ご訪問くださりありがとうございます! クルミットです♪ 今回は、父の死を追うイニョンの問いかけから、ドンビンが隠してきた事実が明らかになります。
第92話のあらすじ
イニョンは、ドンビンとジュニの母ヨ・ヒャンミに、父が亡くなった日のことを尋ねます。父が倒れているのを最初に見つけ、119番に通報したのはヒャンミでした。イニョンはその事実をすでに警察に確認しており、ヒャンミが現場にいたことを踏まえて、父の身に何が起きたのかを聞こうとします。
「あの日、父の工場になぜ行ったんですか」。イニョンが訪問の理由を尋ねると、ヒャンミは、ジュニの面倒を見てくれたお礼を伝えるためだったと説明します。そして、それは警察にもすでに話したことだと答えました。けれど、工場へ行った理由だけでは、イニョンが知りたい父の最期までは分かりません。
当時の状況をさらに問われ、ヒャンミは工場に車を止めて中へ入ったところ、父が倒れていたと話します。その時にはすでに血が流れていたため、119番に通報したというのです。しばらくして父は救急搬送され、ヒャンミ自身も警察で参考人として事情を聞かれたと説明しました。
それまでイニョンたちに知らせなかったことについては、あえて明かす理由がなかったと話すヒャンミ。当時は怖く、つらかったため、遺族には会いたくなかったとも打ち明けます。父を発見した時の話に加え、これまで黙っていた理由も語られますが、イニョンの問いかけはそこで終わりません。
イニョンは続けて、その日は一人で工場へ行ったのか、ほかに誰も見なかったのかを確かめます。ヒャンミの返事は「一人で行った。誰も見なかった」というものでした。誰かが一緒にいたとも、現場で誰かに会ったとも認めず、自分が発見した時の状況を説明するにとどまります。
その後、イニョンはテヨングループ側が父の技術を奪った可能性を疑います。そして、その行為に関わったのはドンビンかもしれないと考えるように。父の死をめぐる疑問に、技術を奪われた可能性が重なります。ただ、この時点でイニョンが抱いているのは、ドンビンへの疑いです。
ところが、その後のヒャンミとドンビンのやり取りで、父の死をめぐる事実が明らかになります。ヒャンミはドンビンに「一緒に自首しよう」と懇願。どうやって眠り、目を覚ましているのかも分からないと、今の苦しさを口にします。イニョンの父を死なせたのは、ドンビンだったのです。
それでもドンビンは、自首したところで何も変わらないと拒みます。さらに、母が気持ちを楽にするために自分の人生を壊すつもりなのかと責めました。ヒャンミが自首を求めるのに対し、ドンビンは、それが自分の人生に何をもたらすかを持ち出して抵抗するんです。
ドンビンは、今はイニョンの家族のことまで考えられず、会社まで危うい状態だと話します。そして、あの時工場では超音波技術を盗み出そうとしていたと明かしました。イニョンが疑っていた技術の問題が、母子の会話の中では、ドンビン自身の言葉として語られます。
ヒャンミは引き下がらず、罪があるなら罰を受けて、やり直そうと再び頼みます。あの出来事は故意ではなく、過失だったというのがヒャンミの言い分でした。自分が証言し、一緒に罰を受けるとも申し出ます。自分も責任を負うという言葉で、ドンビンに自首を促そうとするヒャンミ。
しかし、ドンビンは、そうするならあの時にするべきだったと返します。今になって話したところで信じてもらえるのか、母の証言は何の役にも立たないと主張しました。ヒャンミが過失だったと証言すると申し出ても、ドンビンは、それで自分が救われるとは受け止めません。
さらにドンビンは、ヒャンミには罪が成立しないが、自分は自首すれば状況が変わってしまうと訴えます。同じように罰を受けると言われても、母と自分では立場が違うというのです。そのうえで、そんな結果を望んでいるのかと問い返し、自首を求める母の気持ちを押し返します。
最後にドンビンが持ち出したのは、ジュニのことでした。ヒャンミが産んだ唯一の息子であるジュニが、このことを理解すると思うのかと問いかけ、それだけを考えるように言います。自分の証言と処罰まで申し出たヒャンミに対して、ドンビンはジュニの存在を持ち出して説得し、自首を拒む姿勢を崩しませんでした。
クルミットの感想
今回いちばん引っかかったのは、ドンビンが自首を、自分の人生を壊すこととして母に突き返したところです。イニョンは父がどう亡くなったのかを知りたいのに、ドンビンの口から出てくるのは、自分の将来や会社の心配。失われた命と、残された家族の苦しさを、そんなふうに後回しにしていいのかと思ってしまいました。
ヒャンミの苦しさも伝わってきます。ただ、イニョンには誰も見なかったと答え、その後でドンビンに自首を求める。この二つのやり取りが並ぶと、イニョンに本当のことを話してほしかった、という気持ちが残ります。一緒に罰を受けるという申し出には覚悟を感じるけれど、故意ではなかったという説明だけで、遺族が納得できる話でもないですよね。
そして、最後にジュニの名前を出すところがつらい。自分のしたことをどう償うかという話なのに、母が産んだ息子の話に持っていくドンビン。その言い方でヒャンミを思いとどまらせようとするのは、ずるく感じます。父の技術を奪ったのではと疑うイニョンと、工場での目的を知っている母子。その間にある隔たりが、もどかしく残る92話でした。
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