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今回の「ホジュン」第68話では、医療の現場に蔓延する権力争いと私利私欲、そしてホジュンたちが守ろうとする“患者第一”の信念の対比がより鮮明になっていました。ドジはさらに出世の道を広げようと画策し、エジンを巡る恋模様でも新たな展開が見えそうな雰囲気に。
それでは68話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 68話のあらすじ
ヘミンソで起きたタニョクサリョン(煎薬の役人)の自死事件について、ホジュンは依然として「事件性がある」と感じ、しこりを残しています。遺体には微かに首を絞められた痕跡がありそうだというのが彼の見立て。しかし、検視の経験がないため断言できず、加えて「もっと深く探れば自分が危険にさらされる」という周囲の警告もあって二の足を踏んでいる状況です。
「真実を究明したい」という想いと、「現実への恐れ」との板挟みが続いているようでした。
そんな中、ドジは妻の実家であるカク家(カク・ヨンガム)の後ろ盾を活かし、ついにホソク(ホジュンの異母兄)とも繋がりを持つように。ホソクは医療行政を司る「전의감(チョニガム)」の判官を務めており、官職の上ではかなり有力な存在です。ドジがホソクと親しくなることで、出世や権勢を掴むチャンスはさらに広がった形。
ホジュンとホソクの不仲をドジはすぐに察し、「共通の敵を持つ者同士」で手を結ぼうとしているように映ります。
一方、ホジュンは内医院やサンシルチョン(産室)関連の仕事だけでなく、医女たちの教育まで担当することに。これを知ったエジンは大喜びで身だしなみを整え、もう一人ソヒョンという医女もまたホジュンに憧れを抱いているようでした。しかし、宮中の内医女(ナイウィニョ)たちは、過去のホンチュンの件を教訓としてか、実力ある医女を抜擢しようとせず、あえて能力の足りない医女を取り立てるなどの不可解な行動を取ります。
私利私欲や派閥意識が、医療の現場であるはずの宮中でもはびこっていることが浮き彫りに。
ヘミンソのトップであるキム・パンガンやソン・ジュブも、患者を放り出して勝手に帰宅するなど責任感に欠ける態度が目立ち、「本当に人の命を預かる組織なのか?」と疑問が湧くような状況。仕事にかこつけて、結局は自分の保身と利益を最優先にする姿勢があちこちで見られるのです。
権力が絡む利害関係は何も医療現場だけの話ではありません。国を運営する官僚の世界でも派閥闘争が激しさを増しており、イジョンミョンは「そろそろ自分の立場をはっきりさせろ」と友人から迫られています。しかし彼は権力への興味が薄く、何よりもエジンに対する想いが強くなっている様子。そんな彼の前で友人が突然胸を抑え苦しみ出し、イジョンミョンは医師を呼ぶために外へ飛び出します。
そこで出会ったのはホジュン。恋のライバルではあるものの、「医師」としてのホジュンに頼るほかありません。
自分のプライドや嫉妬を超えてでも、「命のために必要とする」ところがドラマティックでした。
ホジュン 68話の感想まとめ
医療の世界でも官僚の世界でも、自分の地位やお金、権力をめぐっての駆け引きが横行していることがよく分かるエピソードでした。ホジュンはそんな中でもブレずに患者第一の姿勢を貫こうとしていますが、周囲の腐敗や派閥争いはますます強まる気配です。
正義や信念を貫くのは簡単ではなく、ときに命の危険さえ伴う。当時の社会の厳しさが胸に迫ります。
ドジとホソクの動向も気になるところ。共通の“敵”ともいえるホジュンを排除すべく、二人が一枚岩になってしまえば、ホジュンにとってかなり厳しい局面が訪れそうです。また、イジョンミョンがホジュンに対して抱く“医師としての敬意”と、“恋のライバルとしての嫉妬”の狭間で揺れ動く様子も、今後のストーリーを一層盛り上げてくれそうですね。
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