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クルミットです♪
前回、ホジュンは過去の罪によって捕えられながらも、王の前で改めてその医術を証明し、どうにか生き延びる道を探していました。一方、ドジはドジで別の方法を模索しているようで、相変わらず対照的な二人の姿が描かれていましたね。今回は第97話についてご紹介します。どんな展開が待ち受けているのでしょうか?
それでは97話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 97話のあらすじ
ドジはインビンの力を借りて、ホジュンの罪を“なるべく軽くしてほしい”と訴えます。おかしな行動ですが、その裏には微妙な思いがあるようです。母を治療してくれたホジュンへの感謝も少しはあるのかもしれません。しかしドジの態度を見ていると「愛憎入り混じった、勝者の余裕」という印象を受ける気もします。結局は「こんなかたちで終わってほしくない」という気持ちなのか、「自分とホジュンの勝負が中途半端になってしまう」と考えているのか、はっきりしません。
ドジの思惑とは別に、ホジュンに対する判決が下されます。観職をすべて剝奪し、遠方へ流刑に処する――というもの。ペチョンスは「本当なら死罪相当だが、王の取り計らいがあったのだろう」と半ば申し訳なさそうに告げました。ホジュンとしては、地位や名声がなくとも、命さえあれば患者を救える可能性があるため、この判決を受け入れるしかありません。実際、「まだ救わなければならない人がたくさんいるから、生き延びなければならない」という決意を新たにしている様子が伝わってきます。
そんな時、急変するのがコンビン。突然、胸の痛みを訴えて倒れ込んでしまいました。王やヤンイェスも対処を試みますが、なかなか思うようにいかず、再びホジュンに白羽の矢が立ちます。罪人となっていても、命を救うために呼び寄せられるホジュン。かつて師匠アンガンイクが同じ病を患った際の経験を活かし、大胆な針治療でコンビンを救おうとするのです。
ただし、それで完全に救えたわけではなく、再発のリスクが残る難しい状況。しかも王は 「ホジュンこそが本物の医師だ」 と言わんばかりの態度を見せていて、ヤンイェスやドジの立場が揺れてしまうかもしれません。
この救命活動の一方で、ホジュンの「流刑」という刑は覆らず、まさに“いま王宮で命を救いながら、明日には遠方へ送られる”という皮肉な展開です。ドジェジョ(サミサ)であるソンダイカンも「これこそ医官としては実質的な死刑に等しい」と表現していましたが、ホジュンには「生き延びるだけで充分」といった諦念と覚悟が混じっているようでした。彼はいつどのような時でも、ただ目の前の病人を救うことだけを考えているように見えます。
ホジュン 97話の感想まとめ
ホジュンの官位剥奪と流刑、そしてコンビンの危篤での呼び出し――まさに悲喜こもごもが渦巻く展開でした。医官としての地位は一切失ったものの、それを重く感じていないホジュンからは「命がある限り医師であり続ける」という強烈な覚悟が伝わります。
称賛を受けながらも地位を捨てる道を歩む彼と、権力にしがみついてどこまでも上を目指そうとするドジ。ふたりの違いはどこへ向かうのか気になるところです。
また、コンビンが倒れたときに王がヤンイェスではなくホジュンを選ぶ場面は、医師としての真価を示していました。ただし、ホジュンが去った後に再発の恐れがあることなどを考えると、まだまだ問題は山積み。ホジュンがいない間に病が再び悪化したらどうなるのか、少し不安を感じますね。
次回、流刑先でホジュンはどんな運命に立ち向かうのか。また、ドジやヤンイェスの動きがどう変化するかも見逃せません!
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