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前回11話では、ハンスがチュ大監殺害の濡れ衣を着せられながらも、これまで助けた人々の証言によって無事に釈放されましたね。ただし、ヨンジュが“公主”だと知った彼は大きなショックを受け、二人の関係はすっかりこじれてしまいました。
それでは12話を一緒に見ていきましょう！
朝鮮弁護士カン・ハンス 12話のあらすじ
ある日、ハンスは道端で泣きじゃくる赤ん坊と、その赤ん坊を必死にあやす男性・チュスに出会います。話を聞いてみると、兄のチュウが長年かけて開墾した荒れ地を“ウォン大監”に奪われ、ショックから兄は命を絶ってしまったとのこと。しかも正当な手続きを踏んだという口実で、不当に土地を取り上げられてしまったようです。
理不尽なやり方で土地を奪い、人の命まで追いつめるなんて許せません！
この件を機に、ハンスは「どうせ気に食わなかったウォン大監をとことん追い込む好機だ」として、チュスとともに兄チュウの無念を晴らそうと決意。さっそく訴訟（ソンサ）を起こす準備に入ります。
しかし、ウォン大監は朝廷の中心人物である“ウォンサン大監”に近い存在。朝廷の判尹であるジソンですら「難しい相手」と警戒するほど強大な権力を持っています。それでもハンスは「むしろ好都合だ。全員、面倒なことになればいい」と意地でも諦める気配を見せません。
ハンスの強気な姿勢に痺れます！ どんな策を使うのか見どころですね。
いざ始まった訴訟で、ウォン大監側は「開墾地は国のもので、そもそも荒れ地だった場所を取り戻しただけ」と主張。しかも、ハンスが証人として連れて来ようとしていた村人たちは皆、ウォン大監の脅しに屈して意見を翻してしまい、形勢は一気に不利になります。
一方、朝廷ではヨンジュがウォンサンに対抗するため、ジソンとの婚礼を進めることに。ヨンジュの“本心”を知らないハンスは、彼女が自分と対立しているかのような印象を受け、ますます心を閉ざしてしまいました。書類の確認中に偶然会った二人は、言い合いになり、またも仲違いする結果に。
ハンスとヨンジュ、本当はお互いを気遣ってるのにすれ違いが切ないです…！
それでもハンスは諦めず、ジソンと協力して「土地の書類が役所の休暇日に作成された不自然なものだ」と突き止めます。実際、さらなる調査をしてみると、チュウが開墾した土地の境界線を大幅に書き換えていた疑いが強まっていきました。そこへヨンジュはヨンジュで、内需司（ネスサ）の権限を使ってチュスたちに新たな農地を与えようとする裏技を画策。しかし、ハンスは「せっかくのチュウの土地を奪われたままでは本当の解決にならない」と反発。二人は再び衝突します。
どちらも相手を思っての提案なのに、意見が合わないジレンマがもどかしいです！
それでも迎えた訴訟当日、ハンスはなんと「この裁判を放棄する」と宣言。すると夜半、チュスや村人たちがこっそり土地の杭を打ち直し、水を張って“まるで開墾地がもう一度荒れ地に戻った”ように偽装する作戦を敢行しました。元々この土地は“湿地帯”で、水かさを高めれば簡単に耕作できない状態に見せかけられたのです。
ウォン大監は「こんな水浸しの土地に再度開墾する気はない」とあっさり諦めてしまい、結果としてチュウが苦労して手に入れた土地は取り戻されました。実は最初から水を入れていただけで、しばらくすれば再び農地として使えるようになる仕組みだったのです。
ハンスの逆転劇にスカッとしました！ ようやくチュウの無念も晴らせた感じですね。
事件解決後、ハンスは妹ウンスに会うため、ウォンサン邸へ足を運びます。しかし、そこで出くわしたのは意外にもジソンの姿。驚きの表情を浮かべるハンスを映し出したところで、12話は幕を下ろしました。
朝鮮弁護士カン・ハンス 12話までの感想まとめ
12話では、「荒地を取り戻す」という一見地味な争いが、ハンスの知恵と村人たちの協力によって見事な逆転劇へと変わりました。
チュウの無念を晴らせただけでなく、理不尽な権力に立ち向かうハンスの姿に胸が熱くなりますね。
ヨンジュが内需司を利用してチュスを助けようとしたり、ハンスがあえて法廷で放棄宣言して作戦を決行したり…二人とも優しさから出た行動が噛み合わないのが歯がゆいです。
とはいえ、ハンスとヨンジュはお互いを思い合いながらも、ウォンサンや王宮の状況も絡んで複雑にすれ違いが続いています。妹ウンスの問題もあり、ハンスがウォンサン邸でジソンと対峙した場面で次回への期待が一気に高まりました。ヨンジュやウンスの本当の想いがどう形を成していくのか、今後の展開を楽しみにしたいですね。
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