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クルミットです♪
ミシルが「日食など起こらない」と断言した、その瞬間の話です。ピダムが火刑台に縛られて、朝廷の重臣たちが全員見守る中で、空があの動きを見せる。トンマンとミシルの心理戦が、とんでもない着地を見せた回でした。
それでは28話を一緒に見ていきましょう!
善徳女王 28話のあらすじ
朝廷に、一つの噂が広まります。国祖の碑文に予言が刻まれているというのです。「王が双子を産めば聖骨男子の血筋が絶える」「チョンミョンが天に帰れば日食が起こる」。この内容が朝廷の内外に知れ渡り、人々の間に不安が漂い始めます。
トンマンはこの状況を見て、動きます。日食の予言をめぐってミシルを揺さぶる、という作戦です。
ミシルって洞察力が強い分、「相手の策を読もうとする」から、うまく撹乱されると逆にはまるんですよね。トンマンはそこを狙った。
トンマンはピダムをミシルの陣営に送り込みます。役割は偽情報を流し、ミシルの側近たちの間でも日食の有無について意見が割れるように仕向けること。ミシルが判断しにくい状況を作り出す、という細かい工作です。
そしてミシルは判断を下します。「日食は起こらない。これはトンマンの策だ、見抜いた」と。
自信を持ったミシルは即座にピダムを捕縛し、偽情報を流した罪で公開処刑、火刑に処すと決定します。自分の判断が正しいと証明するために、ピダムを生け贄にしようとするわけです。
「見抜いた」と思った瞬間が一番危ない、というやつです。ミシルのその自信、見てるとぞわっとします。
一方、トンマンの陣営では、この作戦を成功させるための準備が粛々と進んでいました。ピダムを危険な目に遭わせることへの心の痛みは当然あった。それでも大義のために彼を使うしかないという判断をしたトンマンの苦しさが、ここにはあります。
捕らえられたピダムは、まったく動じません。
ミシルが「お前はいつ死ぬのか」と問うと、ピダムはこう答えました。「私は真平王より3日早く死にます」と。
え、何それ。死を前にしてその啖呵。「自分が死んだら王も3日後に死ぬ」という呪いの言葉でもあるわけで、ミシルの心がそこで揺れる。あのピダムの度胸、ちょっと怖いくらいです。
処刑は連武場で行われます。朝廷の重臣たちが集まる中、ミシルは「日食は起こらない」と宣言した手前、何としてもこの処刑を成立させて自分の権威を示さなければならない立場です。
火がピダムの火刑台に点けられます。
その瞬間、空が動きました。
太陽が欠け始める。日食が、実際に起き始めたのです。
連武場にいた全員の視線が空に向きます。ミシルの予測は外れました。「天の意志」がトンマンの側についたことを、この現象が誰の目にも明らかにしてしまった。
ミシルの権威が根底から崩れる瞬間です。
驚愕するミシルと、絶体絶命の状況から一転して天を味方につけたトンマン。28話はここで幕を閉じます。トンマンがこの「天の意志」をどう使うのか、その予感だけを残して。
28話で一番きつかったシーン
ピダムの「真平王より3日早く死ぬ」という言葉、あれは強烈でした。
死を前にして脅しを返してくる。しかもそれがちゃんとミシルに刺さっている。ピダムという人物、何を考えているのかわかりにくい場面が多いんですが、この回はかなり腹の据わったところを見せてきました。
そしてもう一つ、この回で気になったのはトンマン側の苦しさです。ピダムを囮に使うということは、日食が実際に起きなければピダムはあの火刑台で死んでいた。どこまで計算して、どこからは天任せだったんだろう、トンマンは。
作戦が成立するかどうかを「自然現象が起きるかどうか」に委ねるのは、賭けと言えば賭けです。ピダムを送り込みながら、その決断をしたトンマンの苦渋は相当だったと思う。
日食が空に現れた瞬間のミシルの顔、あれが見たかったです。怒りなのか焦りなのか、あのミシルが初めてちゃんと動揺した回だと思う。
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