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クルミットです♪
今回ご紹介するのは、韓国で2021年7月5日から12月10日まで、平日毎日ゴールデンタイムに放映された『赤い靴』です。
主演はベテラン女優チェ・ミョンギル。個人的には『世界で一番可愛い私の娘』で観たのが印象的でした。
今回も訳ありのキャリアウーマン。幼い我が子と別れて富豪への道を突き進んで生きてきたが、その子が30代になって自分の会社で働くようになる、という点で重なります。
ただ、今回のミョンギルさんの役どころは、救いようがないくらい非人道的な思考回路の持ち主です。
ゴールデンタイムに放映だったそうですが、このドラマを”愉快な晩酌のお供に♪”というわくわく感、欲しかったなー!というのが個人的な感想です。
視聴率は12〜19%代をキープしていたらしく、まずまずの人気ドラマといえるでしょうか?
ストーリーは、貧しく小さな靴屋の優しい妻であり母であった女が、ほぼ同業の昔の恋人との再会によって野心に目覚めるところから始まります。
女は家族を捨てて元彼と寄りを戻し、シューズメーカーの社長にまでのし上がります。
捨てられた子供達は、近所の未亡人に助けられ、姉弟支え合って立派に育ちます。
しかし、研修医になった弟が他界した頃から、姉の実母に対する復讐劇が始まるのです。
ここでは韓国ドラマ『赤い靴』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきます。
どうぞお楽しみにして下さいね♪
もくじ
赤い靴 あらすじ
『ジナの靴屋さん』という、愛娘の名をつけた店を営むキム一家。妻のヒギョンは良妻賢母で、子供達も分別のある賢さと可愛らしさいっぱいに育つ。
ところがある日、家族を捨てて昔の恋人と寄りを戻し、子供達を顧みずに裕福に生きていく。
22年間心の中で母を消して生きてきたジナは30歳になり、弟ジノまで失い生き甲斐を失う。
そんな時、人生のいたずらで色々絡み合って実母に再会する羽目になり、ジナ改めジェンマの復讐劇が始まる。
「赤い靴-各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
8歳まで愛情たっぷりに包みこんでくれていた母親から突然捨てられた娘が、大人になり精神的に対等になってから、悲しみや絶望を恨みに変えて復讐していくという、ドロドロの復讐劇がお好みの方には打って付けのドラマです。
確かに愛してくれた優しい母親に最愛の家庭を壊され、母は着せ替え人形のごとく家族を取り替え、自分だけ幸せに生きていた悔しさ。
再会しても一ミリの愛情も向けて貰えない絶望と悲しみ。
実母との言い争いで気丈さを見せた直後に、幼い娘の心でひとり泣いてしまうジェンマの姿から、それらの感情がひしひしと伝わります。
そんなソ・イヒョンの演技にも注目です。
赤い靴 キャスト・登場人物
韓国ドラマ『赤い靴』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリスト表示。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールを紹介していきます!
ミン・ヒギョン役/チェ・ミョンギル
シューズメーカー「ローラ」の社長。クォン・ヒョクサンの妻でクォン・ヘビンの母。
元夫ジョングクとの子供ジナとジノの母親として8年間過ごしたが、野心に従い小さな幸福を捨てた非情な人物。
止まらない野望はもはや邪念でしかなく、身の破滅へとつながる。
キム・ジナ(ジェンマ)役/ソ・イヒョン
貧しくても家族の愛をいっぱい受けて育ち、強く賢く美しい娘。8歳で両親を突然失い、弟ジノを支える事が生き甲斐に。
オッキョンの養子。
家族を捨てて他の男の元へ行った母親を心の中で葬る事にし、同時に自分の名前も葬り“ジェンマ”として生きてきた。
ジノまで亡くした後運命のいたずらか、憎い母との縁が繋がり、復讐を企むように。
ユン・ギソク役/パク・ユンジェ
両親を亡くし、祖母のチェ・スクジャに育てられた。
元大学教授で物静かで穏やかな性格だが、武術を身につけていて、いざという時助けてくれる頼もしい一面も。
祖母の夢を託されて、韓国料理店の社長になる。
一度結婚歴がある。今はジェンマの恋人。
ユン・ヒョンソク役/シン・ジョンユン
ギソクの弟。兄とは対象的でやんちゃなキャラクター。
品がありながら、自由でユニークな思考の持ち主。
旅と写真と女性を愛し、自由人を謳歌するつもりだったが、祖母や兄の考えも受け入れて生き方を改める事に。
ジェンマを好きだが兄の為に身を引き、自分にベタ惚れのヘビンと婚約。ローラのチーム長。
クォン・ヘビン役/チョン・ユミン
ヒョクサンとヒギョンの一人娘。母親に憧れ、アメリカ留学を中途退学して帰国し、ローラの課長として働く。
ヒョンソクにぞっこんで、積極的にアプローチし婚約までこぎつける。
何一つ不自由なく人生に満足していた筈だが、周囲から愛されるジェンマにジェラシーを感じることになる。
クォン・ヒョクサン役/ソヌ・ジェドク
政略結婚の為に過去に一度ヒギョンを捨てた男。
妻が精神病を患う中再びヒギョンと寄りを戻し、彼女のブランド「ローラ」を立ち上げてあげた。
ヒギョン同様、名声、保身、権力、財力を重んじる非情な人物。
チェ・スクジャ役/パン・ヒョジョン
地下資金業界の大物。さばさばした男前な性格で、愛情深い人。
過去に養子縁組をした息子ミョンジュンを探している。
腎臓が悪く、ジェンマの腎臓を移植して一命を取り留めた。
それがきっかけで、ジェンマを養女にした。
赤い靴 基本情報
・放送局:KBS
・韓国放送日:2021年7月5日〜12月10日
・話数:全100話
・キャスト:チェ・ミョンギル ソ・イヒョン パク・ユンジェ シン・ジョンユン パン・ヒョジョン チョン・ユミン
演出家:パク・ギヒョン
脚本家:ファン・スニョン
最高視聴率:19.6%
みなさんの口コミ、評価・レビュー
とにかく母親の振り切ったような悪さは非常に良かったですし、そんな役柄も見事にこなしていて演技力は抜群でした。また、韓国らしいドロドロしたドラマではありましたが、やはり出演されている女優さんが綺麗なので変に嫌な気分にもならなかったですし、ラストまで悪い母親だったのでインパクトが強かったです。
母親から突然捨てられて復讐するというドロドロの復讐劇です。ソ・イヒョンの演技がとても良くてテンポも良くて飽きずに夢中になって最後まで観てしまいました。とても面白かったです。
実の母親に復讐をするというのがおもしろいです。弟のことを思って、復讐をするという主人公に頑張れという気持ちで見ていたけれど、どんどんと過激化していく主人公の行動にドン引きしてしまう部分もあり、くずの要素は母から引き継いだのでは?と思ってしまい、後半は応援する気持ちが半減してしまいました。
子供たちを捨ててまで自分だけ裕福な生活を送り、母が幸せにしていると思うと、そりゃ復讐もしたくなりますね。主人公が関係ない人まで巻き込んで、復讐のためにしていることが、主人公が復讐の対象にならないかとハラハラしてしまいました。
いろんな展開を取り込んでいて、テンポは良かったので中だるみなどはほとんど感じることがなかったものの、後半にかけてスピード感にかけ、かなり重要なことが発覚したときもあまりにあっさり描かれていて、そこはもっとドラマティックに描いてよと思う部分もありました。
定番の復讐ものでも、自分達を捨てて幸せになった母を恨んで実の母に復讐をするというのは、なかなかおもしろいです。どんなことをしても、子供は母親を愛しているという妄想を抱いている人に見せたくなります。ただ、母親に復讐をするためにいろんな手段を使うのですが、復讐のために誰かを犠牲にするのは違うのではないかと突っ込みたくなる場面も多々。本当にそれで弟が報われるのかと問いたくなりました。
復讐に燃える主人公は、善良でないとなかなか共感されない部分も多いと思います。なので、けっこう好き勝手するこの主人公は受け入れがたいところもありますね。
復讐を誓った人間は綺麗事では生きていけない、復讐は違う不幸を生み出すということを訴えたいのかなど、奥底にある意図を考えてしまいました。
定番の復讐ものなので、お金と裏切り、殺人など様々な要素が取り込まれていました。主人公が母を恨みたくなる気持ちはよくわかりますね。母親は人間として最低としか言えないですが、金のためにどんな手でもつくそうとする母と復讐のためにどんな手でも尽くそうとする主人公。案外似たもの親子ではと思ってしまいました。
主人公の執念がすごいです。どんなことをしても、母親を不幸にしてやるという気持ちはわからなくはないけれど、そのために他の人たちまで不幸にしてもいいのだろうかと問いたくなります。母は金のために家族を捨てて、金のためにあくどいことも平気でやってしまうという感じですが、それでは主人公は復讐のためになにも犠牲にしていないのかというと違いますよね。なんだかもやっとする主人公でした。
復讐のために生きる女というのはかっこよくも感じてしまいます。復讐のために母の会社に別人として潜入して、どんどんと迫っていくのは面白い。母親は本当にどうしようもないくずだけど、主人公もその気質は受け継いでいて、目的は違えど、自分の思い通りになるように周りを巻き込んで不幸にしていく姿は同類にさえも見えてしまいます。
本当の親子が憎しみあい殺されかれたり父親を殺され復讐をするために母親の新しい家庭を壊し始め主人公も何度も殺されかけ辛い思いをしながらも復讐をやめず恋人の別れや父親の死に弟の死に大切な育ての母の死など辛い状況の中必死に復讐をしていきます。
主人公が何度も泣いても復讐をやめないところや主人公の母親も凄く優しいお母さんからある事件がきっかけで再婚して人生が変わり悪女になるとこも面白いです。
ヒギョンは、確かにひどい母親なのかもしれません。ですが、彼女がそうなってしまったのもわかるような気がするんです。
愛と憎しみが交錯していて、最終回がどうなるのか気になって仕方がありませんでした。
人は、憎しみを愛に変える事ができるのだという事を教えてくれたドラマだと思います。
ジェンマとヒギョンが親子に戻れたようなラストシーンは、心から良かったと思います。
赤い靴というタイトルの雰囲気通りの愛憎どろどろドラマです。不思議と続きが気になって昼ドラのような感覚で夢中になっちゃいました。いわゆる娘の母への復讐ドラマですが、なかなか面白くてはまりました。
設定は、「これぞ韓流ドラマ」といった現実離れしたものです。
しかし、それ以上に人間ドラマに引き込まれます。子供を捨てた母親の「そこまで残酷になれる??」や、子供の母への復讐の「そんな計画的に復讐するかい??」なと突っ込みどころ満載ですが、そこが魅力です。
夢中になって観てしまうドラマです。
50話まである割には毎回テンポが早くて次々に展開が変わりますし、飽きないテンポ感があるので最後まで観ても長くは感じなかったです。また、結構ドロドロ感の強いストーリーでしたが、それでも感受性が豊かになれとても楽しめました。
出演されている俳優陣の演技力がとにかく高かったですし、これだけ泥沼のようなストーリーで振り切ったような演技をされていたので、観ている側にも心境などが伝わってきて感情移入できました。
自分を捨てた母親に復習をしても、全く悪びれず娘に謝ろうとしないのには呆れるばかりです。
血のつながった娘とは知らず、何度も殺そうとする父親にもゾットしてしまいます。
結局欲のためにしたことは仇となり、すべてをなくして初めて改心するのだと人間のはかなさを感じさせられました。
復讐がドロドロしているのでそこが面白いです。女の復讐というものがここまで恐ろしいのかと思わせてくれます。また、展開していくうちに人間関係が変わってきてそこも素敵なドラマです。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんな不愉快なドラマは、有りません。見てられない。視聴した後は、気分が悪いです。さすが、韓国⁉️
主役のジェンマに全く同情するとこなし!バカすぎてあきれるし、すぐに泣くのには腹が立つ!
復讐するなら母親ぐらい悪になれよ!そして関係ない人を利用するな!と毎回怒りながら、それでも
見てる私がいるって感じです。情けない!