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クルミットです♪
前回までは、ホジュンが王宮を離れて初心を取り戻す過程や、周囲の人々がそれぞれの変化を迎える様子が描かれていましたね。今回はそれから時が経ち、一気に17年後の姿となります。成長した子どもたちの動向や、かつて苦労していた面々がどう変わったのか。そして、ドジは相変わらずの野心を貫いているのでしょうか?
それでは105話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 105話のあらすじ
時は流れ、17年後の世界。ホジュンは官職が従七品から従四品に昇進していながらも、変わらず薬草の研究に勤しんでいます。一方、コンビンの次男グァンヘは立派に成長していて、ホジュンのことをよく知り、深い信頼を寄せているようです。とはいえ、王の寵愛が別の後宮に移っている現実を思うと、自分の立ち位置への寂しさもある様子でした。
子どもの成長とともに、親世代も大きく変わっています。ホジュンの息子であるギョムは、父と同じく大きな夢を抱いているようで、中人の身分ながら大科(官吏登用試験)を目指そうと意気込んでいます。そんなギョムの姿には、かつてサンウムにいた頃のホジュンの“諦めない心”が宿っているようにも見えます。しかし、ホジュンとしては「身分の壁」を痛感してきたからこそ、息子には同じ苦労をさせたくないという思いがあるらしく、説得に苦慮していました。
ほかにも、当時は狩猟や薬草売りに精を出していたグイルソが大成したり、ハマン宅の娘オンニョンが立派に成長していたりと、周囲は激変。まさに“桑田碧海”という言葉どおり、何もかもが様変わりしましたが、ただ一人、ドジだけは相変わらず後宮の政治や権勢にしがみついている様子です。
ドジは今やインビンの息子シンソングンの病を隠そうと画策しているようで、危ない状態でも公にせず処置を遅らせています。あわよくばホジュンに治療を押しつけ、自分は責任を回避しようともくろんでいるようにも見えました。あれほど野心とプライドがあったドジが、裏工作でしか出世を望めなくなっているようすが何とも切なく感じられます。
そんなドジのやり方に対して、ホジュンは研究と治療に専念する日々。朝廷での地位は上がっても、意識は「よりよい薬草や治療法」を見つけたいという気持ちが変わらず、まだまだ薬草畑や煎薬所に足を運んでいます。周囲からは「もっと楽に暮らしてもいいのに」と言われがちですが、ホジュンにとってはこれが“初心”を忘れずにいられる唯一の道なのかもしれません。
ホジュン 105話の感想まとめ
17年という長い月日が経ち、かつて幼子だった者は青年に、無名だった者は大きな地位をつかんでいます。それでも、本質はそう簡単に変わらないということが今回浮き彫りになったように感じます。野心を手放せず不安なドジ、研究に没頭しつつも身分の壁に悩むホジュンの息子ギョム、そして変わらず患者優先のホジュン──それぞれの道が改めて分岐している印象です。
とくにドジは、インビンやシンソングンを取り巻く政治的な思惑に利用されているのか、それとも自分から絡んでいるのか区別がつかないほどに策略的な姿勢を見せています。懸命に薬草を探し回り、人を救うやり方を貫くホジュンとの対比がますます強まっているようですね。
次回、ホジュンが王宮で再びシンソングンらの病をどう扱うのか、ギョムの将来はどう展開していくのか、そしてドジがどこまで深みにはまるのかが見どころになりそうです。ますます目が離せない展開に期待しましょう!
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