振り下ろされたのか・・・。アンジは・・・・。

サムメクチョンはウィファに言われたことを思い返していた。
ウィファから、「この国を滅ぼしたいのか?お前はファランに受け入れられない。
勘違いするな、私はこの国を変えたいだけだ。」
サムメクチョンは、ウィファのこの言葉、“国を変える”という
ことに心を動かされていた。

ムミョンは牢に繋がれていた。
身動き取れないようにとの柵に繋がれているムミョン。
アンジの最後を見届けろと言われたあの瞬間を思い出すムミョン。
するとそこに、チソ太后が牢に入ってくる。
チソ太后はムミョンを脅す。
妹と父の命はお前に掛かっている。
チソ太后はとても美人なのに性格が悪い。心が歪んでいます。
天は二物を与えずと言いますが、彼女には皮だけ与えて、中身が
与えられなかったのかしら・・・。まあドラマ上こういう人物は必要ですが・・・。

外は夜になっていた。
王宮の門外ではアロが待っていた。
王宮の牢に入れられているのか、そうでないのか
出てこない父と兄の進退を只々、泣きながら待っていた。
そのアロの姿を見かけたサムメクチョン。
するとムミョンが一人で門から出てきた。ちちの事を訪ねるアロ。
しかし、気を失い、アロに倒れこむムミョンだった。

チソ太后の部屋にはアンジが横になっていた。
首には刀傷で滲んだ包帯を巻かれた姿のアンジ。
アンジを懐かしそうに見るチソ太后。
ようやく目を覚ましたアンジ。
アンジに触れようとするチソ太后。
しかし、さっとよけるアンジ。
親しげに声をかけるチソ太后に嫌味を言うアンジ。
言い返す元気があるのかと言うチソ太后にアンジは、
妻を殺され、息子を賤民の村に捨てられた12年の恨みを吐き捨てる。
睨みつけるアンジの目を跳ね返すように見やるチソ太后。
そしてアンジを投獄するように命じるのだった。
可愛さ余って憎さ百倍ってとこですかな。女の嫉妬は怖いです。実際何が
二人の間に会ったのかはこれから分かるでしょう。

意識を失ったムミョンを背負って歩くアロ。
重いし、背が高いから歩きにくいとボヤキながら、ヨロヨロト家路に向かう。
さて、果し合いの時刻を迎えたナジョンの聖域。
スホが現れる。
見つかったら危険だ。
パンリュも約束通り待っていた。
顔を見合わせるとお互い憎まれ口を叩き合う二人。
この憎まれ口をきいていると、最初は思わなかったのですが、何だか二人は
子供のころからの犬猿の仲のはずなのに、お互いの弱点を知りすぎていて
逆に可愛らしい子供のじゃれ合いに見えてきてしまいました。

仲間とそれぞれが殴り合っていると、突然待ち構えていたかのように捕らえられた。
捕らえられた知らせを聞いたヨンシルたち官僚は、これが罠だと気が付く。
死罪でも文句は言えない状況。
スホとパンリュも自分たちが何者かに嵌められたことに気が付く。
一晩棒にくくり付けられ、水も与えられずに朦朧とするスホ達。

意識が戻らないムミョン。
どうしていいかわからないアロ。
ムミョンに触れようとした瞬間、アロの手を掴むムミョン。
父がどうなったのかと泣きじゃくるアロ。
父は大丈夫だと宥めるムミョンだった。
「もう、俺の代わりに死なせない・・・。」

ウィファがスホ達の前に姿を現す。
今から拷問すると脅すのだった。
息子たちを助けるために、仕方なくヨンシル他官僚はチソ太后に頭を下げる。
そしてファラン創設に賛成する。

スホ達はファランになるという誓約をすれば拷問を免れると諭す。
スホ達は次々と放免してほしいとファランに入る誓約をする。
しかし、パンリュは最後までファランに入ることを拒否する。

チソ太后はウィファといた。
チソ太后は、思い通りに事が運んだことを労っていた。
そこでチソ太后は、ある若者を無条件でファランに入れることを
ウィファに頼む。
交換条件にウィファ自身も、推薦する人物を連れて来いというチソ太后だった。

王宮からの早馬で、アンジの家にチソ太后からの命が伝えられる。
「アンジの息子、ソヌ。ファランに入れ」と・・・・。
ムミョンはこれでアンジが放免されると納得し、この命を受け入れるのだった。
チソ太后の無条件に入れてほしい人物はムミョンでした。この思惑は
何なのでしょう。アンジに振り向いて欲しくてただ絡んでいるだけにしか思えません。

パンリュは尋問場から解放されるも、迎えに来た実父に、ファランに入りたくない
と反発していた。
チソ太后の犬に等なりたくない。
実父は、息子パンリュの頬を叩く。
ヨンシル様に絶対そんなことはいうな。
ヨンシルに詫びを入れに行く実父とパンリュ。
しかし、ファランに入りたくないと拒否するパンリュを見て、
その実父を殴るヨンシル。
殴り続けるヨンシルに思わず実父を助けようとするパンリュ。
しかし、それを制する実父。
ヨンシルはパンリュに向かって言う。
「惨めか?権力というものはやるかやられるかだ。
お前が思うより世の中は汚い。ファランになれ。権力を掴むのだ。」
パンリュの目からは一筋の涙が流れていた。

ファラン あらすじ第5話

チソ太后は牢に繋がれたアンジにソヌ(=ムミョン)
をファランにいれることを伝える。
アンジは、「ファランは神国を担う人材なのになぜ?」と問いかける。
チソ太后は、
「本当にそう思っているのか?
ファランは王の命を狙う者どもを手なずけるため、忠犬を育てるためにあるのだ。
または猟犬にするのだ。」
そんなチソ太后を、アンジは昔と変わってしまったと憐れむように見る。

心配するアロの元に、父アンジが戻ってきた。
心配と安堵でホッとするアロ。
アンジはムミョンにすぐに都を去れと諭すが、ムミョンはファランになると答える。
生き残れる保証はない、想像を絶する苦難が待っているとアンジは言うが、
ムミョンはこの目で都の残酷さを見て、ぶち壊す。
だからファランになるとアンジに言い切るのだった。

多易書にはサムメクチョンがウィファを訪ねてきていた。
ピジュギはこの横柄な態度の若者が苦手だ。
自分宛てに任命書が届いていないかと聞くサムメクチョン。
なんでここにお前宛のものが届くんだ?とピジュギ。
ウィファはサムメクチョンがいるのを無視して、ピジュギについてこいと
どこかに連れ出す。
そこは、洋服店。
ここで店の主人にピジュギがウィファのことを、頭のおかしな老人と説明をしている
のがウィファに筒抜けで聞こえている様子がおかしいです。

ピジュギに衣服を試着させる。
色んな衣服でウィファの前でおどけるピジュギ。
しまいには店の主人?と、お道化る様子に呆れるウィファとサムメクチョンなぜか一緒にいる
サムメクチョンはウィファに先日、ウィファの言ったことを本心の一端を話して聞かせる。
サムメクチョンの話に、お前は誰だと尋ねるウィファ。
サムメクチョンは、「神国を変えたいと願う者。もう一つの本心の一端だ。」
と答える。
ウィファはサムメクチョンと話して何かを感じ取る。
この間中、調子に乗ってピジュギは色んな洋服を着て遊んでいる。
服の試着をサムメクチョンに変える。
何とも様になっている。
サムメクチョンも自分で悦に入っている様子。
口をあんぐりと開けているピジュギとウィファの二人。
この服で決まりかな。

アンジはアロに兄に字を教えてやれと頼む。
ファランに入るにしても、最低限の教育は知っておかないと
苦労すると思ってのことだ。
アロはまだ兄と呼ぶには気まずい思いはあったが、承諾する。
アロはムミョンにソヌ(先雨)の字を教える。
時間がないとぼやくアロは、ムミョンの手を取り字を教える。
顔の近いアロに、意識するムミョン。
何やらドゥクンドゥクンと太鼓のような鼓動の音に反応するアロ。
アロがムミョンの鼓動を聞こうと顔を近づける。
思わずのけぞるムミョンは、持っていた筆でアロの顔の眉毛と眉毛の間に
一文字を描いてしまう。眉毛が繋がっちゃったアロちゃん
笑ってしまうムミョン。
名前を何とか書けるようになったムミョンに、
私は昔の方が可愛かった?と尋ねるアロ。
想像とは違ったかなと答えるムミョン。
二人の間の気まずさは少しだけなくなったようだ。
すると、そこにスホの妹でアロの親友のスヨンが訪ねてきた。
餅をもっている。スヨンは見た目美人だが、アロとよく似ている似た者同士で気さくな性格。
初めてムミョンを見たスヨン。
イケメンの兄がいてズルいと言うが、アロはあれが再会した兄よと答える。
自分は兄と筆を取りあうような仲じゃない。羨ましい、餅をどれだけあげたら
家族になれる?と聞くスヨン。
紹介してと言うが、いつの間にかいなくなっているムミョン。
教えることがたくさんあるのに!とぼやくアロ。
教える?何を?聞き逃さないスヨン。
アロはスヨンに馬を貸してくれと頼むのだった。

ムミョンは川辺にいた。
教えてもらったソヌ(先雨)の名前を地面に書いて
「お前の名前を俺が使ってもいいか・・・?」
と呟く。
そこに馬を2頭連れたアロがやってくる。

スホとパンリュは顔を合わせていた。
あの時の勝負がまだついていない。
蹴鞠で勝負しようと話が決まる。
ただの蹴鞠ではない。あれだ。
あれって何。何か普通じゃないのは分かるけど、気になるわよね。この言い方。
スホの仲間は、躊躇する。
あれでパンリュに勝ったことがないからだ。
だが、スホは受けて立つと言い切るのだった。

ムミョンは馬の背の上で、背中を伸ばして座れないでいた。
馬の背中にしがみつくムミョン。
見本を見せるアロ。ゆっくりすすもうとしたアロの馬に子供たちが遊んでいた棒きれが
馬に当たった。
驚いた馬は急に走り出してしまう。
叫ぶアロ。そんなアロを馬に不慣れなムミョンが追いかける。
その様子を見かけ、更に助けようとサムメクチョンが馬で追いかける。
アロの馬の前に馬ごと立ちはだかるサムメクチョン。
アロの馬は驚きでアロを振り落としてしまう。
落ちるアロを馬から飛び降り自分が下になり抱き留めるムミョン。
アロは助かった。
心配するムミョンの顔を見て安心して泣き出すアロ。
そんなアロを抱きしめるムミョン。
そのムミョンの手首に、落とした王の証のブレスレットを見つけるサムメクチョン。
あの時の襲ってきた男がムミョンだと知り驚く。
すると、そこにスホがやってきた。
唐突に、「試合をしないか。」
とムミョンとサムメクチョンに声をかけるスホ。
無視しようとするムミョンとサムメクチョンだが、スホが自分はファランだという。
こいつがファラン?驚く二人。
ムミョンは思い出す。
マンムンと都に来て訪れたオクタガクで
マンムンが貴族のハンソンに賤民と蔑まれ殴られ、ムミョンが助けに行ったとき、
その場にスホがいたことを思い出していた。
アロはスホの申し出に、よい機会だわといい、ムミョンを試合に出させることに
勝手に承諾してしまう。
ついでにサムメクチョンにもスホは声をかけると、サムメクチョンもアロの手前
自分も参加すると答える。

蹴鞠の試合会場。
アロは暢気に邪魔せず、要領よくしろとアドバイスする。
サムメクチョンはアロとムミョンの二人を見て、複雑そうだ。
町中ではあの蹴鞠試合が行われるとあっという間に噂が広がっていた。
いよいよ試合が開始される。
赤と青の色に分かれて試合する。
普通の蹴鞠とどこが違うか・・・。
それはノールール。何をやってもいいと言うこと。
開始の笛が鳴る。
先にパンリュが鞠をとってゴールに走る。
スホが奪う。相手を蹴り上げ、ぶつかり合う。
まるでラグビーのような試合。
ムミョンは試合の方法が今一つ分からなかったが、一つ理解したのは
ルールがないということ。
そしてムミョンはいきなり鞠をもって走り出し的に当てた。敵の的に・・・。
スホから自分たちの的へ当てないとだめだと教えられる。
そのあとは、ムミョンは大活躍する。
犬鳥(ケセ)のあだ名のごとく、軽々と機敏に動くムミョン。
サムメクチョンは中々いいところが見せられない。
アロが自分ではなくムミョンばかり応援するのも気に入らない。
アロはムミョンに手を振る。
ムミョンはそんなアロを見て、微笑む。
その様子を、ヨンシルの手下のドゴが見ていた。
ムミョンが賤民だと知っている人物でもある。
サムメクチョンはムミョンが持っていた鞠を奪い、いいところを見せようとする。
サムメクチョンはようやく点を入れるも大喜びしているのは、護衛のパオだけ。
アロはムミョンを見ている。
ふてくされてしまうサムメクチョンだった。
パオとサムメクチョンの主従関係は、まるで兄弟、親子、親友のように
見ていて微笑ましい。サムメクチョンが7歳のころからずっと共にいるパオ。家族のような
関係なんでしょうね。

そして、勝利はスホたち、サムメクチョン、ムミョンのチームがおさめた。
試合がお終わり、アロとムミョンは二人で帰る。
怪我したアロをおんぶするムミョン。
アロは、世の中人脈が大事よ、もっと笑わなきゃとムミョンに話す。
月夜で二人の影が地面に映る
アロはおんぶされたまま、地面に映るムミョンの頭に影絵で遊ぶ。
思わず笑みをもらすムミョン。
アロに気付かれないように、真顔に戻すがムミョンの心はいつになく穏やかだった。

サムメクチョンは、アロとムミョンの二人の姿が頭から離れないでいた。
ムミョンに嫉妬するサムメクチョン。
あの男は何ものなんだ・・・?
いつも冷静なサムメクチョンが、苛立ちを隠せないでいた。

ファランの任命式に日。
アロとムミョンは少し早めに家を出て、王宮に向かっていた。
ファランの衣装に身を包むムミョン。
スラっとした背丈に、がっしりとした体格。
衣装が映える顔立ち。
しかし、アロはじ~っとムミョンの顔を見つめると、何を思ったか
ムミョンにここで待っててといい、飾り物の店先にいってしまう。
何かしら似合いそうなものはないかと探すアロ。
ムミョンはそんなアロを遠目に見て笑う。
アロの傍にヨンシルの手下のドゴが近寄る。
ムミョンは気が付くと、店先にアロの姿がないことに気が付く。
慌てて探すと、アロがドゴに連れされられるところを目にする。
追いかけるムミョン。
そのムミョンの姿を、やはり任命式に向かうサムメクチョンが見つける。
サムメクチョンはウィファのお眼鏡にかなったのかファランに入れたようです。
ムミョンがファランだと知ると驚くが、何とも呆れてもいた。
しかしそこで気が付く。あのブレスレットをつけたまま任命式に行くのか?
それはまずい・・・。ムミョンを慌てて追いかけるサムメクチョン。
ムミョンはドゴを追ってどこかの軒先に入る。
アロが捕らえられている姿を見つけるも、刃を喉元に当てられ身動き取れないムミョン。
サムメクチョンも訳が分からず捕らえられ、アロとムミョンの姿を目にして驚く。
ドゴの手中にハマったムミョンとサムメクチョン。
ドゴはムミョンが犬鳥だと知っている。
首に刃を当て、ムミョンを脅すドゴ。
アロを傷つけたら殺すとドゴの刃を素手で掴むムミョン・・・・・。
そしてムミョンは頭を後ろからこん棒で殴られ気を失う。

気が付くとムミョンとサムメクチョンは肉の解体場の天井に吊り下げられていた。
下を見下ろすと、解体される肉の塊と大きな包丁。
周りには解体された肉の塊がぶら下がっている。
サムメクチョンも目を覚まし、自分の置かれた状況に慌てふためく。
任命式は着々と時を迎えていた。
次々とファランのメンバーが王宮に集まってくる。
その中にはスホとパンリュもいた。
ファランの親である閣僚たちも揃っている。
チソ太后も現れる。
とても任命式に相応しい日和。
ムミョンとサムメクチョンの席は空席だ。
チソ太后とヨンシルは表向き笑顔で挨拶を交わすが、心の中では
それぞれ違うことを考えていた。

ムミョンとサムメクチョンはぶら下がったまま争ってしまい、
お互いのひもが絡まって動けないでいた。
その時、ムミョンがアロの事を妹だと話す。
サムメクチョンは、思わずホッとする。なんだ兄弟なんだ・・・。

ドゴは捕らえた3人をどうしようか考えていた。
生かして大金をせしめよう。娘は殺そう・・・。

ファラン あらすじ第6話

ファランの任命式が中々始まらないでいた。
何があったのかと皆が思っていた。
これ以上は待てませんと侍女に促され、チソ太后はようやく任命式を始める。
ムミョンとサムメクチョンは何とかここを抜け出そうとしていた。
サムメクチョンはやたらと口笛を吹く。
パオを呼んでいるようですが、残念ながら来てくれそうにありません。
そこに、解体職人が入ってくる。
大きな包丁をぶら下がった二人に向ける大男。
大男の振り上げた包丁が手からすり抜け上に飛んでくる。
それを先ほどから縛られていた手をようやく解放できたムミョンが
すかさずに手に取ると、自分の紐を切る。
下に落ちるムミョンを大男が殴る。
ムミョンも抵抗するが、体格差があり過ぎて歯が立たない。
しかし、大男の急所を蹴り上げ、顔を殴りようやく倒す。
サムメクチョンはムミョンに早く紐を解けと上から目線で命令する。
ムミョンはそんなサムメクチョンに、知らん顔をする。
仕方なく、助けてくれとお願いするサムメクチョンに溜息をつき、サムメクチョンを
下から見やるムミョンだった。

任命式ではまだ来ないムミョン=ソヌとサムメクチョン=ジディを待ちわびながらも
粛々と式は進んでいた。
ウィファはファランの長、風月主(プンウォルチュ)に任命される。
任命の品を渡すチソ太后と言葉を交わすウィファ。
お互いの推薦したものが姿を現さないことをお互いが探り合っていた。

ムミョンとサムメクチョンはドゴ達一味を叩きのめすと、どこかに捕らえられている
アロを探す。
声のする方に行くと、アロを見つける二人。
この時、目隠しされたアロが助けに来たムミョンとサムメクチョンが分からず、
目隠しを外そうとするサムメクチョンの顎を頭突きしてしまうのが何とも笑います。

ムミョンが目隠しを外してアロを心配して覗き込む。
アロはムミョンに泣きながら抱き着く。
そんなアロをぎこちなく頭を撫でるムミョン。
顎を頭突きされたサムメクチョンは、ちょっと割に合わないきがして
しまう。
すると、ドゴ達がまたやってくる声が聞こえた。
サムメクチョンは、アロとムミョンに先に逃げろと、ちょっとアロの前で
かっこつけて見せる。
口笛吹けばパオが来ると打算的に考えているのでしょうねえ。
心配だが、ムミョンはアロを肩に担いで逃げる。
サムメクチョンは口笛を吹いてみるが、パオが出てくる様子がない。
まずいなあと思いながらも、対戦するサムメクチョン。
ムミョンはアロを安全なところに連れていく。
200数えて待っていろと言うと、ムミョンはサムメクチョンの
元に戻るのだった。
二人でドゴ一味を叩きのめすところを逆に形成が不利になった時、
ドゴ一味を狙う矢が次々と放たれる。

ファラン任命式ではパンリュをはじめ、皆がファランとしての任命式の儀を終えようとしていた。
するとそこに、ようやくムミョンとサムメクチョンが姿を現す。
チソ太后は、ウィファの推薦したものが、まさかのサムメクチョンであることに
驚きを隠せないでいた。
アンジも姿を現したムミョンを見てほっとする。
ムミョンはマンムンとの懐かしい日々を心に思い浮かべ、自分がマンムン=ソヌと
なることをマンムンに許してくれるかと尋ねていた。

アロは寝ているムミョンの傍で、今日の助けてくれたお礼を言う。
今日の争いで怪我した手を治療しながら、兄としてのムミョンに
怪我をしないでと話すアロ。
思わずアロの手首をつかむムミョン。
ムミョンはアロに自分を頼れ、もう一人じゃないと言葉をかける。
アロは兄であるはずのムミョンに、心がざわつくのだった。

チソ太后は、サムメクチョンがファランに入ったことに心底腹を立てていた。
しかし、ヒョンチュはこれはいい機会かもしれないとチソ太后に言うのだった。

ドゴはヨンシルを前にムミョンたちのことを報告していた。
ヨンシルはサムメクチョンはアンジの息子ではないかと
考えていた。
隠れ蓑にファランに入れたのだと思っていた。

アロはムミョンの着替えを手伝う。
ファランの衣装を着たムミョン=ソヌを見て、こうしてみると素敵ねと
褒めるアロ。
すると、ムミョンはそうりゃ最初から知っているだろ、と意味ありげに言う。
“美形ですね、完璧だわ”だよなとアロに言って揶揄うムミョン。
アロがムミョンに初めて会った時、酔っぱらって抱き留められ、ムミョンの顔を見て
最初につぶやいた言葉です。

やられた!というような顔をするアロだった。
ファランの行列は見に行くから、見かけたら手を振ってとムミョンに言うが
妹がいると面倒だと思ってもいないことをわざと言うムミョンだった。

ファランの行列では町の女性たちが皆でファランの面々に色めきだっていた。
ムミョンは人だかりの中のアロを探していた。
ファランのメンバーがあの女性が美人だと言っている。
ばか、あれはスホの妹だろと言う。
パンリュはその女性を見ると、ほんの少し微笑むのだった。
行列を見る人の中にムミョンとマンムンの養父がいた。
アロがムミョンを見つけて手を振る。
ムミョンもアロを見つけるが、照れくさいのか一瞬目をやるも、無視して通り過ぎる。
アロは慌てて追いかけようとすると、後ろから乱暴に押されてしまい、
倒れそうになったので、押した人物の洋服の袖をつかんでしまう。
その人物の洋服の袖が肩口から裂けてしまう。
慌てて詫びるアロ。しかし、そちらが押したからで、これは事故ですよと言うアロ。
その人物は、運悪くカンソンだった。
マンムンをオクタガクで苛めていた貴族の息子です。
アロが縫ってあげますと言うが、ひどく罵るハンソン。
しかしアロがあの語り部だと気が付くと
いやらしい目を向けて、どこかに連れて行こうとする。
すると、どこからかカンソンの顔にお金の袋が飛んできた。
サムメクチョンだ。
サムメクチョンは、行列には自尊心が許さないからと入っていなかったのだ。
カンソンに、銀塊20個の衣服何だろう、やるよとこともなげに言い放つサムメクチョン。
カンソンは腹を立てるが、護衛のパオに腹に一撃をくらい、不利だと分かると
落ちている銀塊の袋を拾って、サムメクチョンとパオをにらみつけ、逃げていくのだった。
アロは助けてくれたお礼を告げるが、お金は必ず借りはお返ししますと言う。
すると、突然、アロの腕にサムメクチョンは消えない顔料で印を入れる。
これが消えるまでに返すのだぞとアロに言うのだった。

ファランはこれから仙門(ソンムン)という場所で過ごしていくことになる。
今でいう寄宿生活でしょうか
最初の修業は、一度に3杯の酒を飲むことだった。
強いお酒に、あっという間に意識は朦朧、足元もおぼつかないし、
ろれつも回らないファランメンバー。
そんなメンバーにウィファは最初の課題を出す。
同じ札の者同士が相部屋になる。
しかし、部屋が気に入らなければ奪え、
相部屋の者も自分が気に入った者を奪っていい。
何のルールもない。
明朝の日の出までが期限だと告げる。
ウィファのこの課題に、苦言を呈するのはファラン副長のミジンブだ。
今夜この仙門で人を殺めたりするものが出たらどうするのか・・・と危惧する。
しかし、ウィファは本当にそんなことになるか見てやろうと言う。

ムミョン=ソヌを半分賤民のくせに、身分の上下を教えてやるといい、
ムミョンを足で蹴り上げ袋叩きにするファランのメンバーの一部の連中。
穴のようなところに捨て置かれるムミョン。
しかし、やっつけたと思っていたムミョンが、やおらメンバーの足を掴む。
酔いがさめたムミョンはあっという間に自分を痛めつけた奴らを殴り倒すのだった。

パンリュとスホも千鳥足でフラフラになりながら争っていた。

一人あれだけ飲んだのに素面のサムメクチョンは、座り込んでいるムミョンに
話しかける。普段ならこんなに人にかかわらないんだぞ・・・というサムメクチョンだった。

なぜかムミョンをおぶって部屋に行く羽目になるサムメクチョン。
ボヤキながらもムミョンを部屋に連れていく。
てっきりムミョンが奴らに殴られたと思っていたら、ムミョンの姿を見ただけで
怯えて逃げるファランのメンバー。
サムメクチョンはその様子に、ムミョンが奴らをやっつけ返したのだと悟るのだった。

ウィファは事の事態を楽しんでいた。
お坊ちゃん連中が、どうなるか。
もみくちゃになって溶けてしまえばいい。
そうすれば、ここで新たな何かが生まれるだろうと思っていた。

同じ部屋のメンバーはスホにパンリュ、ジデイ(サムメクチョン)にムミョン。
そして自分が美しいと自負するヨウルという男だった。

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ファラン 第4-6話感想

ムミョンとアロとサムメクチョンの三人のこれからが、なんだかドキドキしまう。
サムメクチョン役のパク・ヒョンシクくんは上流社会というドラマでも半端ない色気を醸し出していました。
今回は隠れた王としてのさり気ない威厳を見せつつも、寂し気な表情などで、女性の心をがっしり掴んでいると思われます。
ムミョン役のパク・ソジュンはキルミーヒールミーのドラマに覆面推理小説家で出ているのが初めての私の出会いです。
男くささをムンムンと漂わせた今回のムミョン役は、これまたくらくらするほど素敵です。
K-POPメンバーを扱ったおちゃらけたドラマかと思っていましたが、中々の見応え十分のドラマです。ラブもドキドキだし、意外にウィファが面白いキャラクターとして注目しています。
さて、もう一つの注目がパンリュ。
最初は嫌な奴だと思いましたが、実父と養父の二人に挟まれ、ちょっと可哀そうな役どころ。
そして、スホの妹スヨンを見た時の表情・・・。
これはこの先何かあるぞ!と無責任にも言い切る私の予感。
しかし、チソ太后のアロの父アンジへの執着が腹立たしい。
ここもこれからの話の見どころなんでしょうね。
いやいや、楽しみです。

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