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前回、ハンスは“父を奪った仇”の1人であるチュ大監殺害の罪を着せられるという絶体絶命の状況に陥りました。そしてついに、ヨンジュが「公主」であるという事実も明らかに。果たして二人の関係はどうなってしまうのでしょうか。
それでは11話を一緒に見ていきましょう！
朝鮮弁護士カン・ハンス 第11話のあらすじ
チュ大監殺害の罪を被せられ、投獄寸前のハンス。そこへヨンジュ（公主）も駆けつけ、彼を救おうと証言を申し出ます。ところが、ヨンジュが“公主”であることを知ったハンスは、
「公主様の助けだけは死んでも受けたくありません」
と、強い拒絶の姿勢を見せました。もし有罪になれば死ぬ可能性も高い危機的状況。それでも「公主からの手助けは要らない」と突っぱねるハンスに、周囲は驚きを隠せません。
さらに悪いことに、ハンスの事務所から殺害に使われた凶器が発見され、無実を訴えても激しい拷問を受ける日々が続きます。絶望的な情勢の中、ヨンジュはなんとかハンスを救う方法を模索。漢城府判尹（パンユン）のジソンに協力を仰ぎ、証人探しや真相を突き止めるための動きを加速させます。
「自分に何ができるかを考えて、行動し始めるヨンジュが頼もしい…！」
一方ハンスも、獄中にいながら必死に「犯行時刻に自分がチュ大監を殺せない理由」を証明しようと奮闘。しかし、背後で糸を引く“ウォンサン”ユ・ジェセの力が絶大で、どの手段も簡単には通じません。
そんな中、ヨンジュはジソンとの“婚礼”を進める計画を打ち出します。ウォンサンに取り入ってハンスを救うための策ですが、この知らせはハンスのもとにも届き、彼の心を大きく揺さぶりました。
しかし、ハンスがどれほど拒んでも、自分を助けたいと願う人々は諦めません。今までハンスに救われた人々や、恩を感じている証人たちが危険を承知で法廷へ現れ、彼の潔白を証言してくれたのです。結果的にハンスは晴れて釈放されることになりました。
「ハンスの善行がこうして返ってくる展開は胸が熱くなりますね！」
無事に出所したハンスのもとへヨンジュが駆け寄り、彼の父が殺された事件の真実を明かします。
「あなたのご家族の悲劇も、父王の死も、すべてはウォンサンの仕業なの」
しかし、ハンスは「自分に目的を持って近づいたのではないか」と思い込み、彼女への疑念を拭えません。そして、
「おまえは俺にとって奇跡じゃなく呪いだ。だから俺たちが一緒に何かすることはもうない」
と冷たい言葉を吐き捨て、その場を去ってしまったのです。
時が過ぎ、ハンスは王イフルのもとを訪れ、両親を殺した者たちが宮中でのうのうと暮らしていることへの怒りをぶつけます。その時、ジソンから「今日は公主の誕生日だ」と聞かされ、居たたまれず席を立つハンス。出口へ向かう彼の前に現れたのは、ヨンジュ本人でした。ハンスは心を決めたように、彼女へ花靴（ファグァシン）を履かせて言葉を投げかけます。
「これが最後だ。もう二度と俺の前に姿を見せないでくれ」
そう言い残し、ヨンジュと決別するかのように立ち去るハンス。切ない別れの場面が印象的でした。
最後のシーンでは、ハンスが“不可能と思える依頼”を引き受けようとしている様子が映し出されます。
「この赤ちゃんを“朝鮮の主人”にしたい…？」
という衝撃的な言葉とともに、11話は幕を下ろしました。一体どういうことなのか、次回の展開が気になるところですね。
朝鮮弁護士カン・ハンス 第11話までの感想まとめ
11話は、ハンスが公主であるヨンジュに対し抱く“裏切られた気持ち”が痛々しく表れていました。
自分の死活問題よりも「公主から助けられたくない」というプライドを優先してしまう姿は、彼の心の傷の深さを感じさせます。
二人がすれ違うのは見ていて切ないですが、それだけに再び心が通じ合う瞬間が来ることを願ってしまいますよね。
また、ヨンジュのほうもハンスを助けるためにジソンとの婚礼を進めようとするなど、どんな手段でも彼を救いたいという気持ちが切実。ハンスの元に集まった証人たちが彼の善行を証明してくれた展開は胸が熱くなりましたが、ウォンサンや王宮を取り巻く権力構造によって、まだまだ根本的な問題は解決していない様子です。
本当にハンスの両親を殺害した張本人がウォンサンなのか、ヨンジュとの関係は修復できるのか、そしてラストに示唆された“赤ちゃんを朝鮮の主に”というセリフの真意とは？ まだまだ伏線は多く、緊張感あふれるストーリーが続きそうですね。
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