ホジュン 第101話あらすじと感想 側室の兄たちの対立と仁嬪の陰謀

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第101話では、インビン様の懐妊によって宮廷内の力関係が大きく揺れ動きます。
王の寵愛を失うのではと不安に沈むコンビン様、彼女を巡って側室の兄たちが激しく対立し始めました。
さらにホジュンの前には、かつてない人物から助けを求められる場面も…。
権力争いと陰謀渦巻く緊迫の展開に目が離せません。

それでは101話を一緒に見ていきましょう!

ホジュン 第101話のあらすじ

インビン様がオウサマ(ソンジョ)の子を身籠ったことで、王の心が自分から離れてしまったと感じたコンビン様は、ひどく落ち込んで心を病んでいます。
嫉妬心を抱えつつもインビン様に会って直接言葉を交わそうと考えたコンビン様でしたが、インビン様は「つわりが酷い」という口実で面会を拒否しました。
コンビン様は門前払いを食らう形となり、そのまま肩を落として宮廷を後にします。
その帰り際、ショックのあまり胸の痛みに襲われ立ち止まるコンビン様でしたが、「大丈夫です」と周囲に気丈に振る舞い、なんとか踏みとどまりました。
付き添っていたホジュンも心配そうにその様子を見守ります。

侍女のソヒョンが薬を用意してコンビン様に勧めますが、コンビン様は「これを飲んで治ったところで何になるの」と悲観的で、薬を口にする気力もない様子。
愛する王の心が離れていくという不安が、コンビン様の体と心を蝕んでいるのでした。

インビン様の冷たい仕打ちに、コンビン様の落胆ぶりが見ていて辛いですね…。王への愛ゆえとはいえ、その心痛には胸が痛みます。

一方、コンビン様の兄であるビョンジョは、妹がインビン様に門前払いされたと知り怒り心頭です。
妹を侮辱された形となりインビンを絶対に許せないと憤ったビョンジョは「インビンを罰すべきだ!」と周囲に息巻きます。
ビョンジョはこのままでは済まさないと心に決め、コンビン様を支えるため行動を起こし始めました。

その夜、ビョンジョはホジュンを誘い出し、妓房で酒を酌み交わします。
オウサマ(ソンジョ)もこれまでコンビン様にはできる限りのことをしてきたのに、今やインビンしか目に入っていないと嘆くビョンジョ。
ホジュンに向かって「どうか妹(コンビン)のために最善を尽くしてほしい」と頭を下げ、妹の命を救えるのは名医ホジュンしかいないと懇願するのでした。

普段冷静なビョンジョも妹想いのあまり激高しています。ホジュンへの頼み方からもコンビン様を案じる兄の必死さが伝わってきますね。

その頃、インビン様の兄ゴンリャンもまた動き出していました。
ゴンリャンは密かにドジを呼び出し、妓房で二人きりで酒を飲み交わします。
ゴンリャンはドジに対し、「コンビンの体調はどうなのか」と探りを入れ、さらには「心の病による持病(胸の病)は次はいつ再発するだろうか」と意味深に尋ねました。
そして「もしコンビンさえいなくなれば、王の愛情はすべてインビンに注がれる。インビンが王の愛を独占するためなら私は何だってするつもりだ」と本音を露わにします。

暗に“コンビンがこのまま衰弱していけば都合が良い”と言わんばかりの発言に、ドジは一瞬たじろぎつつも「私はただの一介の医者にすぎません」と慎重に答えました。
しかしゴンリャンは薄ら笑いを浮かべながら「お前の目には野心が見えるよ。私に対して用心する必要はない」とドジに告げます。
こうしてインビン側のゴンリャンとドジは、コンビン様を巡る不穏な策謀について密かに共通認識を持ったのでした。

やがて同じ妓房の席で、ホジュンとビョンジョはゴンリャンとドジの一行と鉢合わせしてしまいます。
場の空気はたちまち険悪になり、酔いも手伝って両者は厳しい言葉を応酬しました。
ビョンジョは「インビン殿は宮中の礼儀をお忘れのようだ」と皮肉を込めて非難し、これにゴンリャンが顔を真っ赤にして激怒します。
さらにビョンジョが「インビンのお腹の子が男児か女児かも分からないというのに、そのような振る舞いは目に余るのではないか」と痛烈に批判すると、ゴンリャンも負けじと「貴様の家門は必ずこの足で踏み潰してやる!」と吐き捨てました。

側室同士の張り合いが兄たちの確執にまで発展し、その場は今にも刃傷沙汰になりかねないほどの緊迫感です。
ホジュンは間に立って何とかその場を収めようと努めましたが、両家の対立はもはや避けられそうにありません。

兄同士が人前で激しく言い争う異常事態!お互い一歩も引かず、今にも掴み合いになりそうでハラハラしました。

重苦しい空気の中、ホジュンは改めてコンビン様の身を案じます。
自宅に戻ったホジュンは母親(ソンシ)に、コンビン様の心労が相当なものであることを打ち明けました。
ホジュンの母ソンシは静かに頷き、「女性であるコンビン様のお心の内は男性のあなたには計り知れないでしょうね」と前置きしつつ、「実は私も昔、似たような辛い境遇を経験したことがあるのよ」と自身の過去をほのめかします。

そして「大切なのは全てを手放し、心を空っぽにしてしまうこと。すぐには難しいけれど、結局は時が解決してくれるものよ」と、コンビン様への助言として“時間”の癒やしを説きました。
ホジュンも母の言葉に一理あるとは感じますが、「しかし、ただ時に任せていてはコンビン様の病状が悪化してしまいます」と焦燥感を隠せません。
コンビン様の体調はすでに深刻で、悠長に快復を待てる状態ではないことをホジュンは痛感していたのです。

ホジュンのお母さんの言葉には重みがありますね…。時が解決するとはいえ、それまでコンビン様の体がもつのか心配です。

一方、インビン側についているドジは、何としてもインビン様に男児を産ませようと必死です。
どうすれば男の子が授かるか——藁にもすがる思いのドジは、自分の妻にも協力させて民間療法を調べ始めました。
ドジの妻が「オシという方から聞いた方法があります」と教えると、ドジはすぐさまインビン付きの尚宮(サングン)オシを訪ねて詳細を問いただします。

しかしオシは困惑しながら「そこまでしなくても…ドジ先生、あなたの奥様が娘を産んだのをご覧になってお分かりでしょう?生まれてくる子の性別を人が左右するのは難しいものです。それよりインビン様のお心を安らかに保つことの方が大切ですよ」と諭しました。
ドジは何としてもという思いで食い下がりますが、周囲から見ても彼の執念は行き過ぎに映っています。

さて、第100話の終盤で横領の疑いが浮上していたホソクもまた、追い詰められていました。
ホソクは捕盗庁に内偵調査されていることに気づき、このままでは自分の不正が発覚してしまうと青ざめています。
背に腹は代えられず、ホソクはまずドジのもとを訪ねて助けを求めました。
インビンの兄ゴンリャンに権勢があることを知っているホソクは、「どうかゴンリャン様に取りなして調査を止めさせてほしい」とドジに泣きつきます。

しかしドジは冷ややかに「私にはどうにもできません」と一蹴し、ホソクを取り合おうとしませんでした。
途方に暮れたホソクに、側にいた部下のチャンセやヨンダルが「ホジュン先生に頼んでみてはどうでしょう」と提案します。
かつて散々いがみ合った異母弟のホジュンに頭を下げるなど屈辱以外の何物でもないと、ホソクは最初猛反発しました。
しかしもはや自分に残された道は僅か。渋々ながらもホジュンを頼る決心を固めます。

深夜、ホジュンの自宅をホソクが訪ねてきました。
ところが玄関先に出てきたホジュンの家僕ドルセは、顔を見るなりホソクを追い返そうとします。
過去にホジュン一家へ嫌がらせをしたこともあるホソクだけに、家族であるドルセも怒りが込み上げたのでしょう。
「今さらどの面下げて来たんだ!」とばかりにホソクを門前から追い払おうとするドルセ。
ホソクも「お前に用はない!」と憤りますが、弱みを握られている今は強く出られません。
なんとか家に上がろうと押し問答になっているところで物音に気づいたホジュンが姿を現したところで、この場面は一旦幕を閉じました。

かつてホジュンを見下していたホソクが、助けを求めて頭を下げに来るとは皮肉ですね…。ドルセが追い出す気持ちも分かりますが、ホソクの必死さも伝わってきます。

その頃インビン様は、さらなる陰険な策を密かに進めていました。
インビン様の部屋には侍女がこっそりとコンビン様の履物(靴)を持ち込みます。
「本当にこの方法に効果はあるのですか?」と不安げな侍女に対し、インビン様は「いいから、今すぐ計画通りにおやりなさい」と冷たく命じました。
どうやら巫女を使ってコンビン様に呪詛をかけるつもりのようです。

ちょうどその時、オウサマ(ソンジョ)がインビン様の様子を見に部屋へ入ってきました。
インビン様は慌てて靴を隠し、何食わぬ顔で王を出迎えます。
オウサマが「体調はどうか?」と優しく声をかけると、インビン様はにっこり微笑んで「私は大丈夫でございます。ただ…コンビン様のご容体が心配で…」としおらしく答えました。
本心ではコンビン様を陥れようとしているインビン様が、王の前ではあたかもコンビン様を案じているかのように振る舞って見せたのです。

インビン様の裏表の激しさにゾッとします。コンビン様を呪おうと企みながら、王様には思いやり深いふりをするとは恐ろしいですね…。

その直後、コンビン様が突然気を失ったとの知らせがホジュンの元に飛び込んできます。
ホジュンは急いで駆けつけ、コンビン様に鍼治療を施しました。
ほどなくしてコンビン様は何とか意識を取り戻しますが、その顔色は真っ青です。
コンビン様は弱々しい声でホジュンに「兄には知らせないでください…」と懇願しました。
自分が倒れたと知れば兄ビョンジョがさらにインビン側と揉め事を起こしかねないと案じてのことでしょう。

ホジュンはコンビン様の健気さに胸を打たれながらもうなずき、彼女の容態を慎重に見守ります。
コンビン様の心身は限界に近く、このままでは命に関わる恐れもあるため、ホジュンは何とかして治療法と良薬を見つけねばと強い使命感を抱くのでした。

コンビン様の体調は想像以上に深刻です…。兄思いのコンビン様が痛ましくてなりませんが、ホジュンにはどうにか救ってほしいですね。

ホジュン 第101話の感想まとめ

第101話は、インビンとコンビンの立場が大きく入れ替わり、宮廷内の緊張感が一気に高まった回でしたね。
インビン様の懐妊によりこれまでコンビン様が受けていた愛情が揺らぎ、コンビン様が深く傷ついていく様子には胸が痛みました。
その一方で、インビン様は王の寵愛を独占するために手段を選ばなくなっていて怖いです。
表向きは優しく振る舞いながら裏ではコンビン様への呪いを指示するなんて、インビン様の執念深さと残酷さにぞっとしました。

兄たちの対立も激烈で、ビョンジョとゴンリャンの酒席での怒鳴り合いにはハラハラさせられましたね。
妹を想うあまり感情を爆発させるビョンジョも、妹のためなら何でもすると言い放つゴンリャンも、どちらも引く気配がなく危うい状況です。
側室同士の争いが家族ぐるみになってしまい、ますます泥沼化してきた印象です。

ホジュンは医官としてコンビン様の治療に全力を尽くす立場ですが、宮中の権力争いに否応なく巻き込まれてしまっていますね。
それでも真摯に患者であるコンビン様に向き合うホジュンの姿勢には頼もしさを感じます。
母親のソンシからの「時が解決する」というアドバイスは含蓄がありますが、今回は時頼みでは済まされないほど事態が逼迫しているのも事実。
ホジュンには是非とも名医としてコンビン様を救っていただきたいと強く思いました。

そして今回印象的だったのが、ホジュンの異母兄であるホソクが助けを求めてきた場面です。
過去に確執のあったホソクが頭を下げに来る展開には驚きましたが、ホソクにとっても命運が懸かった必死の行動なのでしょう。
ドルセに追い払われてしまいましたが、最終的にホジュンがどのような対応をするのか気になります。
ホジュンは情に厚い人ですから、たとえ因縁がある兄でも見捨てられないのではないでしょうか。
ホソクとしてはコンビン様の件で忙しいホジュンに取り合ってもらえるか不安でしょうが、ここは改心して素直に頼るしかありませんね。
兄弟の関係がこの窮地を機に少しでも改善すれば、と個人的には願ってしまいます。

なお、コンビン様とインビン様の緊迫したやり取りが続く中、新婚ホヤホヤのオグンとホンチュンのエピソードが良い息抜きになっていました。
オグンが初夜に緊張しすぎて何もできなかったと友人たちに打ち明けるシーンには思わずクスっとしてしまいました。
真面目なオグンらしい可愛らしい悩みで、ホンチュンとの幸せを願わずにはいられません。
シリアスな宮廷パートの合間に、こうしたほのぼのとした日常の描写が入ることで、ドラマ全体の緩急がついて見やすいですね。

次回、第102話ではコンビン様の容態がさらに心配です。
インビン側の陰謀も進行しており、果たしてホジュンはコンビン様を守り抜くことができるのでしょうか。
また、ホソクの問題にホジュンがどう関与していくのかも注目ポイントです。
権力争いが激化する宮中で、ホジュンが信念を貫き通して患者を救えるのか、今から次の展開が待ち遠しいですね。
私もコンビン様の快復とインビン様の企みが暴かれることを願いながら、続きのエピソードを楽しみにしたいと思います!

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