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クルミットです♪
アロとムミョンの関係が微妙に変わってきつつあります。
ムミョンは兄としていようとしても、心はどんどんアロに惹かれているのを
自分でも抑えられません。
アロも、兄ではないと判ってしまうと、自分の心のなかのザワザワしていたものが
何なのか、自分で自問自答しながらも気付いているんですよね。
そんなアロの様子を一番感じ取っているのが、サムメクチョン=ジディ。
この3人の恋模様が、ドキドキ満載で見応えありでたまりません。
パンリュとスヨンのこの二人の恋も何とも微笑ましい。
この二人がどうなるのかも、すごく気になります。
コミカルさとロマンと深刻な話がいい具合にかみ合ってますね。
【花郎-ファラン】ネタバレあり
ファラン あらすじ第13話
アロは洗濯をしに川に来ています
何だか始まりが桃太郎みたいになりました。
アロは独り言をぶつぶつ言っています。
「なんで私を急に避けるの?なんで急に口づけしたの?なんでそれを忘れたの?
本当に忘れたの?」
アロは地団駄踏んだら、片方の靴が脱げて川に流れてしまいます。
すると、その靴をムミョンが拾い、アロの方に向かってきます。
気まずい思いでムミョンを見るアロ。
今までと変わらない調子でアロに話しかけるムミョン。
でも、何か不自然ですけどね。
そんなムミョンをキッと睨みつけると、ムミョンに向かって
靴のことは覚えているのに、あのことは忘れたの?
といかにも拗ねたように言うアロ。
ムミョンはアロの足に靴を履かせると、覗き込むようにアロの顔を見る。
そして、「覚えてる」とアロに言う。
アロはムミョンを真っすぐに見ると
「どうして見て見ぬふりをするの?」と聞く。
ムミョンは躊躇いがちにアロに答える。
「お前を見ると抱きしめたくなるから・・。他の奴らの前で手を掴んで逃げたくなるから。
気持ちを抑えるのに時間がかかったんだ。」
その答えを聞いてアロはホッとしたように微笑む。
「今も抱きしめたいけれど、お前が壊れそうだから・・・。」
そういうムミョンに、はにかむ様に笑顔を見せてアロは心からムミョンの思いを噛みしめていた。
ムミョンもアロからの素直な気持ちを聞き、二人はお互いの気持ちを素直に
喜ぶのだった。
いやいや見ているとムズムズするほどのデレデレぶりです。
スンミョン王女がファランの風月主ウィファと話している。
王女は母チソ太后によく似ている。
冷たい言葉と態度。氷のような表情。
王女は自分にとってファランは道具に過ぎない、王室のためならいつでも死んでもらう。
強くなくてはならない、だからだれかが命を落とすまで戦ってもらわねばならない。
そう言い放つと、ウィファをただ無表情に見やる王女。
どうも教える一環としてファラン同士を戦わせるつもりです。怖い人です。
ムミョンはブレスレットを失くしたことに気が付き、ジディと二人で探していた。
ジディにとってあれは王であることを証明する唯一の大事なもの。
ムミョンはジディがなんでそんなに必死なのかが分からないでいた。
パオは事の重大さにサムメクチョンを責めていた。
しかしジディ(サムメクチョンは)無下にムミョン(ソヌ)を責められないでいた。
ソヌの友人を自分のせいで死なせたことに責任を感じていたからだ。
本当はサムメクチョンが悪いのではなく、母のチソ太后が行き過ぎた行動をしている
ことが原因だと思うのですが・・・。でもジディ(サムメクチョン)は母のしたことは自分事として
考えているんですよね。
カンソンは拾ったブレスレットをヨンシルに渡していた。
ブレスレットを手に取りじっと見るヨンシル。
ファランのアンジの息子ソヌ(ムミョン)が持っていたと報告するカンソン。
そのブレスレットのデザインを見て、王族の印だと確信するヨンシル。
ヨンシルはソヌが顔なき王ではないかと思うのだった。
チソ太后は自分が巷で血も涙もない母親と言われていることを知っていた。
それがどうした、そんなことはどうでもいい、自分の子孫に王位を継がせるためなら
何でもするというと、アンジの娘アロを殺せとスンミョン王女に命じるのだった。
アンジはチソ太后の兄フイギョンから、チソ太后がアロを狙っていると忠告を受ける。
そして渡された小瓶をじっと見つめるのだった。
ファランの次の課題は王女が出した剣術と弓馬。
今度の課題は命懸けで戦えと言われるファラン一同は、動揺するのだった。
更には王女は弓馬を上達させる訓練として狩りを行うことにする。
しかしこれはチソ太后からの命を実行させるためのものだった。
王女のお付きの者がアロのところに来ていた。
王女が具合が悪いから、診療のためにある場所に来てくれというのだった。
アロは言われた場所へ急いで向かうのだった。
狩場にて、ムミョン(ソヌ)達は王女よりも先にシカを仕留めようとする。
その狩場にアロは来ていた。
言われた通りの場所に来たものの王女はいない。
そんなアロを遠目に気の間から弓で仕留めようと王女が狙っていた。
王女を呼び続けるアロ。
ムミョンは鹿を追ってきて、思いもかけずアロの声を聞き、驚いていた。
そしてそのアロを王女で狙っているのを見てしまう。
王女の弓が放たれた。
ムミョンはアロの前に飛び出し弓を自分の胸で受け止めた。
突然のことに助けを呼ぶアロ。
聞きつけたジデイが急いで駆け付ける。
ムミョンはアロに弓を抜いてくれと言う。
アロは恐ろしくて動けなかった。
ムミョンは自分で矢を抜く。そして目線は逃げていく王女の姿を追っていた。
ムミョンたちのところに駆けつけたジデイは逃げていく王女を見つけ、追いかける。
そして王女に追いつくと、二度とこんなことはするなと恫喝する。
そんな姿をみた王女は、驚いてジディを見るのだった。
仙門に連れ帰ったムミョンの手当てをするアロ。
泣きじゃくるアロに、ムミョンは「泣くな、お前が泣く方が辛い」といい
優しくアロの頬に触れるムミョン。
そしてアンジからアロを守れと密かに頼まれたことを思い出す。
王女は身をもってアロを救ったムミョンと、自分を王女と知っていても怯まずに
恫喝したジディを思い出していた。
傷の手当てを終えたムミョンに、ジディは思わず「すまない」と詫びる。
自分の実の妹がアロを殺そうとしてムミョンを気付つけたのですからね。
友達を母が殺し、妹がさらにはこんなことをして兄としては居たたまれませんよね。
ムミョンはそんなジディに「なぜお前が謝るんだ?」と聞くのだった。
その時だった。
仙門の中に矢が放たれる。
矢が放たれた先には、垂れ幕が降り、そこには
「花中在王」(ファジュンジェワン)とかかれていた。
ファランの中に王がいるという意味のこの言葉。
ファラン一同は動揺する。
ジデイもことの重大さに顔色を変えた。
ウィファはその垂れ幕を破り捨てると戯れなら一度は目を瞑る。
しかしよからぬ狙いがあるのなら、次は許さないと言い、その場を収めるのだった。
顔色を変えているジディを心配するアロだった。
ムミョンはファランの中に本当に王がいるのだろうかと考えていた。
親友マンムンが死んだのは王の顔を見たから。その時のことを思い出すムミョンだった。
ジディは一人今回の事に思い悩んでいた。
ジディを探して見つけたアロがジデイに対し、只の戯れです。信じる人はいませんと慰める。
ジディ(サムメクチョン)はこの瞬間を恐れていたが、思いの外大丈夫だった。
お前のお陰かなとアロに話す。
アロは絶対に王だと言うことは言いませんとジディに誓う。
ジディは殊の外冷静だった。
しかし、王だとバレた時のことを考えていた。
死ぬか、王座に就くか・・・。
今の自分は死ぬことよりも王になることの方が不安だとアロに話すジディ(サムメクチョン)。
ファランメンバーは本当にファランの中に王がいるのかどうかと勘ぐっていた。
ハンソンはソヌかジディなら考えられると言う。
その意見にヨウルやパンリュは何故か納得刷る想いがあった。
ウィファは垂れ幕を見ながら思い返していた。
チソ太后の今までの言葉。
ジディと交わした会話の内容。
それを突き合わせて考え、ジディこそがサムメクチョン、チヌン王だと気が付くのだった。
ムミョンもこのファランの中にマンムンの仇がいると考えていた。
ファランの中でまことしやかに噂が流れていた。
ソヌが王だと。
今まで賤民と馬鹿にしていた面々が急に余所余所しくなる。
ハンソンはアロのところで油を売っていた。
そしてソヌが王だと思うことを話して聞かせていた。
しかし、ジディが本当の王だとしてっているアロは、その考えに反論する。
アロはムミョンを探していた。
ムミョンの姿を見つけ、駆け寄ろうとしたが、そこに王女が先にムミョンに話しかける。
思わず足を止め、二人の様子を見ていたアロ。
王女はソヌ(ムミョン)にお前が王であるとは思えない。と面と向かって言い放つ。
そんな王女の腕を掴むとムミョンは狩場でのことを問い詰める。
しかし王女は鹿を狙っただけだと言い訳する。
そんな王女に対し、ムミョンは、次にアロを気付つけるようなことをしたら、
お前に俺が誰かを思い知らせてやると強く非難するのだった。
その様子を見ていたアロ。
王女が自分を狙ったことを初めて知り、王女に対し怒りを持った目で睨みつけるアロだった。
ファラン あらすじ第14話
チソ太后はファランで起きた出来事を報告を受けていた。
ファランの中に王がいる
そう書かれた垂れ幕が掲げられていたこと。
しかし、それは好都合だとヒョンチュは太后にいうのだった。
臣下のものからも今回の事で意見が出される。
本当にファランの中に王がいるのかと問い詰められる太后。
チソ太后は、考える。どう答えるべきか。
そして、王はこの神国にはいないと嘘を言う。
そんなチソ太后を胡散臭げにヨンシルは見るのだった。
パンリュの父は、これが全てチソ太后の計算だったのでは勘ぐっていた。
ヨンシルは事の様子をとりあえず見ていようというのだった。
ヨウルやパンリュ、スホ達同室の者たちもソヌの事で落ち着かないでいた。
ファランメンバーから好奇の目で見られるソヌ。
そ知らぬふりして、誰の噂をしているんだと、白々しくジディに尋ねるムミョン。
お前の噂だよと答えるジディ。
俺は男の心を掴むほど男前か?と冗談で尋ねるムミョン。
そんなムミョンに怪我の心配をするジディ。
ソヌはジディにお前は誰が王だと思う?と尋ねる。
ジディは逆に、なぜ王を探している?探してどうする?と尋ねる。
ソヌ(ムミョン)は「殺す」と答え、その場を後にする。
そんなソヌの後姿をただ見つめるしかないジディだった。
ムミョンはアロに傷の手当てをしてもらっていた。
してもらいながら、アロに「あの噂は嘘だ。」というと
「分っているわ。」と答えるアロ。
「なんだ、俺は王には見えないのか?」とワザとアロに言うムミョン。
アロは無言で背中を向ける。
ムミョンはそんなアロに抱きいついて、「少しだけこのままでいたい。」と甘える。
そんなムミョンの頭を優しく撫でるアロ。だった。
今日は久しぶりの休日。
ファラン達は休日をそれぞれが楽しむ。
パンリュは養父ヨンシルのところに来ていた。
養父にあれは貴女の仕業かと尋ねるパンリュ。
ヨンシルはそれには答えず、パンリュにソヌは王に見えるかと尋ねる。
そして更には、ソヌが王なのかどうかを調べろと命じる。
どうして自分がそんなことをするのかと尋ねるパンリュ。
ヨンシルは、ここで本当の野望を話して聞かせるのだった。
「私はお前を王にする。今の王がいては王になれない。」
その言葉に驚くパンリュだった。
ヨンシルの目的は国を我が物にすること。そのために自分の思うがままになるパンリュを養子にしたんですね
スヨンはパンリュを探してヨンシルの屋敷に来ていた。
出てきたパンリュを嬉しそうに見る。声をかけてもらおうと立っているが、パンリュは暗い表情で
スヨンの横を通り過ぎ、気が付かない。
スヨンは慌てて追いかけ、パンリュに話しかける。
しかし、パンリュは落ち込んだ様子で、ただ頭を下げスヨンを残していってしまった。
そこにスヨンの兄スホがちょうど現れる。
兄の姿を見てスヨンが突然泣き始める。
スホは驚いて妹の顔を見る。そして顔をあげるとその先にパンリュの後姿を見つける。
妹の泣いている原因はパンリュだと思ったスホ。
追いかけようとするスホを泣いて止めるスヨンだった。
ハンソンは仮病を使ってアロの診療室にいた。
どうして仮病を使うのか聞かれたハンソン。
兄と比べられるのが嫌だからと答える。
そこに兄のタンセがやってきて、剣術の稽古をするというのだった。
しかし、兄のように剣術が出来ないハンソン。
兄のように優秀ではないハンソンは、なぜ兄がチンゴルに生まれなかったのかと
タンセに食って掛かる。
自分は星を見るのが好きなのに、武術は苦手なのにと食って掛かるハンソン。
タンセは初めて弟の苦悩を知るのだった。
異母兄弟である二人。出来のいい兄は身分が低く、後継ぎにはなれない。身分は王族であるが、後継ぎには不向きな弟。身分の厳しい韓国の当時の現実。辛いですね。
ムミョンはアンジのところへ来ていた。
そして、仙門で掲げられた王がファランの中にいるという掛け軸の下半分を
アンジに見せる。
下半分の文字の下には王を現す絵が描かれていた。
ムミョンはそれをアンジに見せ、
「マンムンが王を見たと言っていた。俺たちを殺そうとして物の腕にこの形の
腕飾りがあった。マンムンを殺したのは王だ。」と話す。
アンジは表情に出さず、息をのむ。
「どうするつもりだ?」アンジに聞かれたムミョンは
「殺さねば・・・。」と答えるのだった。
チソ太后のお付きのヒョンチュは、今、ファランではソヌが王だと誤解されている。
しかし、これは好都合なことだと話す。ソヌが王だと思われれば、王を狙う刺客から
目を反らせるからだ。
チソ太后もこの考えに、同調するのだった。
しかし、そうなればアンジ公が黙っていないだろう。
チソ太后はアンジが何もできないようにするために、直接お忍びでアンジの家に行く。
アンジに、忙しいだろうから自ら診察を受けに来たというチソ太后。
訝しく思いながらも脈をとるアンジ。
脈を取られながら、チソ太后はアンジに昔の思いを懐かしそうに囁く。
アンジは眉をひそめ、脈を終わろうとすると。そのアンジの手をチソ太后が掴む。
自分を憎んでいい、娘は大罪を犯したが、見逃していい。その代わり息子に頼むがある。
聞きいれてくれないなら、娘を殺す・・・そうアンジを脅すチソ太后。
チソ太后が帰った後、実は裏でフィギョンが一部始終を聞いていた。
チソ太后の頼みに体を震わせているアンジ。
隠れていたフィギョンが姿を現し、アンジに向かって言った。
「今夜チソ太后が訪ねてくると言っただろう、どうしたい?」
そう聞かれたアンジは、
「私の妻と息子を殺し、更に娘まで殺そうとしているあの女を殺す。」
体中を怒りで震わせて声を振り絞るように
チソ太后への怒りを吐き出すのだった。
このチソ太后という人は本当に出てくるたびに不愉快な存在。いつまでもアンジ公に
執着するところが嫌らしく、あさましい。プンプン!
ウィファとピジュギ。
ウィファに呼ばれてきたようだ。おこげが足りないとピジュギに文句を言うウィファ。
ピジュギは心配していた。
ファランに王がいるとか言われたら、ここは刺客が来たりして危ないんじゃないか?
声を荒げて心配するピジュギを他所に、ウィファは飄々と構えていた。
夜。一人どこにも行かずに仙門に残っていたジディ。
池のほとりに佇んでいると、ウィファがやってきた。
ウィファはジディにジディの名前の由来を聞く。
「自慢できぬ家柄」のそれぞれの頭を取ってジディだと答える。
ウィファはジディに向かい、これまでのジディの数々の言葉を述べると
そこから、ジディは王であると確信する。
そのことをジディに告げると、ジデイに対し、王に対する礼を拝する。
ジディ=サムメクチョンは、拝礼を自分に対してするウィファに戸惑うのだった。
スホは宮殿に呼ばれ、チソ太后に拝謁することになる。
一人心躍らせるスホ。
宮殿では、渡り廊下を歩いていたスホ。
その先には、寛いでいるのか、裸足で歩いていたチソ太后とお付きの者たちが見えた。
スホはチソ太后の近くに行くと、チソ太后の足元を見て、注意する。
しかし、チソ太后はその注意を無視し歩いて怪我をする。
怪我したチソ太后を抱きかかえ、部屋に運ぶスホ。
部屋の椅子にチソ太后を下ろし、足の裏の棘を抜くスホ。
身体に触れたことを詫び、どんな罰でもうけると頭を下げるスホに、
チソ太后は、意味深にソヌの名前を出すのだった。
ソヌ=ムミョンはファランの中に王がいることを考えていた。
この中の誰が王だ・・・・?
アロのいる医務室にスンミョン王女が訪ねてきた。
相変わらず冷たく上から目線な態度。
足をくじいたから、部屋まで来て治療するように言うと、さっさと出ていく。
アロは先日、自分に矢を放ち殺そうとした王女を見て、反省のかけらもない
人だとプンプン怒るのだった。
部屋に行くと、スンミョン王女は何故か床に座り、履物を脱いで裸足で待っていた。
足を洗えと言うこと・・・・?と心で考えていたアロ。
スンミョン王女はそんなアロの読みを、言い当て、その通りにしてとこともなげにいう。
侍女に言いつけてくださいといい部屋を出ようとするアロ。
お前は私のン主治医だろうという王女に、アロはその主治医に先日矢を放ち、
殺そうとしましたよね。兄が負傷したんですよとアロはきつく言い返す。
すると、王女は
お前は大罪を犯したそうだな、ならばそれ相応の事をするのが当然だろう。
足を洗い、揉み解せと命令する。
アロは思わず、あの方の妹とは思えない!と言ってしまう。
王女はアロのその言葉を聞き逃さなかった。
私は兄を知らないのに、お前は知っている。
アロに対し、強い不満を漏らすが、知っていても、貴女には言わない!
そう答えるアロだった。
タンセは馬のお世話をしていた。
そこにカンソンがやってくる。
タンセに向かい、また嫌味を言っているカンソン。
そこにパオがやってくる。パオは何となく雰囲気を察知し、その場を逃げようとするが、
思い返し、タンセのところに来る。
タンセはパオにカンソンを紹介する。
カンソンはパオの顔を見て、たわしみたいなやつだな。
そう言ってパオを馬鹿にするのだった。
すると、パオはカンソンの胸倉を掴み、引き寄せると馬小屋の敷き藁の上に叩き落とす。
今後俺の事は兄貴と呼べ!パオかっくいい!!
パオが立ち去り、呆然とするカンソン。
タンセは、先日カンソンがあの祝宴の楽器壊しを、カンソンがしているのを
見ていた。そのことをカンソンに話す。
タンセはお前がここで何がしたいかしらないが、関心はない。
ただ、俺を怒らせるな。
そうカンソンに忠告するタンセだった。
ハンソンが自分の部屋を追い出され、スホ達の部屋に移されたと
聞かされたタンセ。
タンセはハンソンを探しに行く。
対戦のための太刀稽古にはいなかった。
部屋の中を探すが、どこにもいない。
しかし、ハンソンの隠れた場所を見つけて、稽古に戻れというタンセ。
いやだ、死ぬかもしれないのにと拒むハンソン。
タンセはソク家を担う弟、ハンソンにソク・ヒョンジェの孫が、尻尾巻いて
逃げたと噂されるぞと言い聞かせる。
しかしハンソンは、嫌だとごねる。
タンセはハンソンに対し、恵まれた身にうまれたのだ、其れにふさわしい行いをして認めてもらえと言うのだった。
いよいよ対戦の日。
一様に皆の間に緊張が走っていた。
対戦を見に、わざわざチソ太后がやってきた。
更にはヨンシルたち官僚も見に訪れる。
チソ太后は心の中でサムメクチョンに語り掛ける。
「このような危険なことまでするとは。助けてくれと言えば、たすけてやるぞ。」
サムメクチョン=ジディも心の中で母に答える。
「例え、誰に剣を向けられようと、逃げません。私は堂々と王座に就きます。」
スホとパンリュの真剣勝負から始まった。
スホの方が腕がいい。パンリュの脇腹に剣が当たる。
スホの顔色が変わる。
パンリュは痛さに顔をしかめる。
その様子に苦虫を潰したような表情のヨンシル。
しかし、王女は真剣さがない、実践では役に立たないと息まく。
するとヨンシルが王女に提案する。
我が精鋭の護衛とファランの代表を戦わせてはどうでしょう。
ウィファの表情が硬くなる。
王女は快諾する。ウィファは溜息をつく。
ファランの代表はヨンシルが選ぶと申し出、これも快諾される。
ヨンシルはソヌを選ぶ。
ソヌ=ムミョンはその試合に臨むことになる。
スホがお前の腕ではかなわないと心配する。
アロもまだ矢の傷が癒えていないと気が気ではない。
ヨンシルの思惑通りに事が運ぶ中、試合が始める。
チソ太后はヨンシルが、ソヌが王だと思い、試すためにこの事態を
起こしたことを心の中でほくそ笑んでいた。
皆が息をつめて試合を見る中、腕は明らかに護衛の者が上である。
しかし、ソヌ(ムミョン)も必死に立ち向かう。
ヨンシルは相手が死ぬまで続けよと、劣勢に立たされるソヌに追い打ちをかける。
止めを刺そうとする護衛に、チソ太后がやめよと命令する。
その言葉にヨンシルは、ほくそ笑む。
しかし護衛の者が、試合が終わったと後ろを見せた瞬間、ソヌは身軽に相手を飛び越え
護衛の前に飛び出て立ちはだかる。
再度試合が始まる。
するとソヌ(ムミョン)は見事な身軽さで相手の頭の髷を切り落として見せる。
ファランメンバーから歓声が沸き起こる。
ヨンシルはソヌが王だと確信する。
試合が終わり一人でいたソヌ(ムミョン)。
そこにジディが現れる。
ジディはソヌに大丈夫かと声をかける。
大丈夫だと答えるソヌ(ムミョン)。
しかし、その時、ムミョンはジディに対し剣を抜き、
「お前が王か」
そう問いただしたのだった。
ムミョンはジディがあの時のブレスレットを落とした相手だと気が付いたのですね。
親友のマンムンを殺したのは、本当はヒョンチュなのだけれど。ジディは自分ではなくソヌが
王と勘違いされていることを否定出来ないし、かといって真実を話せないでいる状況に
この先、どうするのか・・・・。
ファラン あらすじ第15話
ムミョンがジディに刃を向け、
「お前が本当に王なのか?」そう問いただしていた。
その場面をアロが目にして、ジディの前に庇う様に立ちはだかった。
「ここに本当に王様がいると思っているの?
ここは敵だらけ。この人は王様じゃない、私が保証するわ!」
そうジディを庇うアロ。ムミョンはアロにそこをどけ!といい、思わず刀をアロの腕に
傷をつけてしまう。
顔をしかめるアロ。驚いて狼狽えるムミョン。
アロはそれでもムミョンに、この人は違うの!と言い続ける。
ムミョンは自分のしたことに驚き、その場を走り去ってしまう。
アロの後ろで何も言えずにいたジディ。
何故来たんだ?とアロに尋ねる。
アロは、大丈夫、私の言葉は信じるから。そうジディを安心させる。
ムミョンに切られた腕を自分で治療するアロ。
包帯が一人で巻けずにいると、ジディが来て巻いてくれた。
ジディは「お前の兄なのに、なぜ俺を庇った?
またお前を危険な目に合わせてしまったな」と言うと、ジディは自己嫌悪に陥る。
自分に腹を立てているジディを見て、アロは言う。
自分に怒っても仕方ないです。世の中のみんなが敵でも、
自分だけは味方でいてあげないと。例え愚かで無力でも自分だけは味方でいてあげないと。」
そう言うとアロは戸惑いがちにジディ微笑む。
ジディもそれまでの強張っていた表情が、ホッと緩み笑みがもれるのだった。
ムミョンは先ほどアロを傷つけてしまったことを気に病んでいた。
そこにスンミョン王女が現れる。
ムミョンに武術は然程でもないけれど、勝負運が強いと褒める王女。
しかし、ムミョンは王女に真正面から睨みつける。
「やけに厚かましいな。おれに矢を射ておいて悪びれる様子もない。」
そう言われ、表情を硬くする王女。
そんな王女を見てムミョンはつぶやく。
「似ている気がする。」
王女の前を足早に立ち去ろうとするムミョンに王女は止まれと命令する。
足を止め王女に振り向くムミョン。
王女はムミョンに向かって
「剣術の手ほどきをしてやろう。少し習えば相当の剣使いに・・・。」そう言いかけるが、
ムミョンはその言葉を遮るように
「剣術を習えば、だれを殺すと?」と、王女の言葉に逆に尋ね返す。
その問いに何も答えられずにいる王女を残し、ムミョンは立ち去るのだった。
パオとジディは宮中に来ていた。
ジディ(サムメクチョン)とチソ太后は密かに会って、話している。
ジディは母チソ太后に、なぜ妹スンミョンを野放しにしているのかと問う。
チソ太后は、その方が好都合だと答える。
今、誰もが顔なき王をソヌだと勘違いしているからだ。
息子のためなら、ファラン全員を殺すことだってできるとサムメクチョンに向かって言い放つ。
そんな母の言葉に思わず怒りを態度に出そうとするサムメクチョン。
しかしチソ太后は、お前の意思など関係ない、生きて王になりたければ
一切余計なことはするな。
そう言われ、サムメクチョンは仙門へ戻り、床について考え事をしていた。
他の皆も既に床に就いている。
ジディ(サムメクチョン)も目を瞑る。
しかしその瞬間、ムミョンがジディの上にまたがりの首を絞めてきた。
お前が王なのか、お前が俺の友を殺したのか・・・。そうつぶやきながら首を絞める
ムミョン。ジディは苦しさを逃れよう暴れる。
と・・・・それは夢だった。
ムミョンの寝床を見ると、もぬけの殻だった。
ムミョンは眠れずに外にいた。
昼間の事を思い返していた。
あのブレスレットの持ち主はジデイ。あいつが王なのか。
そこにウィファやってくる。
ムミョンはウィファに、本当にジディは甥っ子なのか?と尋ねる。
ウィファはムミョンに水面だけを見て、分かったつもりになってはダメだ。
お前には失敗をしてほしくないといい、その場を離れる。
ムミョンは部屋に戻る。そして寝ているジディの後姿をじっと見るのだった。
ヨンシルはソヌのことが思うようにいかず、腹を立てていた。
取りあえずは機会を伺うことにするのだった。
そんな時、新羅の国境に人の生首をいくつも下げた馬が現れた。
そして、「百済の地を侵すものは償いを知れん」と書かれた布が一緒にぶら下がっていた。
臣下たちは、このことで議論していた。どうするべきか色んな意見が出る。
戦争を起こせばいいとヨンシルがいい出す。そうでなければ、和睦のために王女を
百済に送るのはどうかと案を出す。チソ太后を試していた。
戦争は避けたい。チソ太后は、考えた末に
親善の意を強く示すために、王女をファランと一緒に送ると決める。
チソ太后はウィファを呼びつけ、ファランを使節団として百済に行かせることを
告げる。
ウィファはファランを自分の都合で使節団として利用することに対し、
チソ太后に対し、反論する。
しかし、チソ太后は、神国がどうなってもよいと言うのか?
戦を防ぐために使節団を行かせる。そのメンバーはヨンシル派の子息を選べと命令する。
ウィファはチソ太后に、噛んで含むような言い方で進言する。
まるで貴女が君主のようだ。しかし、そこは貴女の席ではない。
決めるのは王であるべきだと。
ヨンシルの思惑。チソ太后の思惑。どれもが周りを不幸にする思惑。
本当の民の幸せを願ってのことじゃないので、腹が立ってきます。腹黒いひとばっかり!
アロはムミョンと話したくて待ち伏せしていた。
しかし、ムミョンはアロを見かけると避けていく。
アロはムミョンを追いかける。
どうして避けるの?人に剣を向けてもあなたに味方するの?
そう怒るアロを、黙って聞いているムミョン。
しかし、ムミョンは黙っていってしまう。
アロはそんなムミョンを見て泣き出してしまう。
サムメクチョン(ジディ)はムミョンに、まだおれが王だと思っているのか。
もし王だったら友にはなれないのか?王より友でいたいとジディ(サムメクチョン)はムミョンに
自分の本心だと話す。
しかしムミョンはサムメクチョン(ジディ)が王だと疑いが晴れない限り、
そんなこと無理だと言い返す。
お前を見逃すのはアロがお前を庇うからだ。正体が分かるまで怒らせるな。
そう言い捨て、その場を離れる。
そこにパオがチソ太后の書状を持ってやってくる。
書状には一言「停まれ」と書かれていた。
サムメクチョン(ジディ)はその言葉の意味がその時は分からなかった。
ファランメンバーが全員集められる。
皆の関心はソヌ(ムミョン)。
皆がソヌこそ王だとひそひそと話している。
パンリュはヨンシルにソヌが本当に王なのか確かめろと密命を受けていた。
スホは先日チソ太后から、ソヌをよろしくと意味深に頼まれていた。
ウィファがファランに向かって使節団の話をする。
これは命令ではない。そう前置きをする。
スンミョン王女は母からの命とは言え、この和睦の使節団に行きたくなかった。
そこで、条件をだすのだった。
それはアロを同行させることだった。
サムメクチョン(ジデイ)はあの「停まれ」の意味を察する。
行くなということか・・・。そういうことか。危険は犯すな。他の者に行かせよと。
使節団への立候補に中々誰も名乗り出ない。
そこに王女がアロを連れてやってくる。
王女はこの和睦にアロを連れて行くと告げる。
すると、ムミョンは真っ先に手を挙げる。王女の狙い通りだ。
すると、スホが手を挙げる。チソ太后に言われた命を果たすために。
さらにはパンリュも手を挙げる。ソヌが王かどうかを確かめるために。
そしてジデイも手を挙げる。
自分だけ逃げて隠れている王でいたくないから。
アロは父アンジと食事をしていた。
父には百済へ行くことを言えないでいたアロ。結局もしかしたら生きて帰れない
と思い、父に手紙を残すのだった。
チソ太后はサムメクチョンが自ら志願したことに腹を立てていた。
あれほど行くなと告げたのに、どうして自分の意に反することばかりするのかと
怒りを抑えられないでいた。
スホの妹スヨンはアロとまた塀越しに話しながら泣きじゃくっていた。
アロが百済に行く上に、パンリュまでが行くことが悲しかった。
何か贈り物をしようか、何か自分の存在を残しておかなきゃ。
縁起でもないわと言うアロだった。
パオは溜息をついていた。
サムメクチョンが勝手に志願したことを憂いていた。
腹も立てていた。
なんで相談してくださらなかったのか、自分はお供出来ないんです。
そう子供のように泣いてサムメクチョンを困らせた。
パンリュにスヨンはお守りにと自分の髪の毛を渡す。
パンリュの頬にそっと口づけするスヨン。
御無事で、待ってますと言うと、スヨンはそのまま帰ろうとした。
気持ちを抑えていたはずのパンリュは、とうとうスヨンに口づけをする。
自分の気持ちをもう誤魔化せないでいた。驚くスヨン。
けれど、スヨンもその気持ちを受け止めた。
熱く思いを交わす二人だった。
パンリュはニヤニヤしながら歩いていた。
そこにカンソンがやってくる。
ヨンシル様を失望させるなよ。
パンリュは一気に心が冷えていく想いだった。
タンセはムミョンに、戻られたら主君として使えようかと考えていますと
話すが、使えなくていいと言われる。
チソ太后が仙門にやってきた。
使節団のメンバーを激励するウィファだった。
ファラン 第13-15話 感想
ムミョンを巡り、色んな人の思惑が慌ただしいです。
ムミョンの身に危険が迫っています。
そしてアロとの思いが通じ合ったと思いきや、中々上手くいきません。
王女の存在も二人に影を落としています。
チソ太后は正直人として欠陥だらけなのに、摂政として人の上に
立っているのが信じられません。人の上に立つにふさわしい人格では
ないのに、なんで~?そう腹立たしく思いながら見てしまいます。
スヨンとパンリュがようやく想いが通じ合いキスしました。
この二人はなんとも応援したくなります。
パンリュがヨンシルと実父の間に挟まれ苦悩するのが、可哀そうで
この先どうなるのか、ムミョンと同じくらい気になっています。
サムメクチョンは、本当に王となれるのか。
ウィファが自分の正体を知り、ある意味パオ以外で自分の思いを話せる
相手が出来たサムメクチョン。
彼の苦悩もこの先どうなっていくのか・・・・。いよいよお話は盛り上がってきましたよ。
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