善徳女王 第60話 あらすじ ピダムを追い詰める偽の予言と、トンマンへの疑念が生んだ亀裂

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「西国呼世尊、神国呼帝尊」という書簡の文言が宮廷に広まって、ピダムが次の王になるという噂まで民の間に届いてしまいます。トンマンはそれでもピダムを信じようとするけれど、キム・チュンチュの批判は容赦ないし、ヨムジョンの暗躍はどんどん深みにはまっていく。ピダムが自分の意思と関係なく反乱の方向へ追い込まれていく、見ていてしんどい回です。

それでは60話を一緒に見ていきましょう!

善徳女王 60話のあらすじ

今回の話は、一通の書簡の内容が宮廷に知れ渡るところから始まります。

「西国呼世尊、神国呼帝尊」。西方の極楽浄土の仏(世尊)の名を持つ者が、新羅の王になるという意味に解釈された予言の文です。「世尊」の「尊」の字が「ピダム(毗曇)」の名の音と結びつけられ、臣下たちの間でピダムが王位を狙っているという疑念が一気に広がります。

この結びつけ方、かなり強引だとは思うんですけど、こういう時の「噂」って正しさより広がりやすさで動くんですよね。怖い。

トンマン、ユシン、キム・チュンチュ、ヨンチュンといった重臣たちが、この予言がピダムを指していると気づいた瞬間、その場が静まり返ります。ピダム本人もその場にいて、周囲の視線と疑念を一身に受けながら、ただ困惑している状況でした。

宮廷だけでは収まらず、街の民の間にも「ピダムが王になるのか」という噂が広がっていきます。書簡の内容がそこまで届くスピード、宮廷というのはつくづく秘密が保てない場所です。

中盤では、キム・チュンチュがピダムをはっきりと批判します。自分を担ぎ上げようとする勢力をコントロールできていないこと、個人的な感情(トンマンへの思い)で大局を見誤っているという、かなり直接的な指摘です。

チュンチュの言い方は厳しいんだけど、言ってること自体は的外れでもないのが嫌なんですよね。反論しにくい角度で来る。

そんな中でも、トンマンはピダムを信じようとします。でも「信じる」だけでは終わらなくて、彼女はピダムに対し、「自ら(勢力を)打ち払わなければならない」と厳しく諭します。

信頼の言葉でもあるけれど、女王としての判断でもある。その両方が混ざり合った言葉の重さが、じんわりきました。ピダムにとってそれがどう聞こえたのか、ちょっと怖いくらいです。

後半では、ヨムジョンの動きが本格化します。彼はピダムの周囲の勢力に働きかけ、「あなたたちが立ち上がらなければ、ピダムは王になれない」と脅迫じみた勧誘を行います。ピダムが望まない方向に、周囲をじわじわ誘導していく。

ヨムジョンが嫌いなのは、手を汚さないところ。ピダムが勝手に動いたように見せながら、実は全部仕組んでいる。

ピダムはこの時点で、師匠のムンノにまつわるトラウマも抱えたままです。宮廷からの疑念、自分の意思とは関係なく膨らむ反乱の機運、そしてヨムジョンの暗躍。精神的に追い詰められていく一方で、トンマンとの間の溝も広がっていきます。

第60話は、ピダムがトンマンの真意を疑い始める様子と、彼を取り巻く外部の画策が頂点に向かう不穏な空気の中で幕を閉じます。次に来るものへの気配だけがそこにある、という終わり方でした。

60話を見て、一番引っかかったこと

ヨムジョンの動き方が、今回も本当に巧妙でした。

直接ピダムを動かすんじゃなくて、周囲の人間を煽って、ピダムが自分から決断したように見せる。「あなたたちが立ち上がらなければ」という言い方、脅しとも取れるし、激励とも取れる。こういう曖昧な言葉で人を動かすのがうまいんです、ヨムジョンは。

ピダム自身はトンマンとの関係を壊したくないはずなのに、周囲が勝手にその壁を作っていく。チュンチュの批判も、臣下たちの疑念も、全部ピダムとトンマンの間に積み上がっていく。

トンマンが言った「自ら打ち払え」という言葉が、ピダムにとって「信じてくれている」より「疑われている」に聞こえてしまったとしたら。最後にピダムがトンマンの真意を疑い始めたというのが、その一言と関係あるのかもしれないと思うと、二人の会話の全部が違って見えてくる気がします。

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