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クルミットです♪
第12話では、それぞれの「守りたいもの」がはっきりと浮かび上がりました。
祖母グムスンを守るために嘘を続けるジェホン、ホテルを守るために犠牲を選ぶセヨン、そして過去の罪と向き合うリ・ムンソン。
物語はいよいよ“最後の選択”へと向かいます。
それでは『カーテンコール』第12話を一緒に見ていきましょう！
カーテンコール 第12話のあらすじ
グムスンの前に現れたリ・ムンソンは、ついに祖母を目の前にしながらも名乗ることができませんでした。
「こんな自分を見たら、きっと失望するだろう」――その思いが彼の足を止めます。
一方、ジェホンはセヨンに正体を知られながらも、グムスンのために“孫の役”を演じ続けていました。
しかしセジュンもまた、ジェホンの正体を掴みつつあります。
嘘で塗り固めた舞台の幕が、今にも落ちそうな危うい状態でした。
ホテルでは、ドンジェがジェホンを呼び出します。
「演技をしていることは知ってる。でもそのおかげでセヨンと結婚できそうだ」
さらに、「この芝居が終わるまで、俺の邪魔をするな」と釘を刺すような一言。
――人の“秘密”を利用する男の笑顔が、なんとも不気味でした。
そのころ、グムスンの屋敷の前に立ち尽くすリ・ムンソンのもとに、北朝鮮ブローカーが現れます。
彼はリ・ムンソンの妻ジンスクの病を持ち出し、「移植用の肝臓を用意できる」と金を要求。
リ・ムンソンの心は大きく揺れます。
愛する人を救いたい気持ちと、もう嘘にまみれた自分をグムスンに見せたくない気持ちが交錯するのでした。
一方、ホテルの売却騒動がさらに混乱する中、セジュンは記者に“隠し孫”の記事を書かせようとします。
それを知ったセヨンは、記者を説得して記事を止める代わりに「ドンジェとの結婚記事を掲載する」と約束。
愛ではなく、戦略的な結婚を決意します。
――彼女の笑顔の裏にあるのは、ホテルを守るための覚悟でした。
そんな中、ユンヒはジェホンの本当の優しさを知り、セジュンの妻ジウォンと共にグムスンのためのサプライズイベントを企画。
美しい花で飾られた会場で、グムスンは幸せそうに笑顔を見せます。
それを見たセヨンは、ユンヒにそっと「ありがとう」と一言。
“家族”ではないけれど、誰よりも温かく寄り添う人たちがそこにはいました。
しかし、ニュースサイトに「セヨンとペ・ドンジェ結婚へ」という記事がアップされ、ジェホンは衝撃を受けます。
すぐにセヨンのオフィスへ駆け上がり、「なぜそんなことを！」と問い詰めるジェホン。
冷たい表情で答えるセヨン。
「したくてするんじゃない。ホテルを守るためよ。これしか方法がないの」
ジェホンは必死に止めようとしますが、彼女の決意は揺るぎません。
――愛よりも責任を選ぶ女性。その背中が痛いほどまぶしかったです。
そして数日後、セヨンとドンジェはグムスンの前に揃って挨拶に行きます。
「結婚はゆっくり考えなさい。急ぐことはないのよ」と穏やかに微笑むグムスン。
けれど彼女はドンジェに向かって、静かに核心を突く言葉を放ちます。
「あなたは聡明だけれど、人の心を理解しようとしないのね」
その言葉に一瞬、空気が凍りつきました。
グムスンはすべてを見抜いていたのです――孫が愛ではなく“ホテル”のために結婚しようとしていることを。
一方そのころ、セジュンはリ・ムンソンと密会。
「もし遺産を受け取ったら、僕に譲ってくれ。その金で一生暮らせるはずだ」
金の匂いを感じたリ・ムンソンは頷きますが、その顔にはどこか複雑な影が浮かびます。
自分が利用されていることに気づきながらも、反論できない弱さ――。
彼の中にも、愛と後悔、そして希望が入り混じっていました。
夜、セヨンの帰りを待っていたジェホン。
「本当にあの男と結婚するの？」と問いかける彼に、セヨンは沈黙で答えます。
そして、思い詰めたように言いました。
「もう変えられないの」
ジェホンは苦しげに微笑みながら告白します。
「好きです、セヨンさん。…本気で」
一瞬の沈黙のあと、セヨンも静かに答えました。
「私も、好きよ」
その瞬間、抑えていた感情が溢れ出します。
けれど、二人の心が通じたその夜にも、運命の時計は止まりません――。
“好き”と“別れ”が同時に訪れる、切なすぎるラストでした。
カーテンコール 第12話の感想まとめ
第12話は、愛・責任・赦し――それぞれの“決断”が描かれた回でした。
セヨンの強さと、ジェホンの純粋さ。
そして遠くから家族を見つめるリ・ムンソンの哀しみ。
どの登場人物も「誰かのために嘘をつく」ことを選び、その優しさが切なさへと変わっていきます。
“本当の愛とは、守ることなのか、手放すことなのか”――そんな問いが心に残りました。
次回、第13話では、ついにリ・ムンソンが真実を明かすのか。
そしてセヨンとジェホンの運命の恋は、どんな結末を迎えるのか――。
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