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今回は「太宗イ・バンウォン」第12話。イ・バンウォンが使節として明(ミン)国へ向かい、あの伝説的な皇帝・朱元璋(しゅげんしょう)と対面する一方で、朝鮮国内ではイ・ソンゲによる“王氏一族”の徹底的な処断が行われます。そして病に倒れたシンドク王后(カン氏)の容体が悪化。物語が大きく動き始める回となりました。
それでは12話を一緒に見ていきましょう!
太宗イ・バンウォン 第12話のあらすじ
イ・バンウォン、ついに明へ渡航!朱元璋と謁見
王であるイ・ソンゲからの命により、イ・バンウォン(演:チュ・サンウク)は使節として明国へ渡ることに。荒れた海を超えて明国に到着したイ・バンウォンは、皇帝・朱元璋(演:キム・ソンガン)と対面を果たします。
一触即発の雰囲気で始まった謁見ですが、イ・バンウォンは“信頼こそが疑念を拭う”という言葉を用い、巧みな弁舌で皇帝を納得させることに成功。緊迫感漂うシーンでしたが、大きな衝突は起こらず、なんとか好印象を残して帰路につきます。
朱元璋の圧倒的な存在感と、それに臆さないイ・バンウォンのやり取りが緊迫感を生んでいましたね
王氏一族の徹底処断…イ・ソンゲの非情な決断
朝鮮国内では、一方的に王権強化を進めるイ・ソンゲ(演:キム・ヨンチョル)が、ついに“王氏一族の粛清”を断行。王族出身の者が幽閉されている場所に軍勢を送り込み、容赦ない処刑を実行します。
これまで“高麗王朝の一族”として敬われていた人々を自らの手で処断することに、さすがのイ・ソンゲの部下たちも大きな戸惑いを隠せません。特にチョ・ヨンギュ(演:キム・ゴン)らは、その残酷さに葛藤を抱える場面が強く印象に残りました。
イ・ソンゲの非情な決断に部下たちが苦悩し、さらに視聴者にも「ここまでやるのか」という衝撃を与えました
シンドク王后カン氏、病に倒れる
また、新たに王后となったカン氏(シンドク王后/演:イェ・ジウォン)は、病の進行が早まり医師から“長く生きられない”と告げられてしまいます。もともと無理を重ね、王妃の座を守るために気を張り続けていたカン氏。
しかし自分がいなくなった後、息子である世子イ・バンソクがどうなるのかという不安は強く、暗にイ・バンウォンを排除しようとする策も考えていた彼女にとって、時間は残りわずか。体力的にも精神的にも追い詰められていきます。
「生きて権力を手に入れる」だけではなく、「守り通す」という執念がカン氏をさらに追い詰めた印象でした
世子妃の不祥事、そしてイ・ソンゲの漢陽遷都計画
今回のエピソードでは、世子妃リュ氏の“浮気騒動”もクローズアップ。王家の威厳が揺らぐ事態に、カン氏は怒りを露わにし厳しい処罰を示唆。一方、国政では“漢陽(ハニャン)への遷都”が具体的に動き出し、歴史的な大事業へと舵を切り始めます。
イ・ソンゲは新たに集めた人材(ハ・リュン、クォン・グン、イ・スクボンなど)と共に、都を大きく変革していく気配。これに対してチョン・ドジョンがどのような態度を取り、イ・バンウォンがどう絡んでいくのか注目を集めます。
帰国したイ・バンウォンと最後の対面
やがて明国から無事帰国したイ・バンウォンは、ほどなくして「シンドク王后の病状が重い」との知らせを受けます。死期を悟ったカン氏は、イ・バンウォンを呼び出し最後の言葉を投げかけることに。
「私は死んでも、お前を許さない」「私の息子(世子)を決して傷つけるな」というカン氏の執念に対し、イ・バンウォンは「世子は自分の弟、決して害するつもりはない」と静かに語ります。しかしカン氏の怨念は凄まじく、「お前を道連れに地獄へ行く」という言葉を残す場面で今回の物語は幕を下ろしました。
最後までイ・バンウォンを疑い、世子の将来を案じ続けるカン氏の姿が胸に残ります
太宗イ・バンウォン 第12話までの感想まとめ
12話は、イ・バンウォンの明国使節シーンやイ・ソンゲの王氏粛清という大きな動きが目を引く一方、シンドク王后の病が物語全体に暗い影を落とす回でもありました。カン氏は「世子を守るためにイ・バンウォンを抑え込む」ことに執念を燃やしますが、病の進行は彼女に多くの猶予を与えません。
視聴者としては「カン氏が万が一倒れたあと、幼い世子とイ・バンウォンの関係はどうなるのか?」という点が気になるところ。また、イ・ソンゲが“漢陽遷都”や“王氏抹殺”といった強硬策に進むなか、周囲の忠臣たちがどのような動きを見せるのかも楽しみです。
いよいよ“家族愛”と“権力争い”の狭間で揺れ動くイ・バンウォンが、どんな道を選ぶかが焦点になってきました
次回はシンドク王后の容態や、王家内部の権力闘争がさらに激化する予感がします。イ・バンウォンとイ・ソンゲの対立、そして世子の命運から目が離せません。
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