ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
今回ご紹介するのは、韓国JTBCで放送された政治サスペンス「工作都市」。
欲望にまみれた財閥一家を舞台に、最高権力をつかむために泥沼の駆け引きを繰り広げる女性たちの姿が描かれています。
美術館の運営を任されているジェヒは、夫であるジュンヒョクを大統領にしようと画策しています。表向きは完璧な夫婦を演じつつも、義母ハンスクをはじめとする一族の思惑が絡み合い、隠された秘密が少しずつ剥がれていく様子は、見ていて息が詰まるほどです。
少し重厚な雰囲気に驚くかもしれませんが、展開が早いので一度見始めると止まらなくなるはずです。
この記事では、私が実際に見て感じたどろどろした感情を交えつつ、「工作都市」の全話あらすじとネタバレ、見どころを余すところなく紹介します。
ぜひ、彼女たちがどこまで突き進むのかを一緒に見届けましょう♪
もくじ
工作都市 あらすじ
大韓民国の政財界を牛耳るソンジングループ。その核心に位置する美術館「スペース・ジン」の運営を任されているジェヒは、夫のジュンヒョクを大統領にするという野望を抱いている。優雅で完璧に見える彼女の生活だが、その裏には隠しきれない欲望とドロドロした駆け引きが渦巻いている。そんな中、美術館で働くことになったイソルという女性との出会いが、ジェヒの積み上げてきた平穏な生活を少しずつ蝕んでいく。上流社会の華やかな仮面の裏側で、それぞれの登場人物が自身の目的のために他人を利用し、裏切り合う姿は本当に恐ろしい。誰が味方で誰が敵なのか、権力という名の毒に侵された人々の執念が交錯するサスペンスドラマだよ。
見どころ
スエ演じるジェヒの冷徹な演技がとにかくすごい。上品なファッションに身を包みながら、内面では夫を大統領にするためにあらゆる手段を講じる姿にはゾッとする。完璧を装っているのに、ふとした瞬間に見せる焦りや苦悩がリアルで、彼女が抱える狂気を画面越しにひしひしと感じるはず。
このドラマは夫婦という関係がいかに脆いかを見せつけてくる。お互いを高め合うパートナーかと思いきや、本音を隠して相手を駒のように扱うやり取りには胃が痛くなる。特に夫のジュンヒョクとの冷え切った寝室の空気感や、家族の食卓で飛び交う無機質な会話など、贅沢な暮らしの中に漂う寒々しさがたまらない。
物語が進むにつれて明らかになる、登場人物たちの過去や秘密がパズルのように組み合わさっていく構成は圧巻。誰かが嘘をつくと、別の誰かがその嘘をさらなる嘘で塗りつぶしていく。ただのドロドロした人間ドラマで終わらせない、権力争いの泥沼に引きずり込まれる感覚を味わってほしい。
「工作都市 各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
キャスト・登場人物
「工作都市」のキャスト&主な登場人物一覧です。
ユン・ジェヒ(演:スエ)
「欲望の頂点を目指す、ソンジングループの次男の嫁」
美術の知識と美貌を武器に、誰からも羨まれる地位を手に入れましたが、内心ではさらに高い場所を目指して夫を大統領にしようと画策しています。野望のためなら手段を選ばない冷徹さがあり、見ているこちらも時折その執念に圧倒されてしまいます。
彼女が崖っぷちで追い詰められた時に見せる、人間味というか、隠しきれない脆さが垣間見える瞬間がたまりません。
チョン・ジュンヒョク(演:キム・ガンウ)
「完璧な仮面を被った人気アンカー」
ソンジングループの婚外子として育ち、現在は国民的な人気を誇るニュースアンカーとして活躍しています。妻であるジェヒの支えを受けながら順風満帆に見えますが、その仮面の裏には到底許しがたい秘密を抱えています。
最初はただの格好いい夫だと思って見ていたのに、徐々に剥がれ落ちていく醜い本性がどうしようもなく最低で、ある意味見応えがあります。
チェ・ヒョヌ(演:イ・サンユン)
「静かに物語をかき乱す謎多き男」
物語の中で、一見すると彼には大きな野心がないように見えますが、実は周囲の状況を冷静に観察している影の存在です。彼がジェヒたちとどのように関わっていくのか、その動向がこの泥沼劇のスパイスになっています。
善人なのか悪人なのか、最後まで読めないその表情が非常に魅力的で、登場するだけで空気がピリッと引き締まるのが良いです。
ソ・ハンスク(演:キム・ミスク)
「ソンジングループを支配する絶対的な権力者」
嫁であるジェヒを冷淡にあしらい、一族を完全にコントロールしている恐ろしい姑です。権力のためなら家族さえも道具として使い捨てる姿には、本当にイラッとさせられっぱなしですが、同時にドラマの緊張感を作っているのは間違いなくこの人です。
画面に映るだけで漂う圧倒的な悪役オーラと、すべてを見通しているような冷たい眼差しが最高に怖くて目が離せません。
相関図
ソンジングループを舞台に、ユン・ジェヒは姑のソ・ハンスクと互いに利用し合う「必要悪」の関係です。夫のチョン・ジュンヒョクを大統領にしようと画策するジェヒに対し、ハンスクは彼を支配下に置き、一族の利益のために動かそうとします。その中でチェ・ヒョヌがどのように絡んでいくのか、欲望が渦巻く非常に複雑な関係性になっています。
評価・レビュー
韓国ドラマ「工作都市」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
ネタバレを表示する
一言で言うと、欲望にまみれた財閥一家の中で一人あがく嫁の執念の物語だ。金と権力への執着がすごすぎて、見ているこっちが胃もたれしそうになるほどだった。20話完走したけど、スッキリ爽快な逆転劇を期待していると痛い目を見る!
ドロドロの権力闘争と嫁姑バトル
ソンジングループという巨大な財閥の美術館を舞台に、次男の嫁であるユン・ジェヒが姑のソ・ハンスクに立ち向かう構図が延々と続く。夫を大統領にするためなら何でもやるジェヒの執念がとにかく凄まじい。姑のハンスクがまた底知れぬ権力を持っていて、ジェヒが必死に何を仕掛けても鼻で笑って握りつぶしてくるのが本当にきつかった。権力者ってここまで血も涙もないのかと普通に腹が立つ。途中でキム・イソルという契約社員が絡んできて、登場人物たちの隠された秘密や過去がドロドロとこぼれ出してくる展開はかなり重い。
スエとキム・ミスクのバチバチな演技
役者の演技は画面から圧が伝わってくるくらい濃い。ユン・ジェヒを演じたスエの、野心と狂気に満ちた表情が頭に焼き付いている。毎回美しいドレスを着こなしている。でも目は一切笑っていなくてギラギラしているのが純粋に怖い。そして姑役のキム・ミスクの存在感もとんでもない。静かな声で淡々と恐ろしいことを言うから、底知れない威圧感がある。夫のチョン・ジュンヒョクを演じたキム・ガンウは、外見は完璧な国民的アンカーだ。それなのに中身は自分の欲望に忠実でドロドロしていて、正直あんまり好きになれなかった。イ・イダムが演じたキム・イソルも影があって、物語をかき回す役回りが妙にリアルだった。
壁は高すぎたという苦い結末
終盤、ジェヒがソンジン家を道連れにしてすべてを暴露する大国民インタビューのシーンはかなり熱量があった。そこからのハンスクたちの対応がえげつない。ジェヒは自らを犠牲にして爆弾を放った。それすらハンスクたちはあっさり利用して、夫の支持率アップに繋げてしまう。結局ジェヒ一人だけが刑務所行きになるというオチは、あまりにも救いがなくて呆然とした。出所後になんとか前を向いて生きる姿が描かれる。それでも結局は持てる者には勝てないという残酷な現実を突きつけられた気分だ。
サクセスストーリーよりも、人間の生々しい欲望と財閥のリアルな闇を覗き見したい人におすすめする。
撮影秘話とトリビア
「工作都市」の世界をもっと深く楽しめる!知れば知るほど面白い、ドラマのトリビアや撮影裏話をご紹介します。
本編では見られないキャストたちの素顔や、制作の裏側に迫るエピソードを集めました♪
美術品が並ぶ豪華な美術館の正体
ドラマの舞台となる美術品が展示された「アートスペース・ジン」の優雅な空間は、なんと江原道原州市にある「ミュージアムSAN」で撮影されていたんですって!自然と建築が融合した美しい美術館として有名な場所が、ドラマの冷徹かつ洗練された雰囲気を見事に作り上げていたんです。あんな場所で撮影していたなんて、画面越しに伝わる重厚感も納得ですね!
視聴率の推移と結末
本作は第1話で3.6%の視聴率を記録してスタートし、その後少し停滞期もありましたが、最終第20話では自己最高となる4.7%の視聴率を叩き出して有終の美を飾りました。最後まで目が離せない心理戦が展開された結果、じわじわと注目を集めたドラマだったんですよ。数字以上の熱い戦いが繰り広げられた、見ごたえある20部作でした!
耳に残る切ないOSTたち
ドラマの緊迫感をより一層引き立てていたOSTは、豪華なラインナップが揃っていたんです。特に物語の孤独な心情を歌った「Let Me Be There」は歌手のイルレインが、欲望に翻弄される心を表現した「The Real Life」はシンガーソングライターのイェロが担当しました。さらにハジンの「Alone」など、ドラマの雰囲気にぴったりな楽曲が視聴者の感情を揺さぶったんです!
撮影現場は熱いトークと笑顔の宝庫
カメラが回れば鬼気迫る演技を見せる主演の二人ですが、撮影の合間には真剣な表情で熱い議論を交わしていたんです。特に主演のスエとキム・ガンウは、少しのシーンも妥協しないプロ意識で現場を牽引していました。一方で休憩時間には、共演の子役と本当の親子のように仲良く過ごしたり、出演者が明るい笑顔を見せたりと、和やかな雰囲気も流れていたんですって!
役作りのために1年以上の時間を共有
本作の撮影は、2021年3月のクランクインから約8ヶ月間という長期間にわたってじっくりと行われました。出演者たちは役作りのために、最初の台本読み合わせから放送終了まで1年を超える時間を共有し、互いに信頼を深めていったそうです。長期間かけて丁寧に作り上げられたからこそ、あの緊張感あふれる心理描写が完成したんですね!
ドラマタイトルの意外な由来
実はドラマのタイトルである「工作都市」は、美術家の故・孫尚基(ソン・サンギ)画伯の作品タイトルからインスピレーションを受けて付けられたものなんです。作中には実際に彼の絵画が登場するシーンがあり、美術を背景にしたドラマのテーマとリンクしています。監督やスタッフが細部までこだわって作り上げた、芸術へのリスペクトを感じるエピソードですね!
スエ”5年ぶりドラマ復帰” + キム・ガンウと映画『上流社会』以来3年ぶりの再共演
本作のヒロイン、ユン・ジェヒ役のスエさん。実はこの作品、5年ぶりの本格ドラマ復帰だったんですよ♪ そしてキム・ガンウさんとは過去にも特別な縁があるんです。観るほどに2人の歴史が滲んでくる作品なんですね。
スエ — 2016年『私の家に住む男』以来5年ぶりの主演
スエさんは2016年KBS月火ドラマ『私の家に住む男(우리집에 사는 남자)』以降、ドラマから一度離れていました。映画やCMでは活動を続けていたものの、地上波・ケーブルのドラマ主演は5年ぶり。これは韓国ドラマファンにとって本当に久しぶりの帰還だったんです♪
本作のジェヒ役は、これまでのスエさんの代表作にはなかった”野望と冷酷さの権化”。『その冬、風が吹く』(2013)『マスク』(2015)『龍八伊(ヨンパリ)』(2015)で見せてきた“傷を抱えた繊細な女性”のイメージから一気に踏み込んだ挑戦。彼女のキャリア史において大きな脱皮の役柄になったんですね♪
キム・ガンウとスエ — 映画『上流社会』(2018)からの3年ぶり再共演
そして本作のもう一つの魅力が、主演2人の”再共演”です。スエさんとキム・ガンウさん、実は2018年の映画『上流社会(상류사회)』でも夫婦役を演じていました。
『上流社会』では大学教授の夫婦が、それぞれ社会のトップを目指す中で関係が崩壊していく作品。今回の本作も“夫婦が頂点を目指す中での権力闘争”という似たテーマ。映画と続編のような設定とすら言える組み合わせなんですよ♪
“再会の俳優”による化学反応
長年俳優として深い関係性を持っていた2人だからこそ、本作で見せる“言葉ではなく目線で語る冷え切った夫婦の演技”に説得力があるんですね。すれ違うベッドサイド、空虚な家族の食卓、本音を隠した会話—。3年前の映画では深く愛し合っていた夫婦が、今度は冷淡な敵同士になるという対比を、観客は無意識に感じ取ってしまう。これが本作独特の重みなんです♪
脚本家ソン・セドンと父・ソン・サンギ画伯 — タイトルと作中の絵が紡ぐ”親子の物語”
本作のタイトル『工作都市(공작도시)』が故・ソン・サンギ(손상기)画伯の作品タイトルから取られていることは、すでに本記事の前半でも触れました。でも実は、これは単なる”美術へのリスペクト”以上の、もっと深い理由があったんですよ♪
脚本家ソン・セドンは画伯の実娘
本作の脚本を担当したのはソン・セドン(손세동)作家。代表作は『町の弁護士チョ・ドゥルホ2』など、社会派ドラマの手堅い書き手として知られている方です。
そしてここがびっくりポイント。ソン・セドン作家は、ソン・サンギ画伯の実娘なんです!
つまり本作のタイトル『工作都市』は、娘である脚本家が、亡き父の代表作タイトルを冠して作品を作ったという、深い親子の物語の上に成立していたんですね♪
劇中に登場する絵画は、本物のソン・サンギ画伯の作品
そして劇中の美術館「アートスペース・ジン」に展示されている絵画も、本物のソン・サンギ画伯の作品が使われているシーンがあるんです。
ジェヒが美術館を歩くシーン、夫の応接室にかけられている絵—。視聴者はストーリーに集中して見過ごしてしまうかもしれませんが、背景に映り込む絵の一枚一枚が、脚本家にとっての”父との対話”になっているんですよ。
ソン・サンギ画伯のテーマと本作のテーマの符合
ソン・サンギ画伯(1949〜1988年)は、現代韓国を代表する画家で、“資本主義社会の歪みと欲望”を主題にした作品で知られていました。早世されたのですが、その作品には“工作(人為的な作為)”を批判する強いメッセージが込められていたそうです。
本作のテーマは“財閥が大統領を作り出す工作”。これ、画伯が生涯描き続けたテーマと、深く重なっているんですよね。娘・脚本家が、父の世界観を韓ドラというメディアで現代に蘇らせた—そう考えると、本作の絵画への執着が一段と意味深く感じられます♪
視聴後にぜひ「손상기 화백」「공작도시 그림」で検索してみてください。劇中で目にした絵が本物の画伯の作品だと分かると、感動でゾクッとするはずです♪
キム・ミスクが”측천무후(則天武后)”と呼ばれる絶対悪役を引き受けた理由
姑のソ・ハンスク役を演じたキム・ミスクさん。あの底冷えするような威圧感、観るたびに“この人本当にすごい…”とゾクッとしてしまいますよね。実はこの役、韓国ドラマファンの間では”則天武后級の悪役”と呼ばれているんですよ♪
劇中の異名は”측천무후(チュクチョンムフ/則天武后)”
本作の劇中で、ソ・ハンスクは大韓民国の有力者たちから”測天武后”と呼ばれているという設定になっています。
則天武后は中国唐代の女帝で、歴史上稀な”女性の頂点支配者”として記憶される人物。その異名を冠せられた本作のソ・ハンスクは、大韓民国財閥の影の支配者として圧倒的な存在感を放っています。
劇中の名セリフがこちら。
「세상이 변한 척 해봤자 사람이 절대 변하지 않는 걸 어쩌겠니」
(世の中が変わったふりをしても、人は絶対変わらない、それをどうしろっていうの)
キム・ミスクさんが冷静な声で言うこのセリフ、観ていてゾクっとしましたよね…!
キム・ミスク本人インタビューで語った”覚悟”
キム・ミスクさんは2022年2月のメディアインタビューで、本作のソ・ハンスク役についてこう語っていたそうです。
「悪役・ヴィラン・ソ・ハンスクは、必ず格好良く作り上げられる自信があった」
キム・ミスクさんは、ベテラン女優として何十年も“母性役”の代表的存在として知られていた方。そんな彼女が、晩年に近づくキャリアの中であえて”純度100%の悪女”に挑むと決めた覚悟が、この一言に込められているんです♪
“使えるか・使えないか”だけで人を判断する冷酷キャラ
劇中のソ・ハンスクの恐ろしさは、“人を使える駒か、使えない駒かで判断する”合理性。家族であれ、嫁であれ、夫であれ、価値がなくなれば容赦なく切り捨てる。
これは韓国財閥ドラマで描かれる悪役の中でも突き抜けて冷血な造形。キム・ミスクさんはこれを、声を荒げることなく、ただ静かに、品よく演じきりました。本作を観終わったあと、視聴者の脳裏に焼き付いて離れない悪役として、長く語り継がれることでしょう♪
JTBC”財閥ドロドロ”系譜の傑作 — SKYキャッスル・夫婦の世界・ペントハウスとの比較
本作を観終わった方は、「これ、SKYキャッスルやペントハウスと同じテイストだよね」と感じたかもしれません。実は本作は、JTBC・SBS・tvNが続々と投入してきた”上流階級ドロドロ”ジャンルの最新形なんです♪
韓国ドラマが切り開いた”財閥ドロドロ”ジャンル
2010年代後半から2020年代にかけて、韓国ドラマは“上流階級・財閥・教育・権力”を真正面から扱う作品群を次々に生み出しました。代表的な作品を時系列で整理してみましょう♪
- 『SKYキャッスル』(2018-2019, JTBC) — 財閥御曹司の教育戦争。最高視聴率23.8%という社会現象
- 『夫婦の世界』(2020, JTBC) — 中流上流の不倫ドロドロ。最高28.4%でJTBC史上最高記録
- 『ペントハウス』(2020-2021, SBS) — 高級マンションの女帝バトル。シーズン3まで続く長寿フランチャイズに
- 『工作都市』(2021-2022, JTBC) — 本作! 政治+財閥+アートの3層構造
- 『涙の女王』(2024, tvN) — 財閥三世の妻と平凡夫の純愛+家系の謎
本作の独自ポジション — “政治+アート”のクロスオーバー
これら系譜の中で、本作の独自性は“政治”と”アート”を主舞台にしている点です。
- SKYキャッスル = 教育・大学受験
- ペントハウス = 不動産・芸術学校
- 夫婦の世界 = 不倫・夫婦
- 本作『工作都市』 = 大統領選挙+財閥美術館
“金で大統領を作る””美術館を権力ロンダリングの場にする”—。この政治とアートの組み合わせは、ジャンル内でも非常にユニークな視点なんですね♪
JTBC”上流階級スリラー”の確固たるブランド
JTBCはこの10年、“地上波が描けない上流階級の闇”を真正面から扱う局として独自のブランドを築いてきました。本作はその系譜の中で、“成熟した心理スリラー”の到達点とも言える作品です。
派手な仕掛けで視聴者を釣るペントハウスと違い、本作は“静かなる怖さ””日常に潜む権力闘争”を丁寧に積み上げる作風。SKYキャッスル以降のJTBC作品が好きな方には、間違いなく刺さる一本ですよ♪
韓国”政治+アート”スリラーの新境地 — なぜ美術館が権力闘争の舞台になったのか
『工作都市』を観ていて、ふと「なぜ美術館が舞台なんだろう?」と気になりませんでしたか? 実は美術館を権力闘争の舞台にしたのは、本作のテーマと深く繋がる意図的な仕掛けなんですよ♪
美術品=”権力ロンダリング”の象徴
韓国の財閥業界では、美術品が“資金洗浄””影の政治献金”の手段として使われてきた事例が、報道で何度も取り上げられてきました。
10億ウォンの絵画を100億ウォンで買って税金対策に使う、政治家への裏金に絵画を渡す、海外送金を絵画購入名目でカバーする—。美術品は財閥が”きれいなお金”と”汚いお金”を行き来させるための道具として機能してきたんです。
本作の美術館「アートスペース・ジン」が、ソンジングループの政治・経済の中枢として描かれるのは、まさにこの現実を反映した設定なんですね♪
“工作”という言葉の二重の意味
タイトル『工作都市(공작도시)』の“공작(コンジャク/工作)”という単語、実は韓国語で2つの意味を持つんです。
- 意味1: “工作” = “作為的な操作・陰謀” — 政治工作、世論操作の意味
- 意味2: “공작품” = “工芸品・芸術作品” — 手仕事で作り上げた美術品
つまりタイトルそのものが、“政治の工作”と”美術品としての工作”を同時に指しているダブルミーニングなんです♪ 美術館を舞台にしたことで、この二重の意味が一つの空間で交差する—これが本作の構造的な美しさです。
韓国ドラマがついに正面から描いた”政治献金構造”
韓国の上流社会・政治闇を扱ったドラマは多くありますが、“美術品を媒介とした権力工作”を真正面から扱った作品はとても珍しいんです。本作は“財閥がいかにして大統領を作るか”のリアルな闇を、美術館という意外な舞台で描き切った社会派サスペンスとして、業界内でも高く評価されています♪
視聴後にぜひ”絵画の意味”を再考してみて
本作を観終わった後、もう一度劇中の美術品が登場するシーンを意識して見返してみてください。絵が大きく映される瞬間に、必ず”権力が動いている”ことに気付くはず。脚本家ソン・セドンの周到な仕掛けが、こんなところにも込められていたんです♪
基本情報
| タイトル | 工作都市~欲望のワルツ~(공작도시) |
|---|---|
| 英語タイトル | Artificial City |
| 配信 | U-NEXT、Hulu、FODなど(※時期により変動あり) |
| 放送年 | 2021年12月8日~2022年2月10日 |
| 話数 | 全20話 |
| ジャンル | ミステリー心理スリラー |
| 演出 | チョン・チャングン |
| 脚本 | ソン・セドン |
| 主な出演 |
スエ(ユン・ジェヒ役) キム・ガンウ(チョン・ジュンヒョク役) キム・ミスク(ソ・ハンスク役) イ・イダム(キム・イソル役) |
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