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クルミットです♪
ついにこの時が来ました。皆既日食という壮大な仕掛けを使って、ミシルが長年築き上げてきた「神の代理人」としての権威を、トンマンが真正面から打ち砕いた前回のラスト。32話は、その衝撃の余韻から幕を開けます。絶望するミシルと、民衆の前に堂々と姿を現したトンマン。この二人のパワーバランスが完全に入れ替わる、物語の大きな転換点となるエピソードです。
それでは32話を一緒に見ていきましょう!
善徳女王 32話のあらすじ
皆既日食が終わり、再び太陽が姿を現したとき、そこには光を背負って立つトンマンの姿がありました。ミシルが「日食は起きない」と予言した直後の出来事に、集まった民衆たちは驚愕し、トンマンを「開陽(ケヤン)の星」の化身として崇めます。
ミシルはあまりのショックに、その場に立ち尽くすことしかできません。自分が予言を外したこと以上に、自分のお家芸とも言える「天の意思を操る」という手法で、若きトンマンに完璧に裏をかかれたことが許せなかったのでしょう。
ミシルのあの震える表情、今までの余裕が嘘のようで鳥肌が立ちました。プライドをズタズタにされた瞬間ですよね。
王宮では、トンマンの帰還を祝うムードが高まりますが、王室側も手放しでは喜べません。双子の存在が公になることは、かつての王室の過ちを認めることにもなるからです。しかし、トンマンはすでに次のステップを見据えていました。彼女は、単に王女として認められるだけでなく、もっと高い場所を目指すと決めていたのです。
トンマンは、父であるチンピョン王に対し、自分の身分を回復させるよう強く求めます。そして、ミシルの最大の武器であった「神権(天の情報を独占して民を操る力)」を奪うために、天文観測を司る「格物(キョクムル)」を民衆に公開すると宣言しました。
ここで「知識を独占せず、民に分け与える」という発想が出てくるのが、トンマンがただの復讐者ではない証拠です。
一方、追い詰められたミシルも黙ってはいません。彼女の息子であるハジョンや、側近のソルォンたちは焦りを感じていますが、ミシル自身は静かに反撃の機会を伺っています。トンマンはミシルを訪ね、「あなたは知識を使って民を欺いてきた。私はその知識を民に返し、幻想を打ち砕く」と言い放ちます。この二人の対峙シーンは、静かながらも火花が散るような緊張感がありました。
ミシルはトンマンに、「民は真実など望んでいない。ただお腹を満たし、すがるものを求めているだけだ」と冷酷に語ります。長年、恐怖と権威で国を支配してきたミシルならではの哲学ですが、トンマンはそれを真っ向から否定します。
ここで重要になるのが、新羅の最高議決機関である「和白(ファベク)会議」です。
※和白会議:新羅時代の貴族たちによる合議制。全員一致が原則で、国の重要な決定はここで行われました。
ミシルはこの会議をコントロールして、トンマンの王女承認を阻止しようと動きます。しかし、トンマンはさらに驚くべき行動に出ます。彼女は、単なる王女の座ではなく、自分が「王位継承者」として、つまり次の王になることを宣言するのです。
女性が王になるなんて考えられなかった時代に、この宣言はあまりにも無謀で、かつ最高に格好いい決断だと思いました。
これには、味方であるはずのチョンミョン王女や、彼女を支えるキム・ユシン、さらにはピダムまでもが驚きを隠せません。しかし、トンマンの目は本気でした。自分に課せられた過酷な運命を終わらせるには、自分がトップに立つしかないと確信したのです。
会議の席で、ミシル派の貴族たちが「女子が王になるなど前代未聞だ」と猛反対する中、トンマンは堂々と立ちふさがります。彼女の背後には、かつての弱々しい少女の面影はなく、一国の主としてのオーラが漂っていました。
善徳女王 32話の感想まとめ
第32話は、まさに「トンマンの覚醒」の回でした。今までミシルの手のひらで転がされているような感覚がありましたが、日食を境に完全に立場が逆転したのが見ていて爽快です。特に、ミシルが大事にしていた「天文の知識」を、カレンダー(暦)として民に配るという発想は、現代で言うところの情報の民主化ですよね。
一方で、ミシルの静かな怒りも恐ろしかったです。彼女はただ負けるような女性ではありません。今回、トンマンが「王になる」と宣言したことで、戦いのステージが一段階上がった気がします。これまでは「生き残るための戦い」でしたが、これからは「国をどう作るかという信念の戦い」になるのでしょう。
個人的には、ピダムの表情が気になりました。トンマンの野望を聞いて、どこか楽しそうというか、さらに彼女に惹きつけられているような気がします。ユシンの生真面目な支え方も素敵ですが、ピダムの危うい魅力が今後どう絡んでくるのかも楽しみです。
次回は、トンマンの王位継承を阻止しようとするミシルの猛攻が始まるはずです。王室を揺るがす大きな争いがどう展開していくのか、ますます目が離せません!
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