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クルミットです♪
荒れ狂う戦乱のただ中で、ホジュンとユドジにようやく訪れた大きな和解。宿命のライバルが互いの過ちを認め合う瞬間、胸に迫るものがありました。さらに、王を救った一針が新たな命をつなぐ伏線に……。
それでは117話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 117話のあらすじ
ユドジは牢番の目をかすめて王・ソンジョの脈を取り、
「これが医者として最後の務めになるかもしれぬ」
と静かに覚悟を決めます。ホジュンから託された一針は的確にツボを貫き、瀕死の王はうっすらと瞼を開けました。
回復後、ホジュンは「ユドジ殿の功が大きゅうございました」と進言。ソンジョはその言葉に動かされユドジを無罪放免とします。
王命を背に再び人前に立ったユドジは、これまでの罪を涙ながらに告白。
「妬みが私を鬼にした。許されぬと知りつつ剣を向けたのは私です」
その場に膝をつくユドジを、ホジュンも同じ高さで受け止め「互いに罪を背負い終えましょう」と頭を垂れます。長年の怨恨が消えゆく感動的な瞬間でした。
一方、平壌に残った家族は、砲弾が飛び交うなかでも懸命に生き延びます。ユウォルは納屋で男児を出産し、オクンは母子を抱きかかえて「この子は俺が守る」と宣言。
戦の闇に新しい命の泣き声が響き渡り、死と生が隣り合わせである現実を強く突きつけます。
戦況はイ・スンシンや義兵の活躍で徐々に好転。それでも疫病や飢餓で倒れる兵があとを絶たず、ホジュンは「今度は予防の書を残さねば」と決意。十七年かけた薬性研究をもとに“庶民が手に取れる医書”の編纂をソンジョに願い出ます。王は即座に許可し、国を再び健やかにする計画が動き出しました。
ホジュン 117話の感想まとめ
最大の見どころはホジュンとユドジ、二人の“膝を並べた謝罪”です。医術・出世・父への嫉妬という長き怨念が「命を救う」という一点で融解し、両者の器の大きさが際立ちました。ホジュンに救われた王が、今度は医書編纂という夢を後押しする展開も胸が熱くなります。
さらに、産声をあげた赤子や義兵として傷付きながらも成長するギョムの姿は、まさに“世代交代”を象徴。死を覚悟した医師の懸命な治療と、生まれ来る命——この対比が戦乱の残酷さと希望を同時に描いていました。
次回、ホジュンが取り組む新医書は果たしてどんな形を成し、戦で荒れた民の心身をどう癒すのか。そして赦免されたユドジが真の医師として歩めるのか。互いの過去を“赦し”という薬で癒した二人の未来に期待が高まります。
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