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今回は、イニョンから離れようとするジュニの本音と、ドンビンが持ち出すアメリカ支社への異動話が気になる第114話です。
第114話のあらすじ
イニョンは、父キム・サンジェの技術に対する賠償金の受け取りを断る。そのことでジュニが会おうとしたのは、イニョンの弟キム・ジェミンだった。ジュニは、いつ解決するかも分からない問題のために、イニョンが人生のすべてを懸けてしまうことを心配していた。
サンジェの件は自分が調べる。だから、イニョンがこの問題から離れられるように力を貸してほしい。ジュニはそうジェミンに頼む。「いつ解決するかも分からないことに、お姉さんの人生を全部懸けさせておくわけにはいかない」。自分が調べ続けることで、イニョンにはこの問題から抜け出してほしいと考えているのだった。
その後、ジュニとジェミンは屋台で酒を飲む。するとジェミンも、姉への罪悪感を口にする。折りたたみ式の携帯電話を拾わなければ、テヨンが特許を取ったという記事を無視していれば、自分が襲われなければ、姉には何も起こらなかったはずだと話すのだ。
ジェミンまで、自分のせいで姉が苦しむことになったと考えていたんですね。ジュニもジェミンもイニョンを心配しているのに、話しているうちにそれぞれの後悔があふれてくる。
やがて、酔ったジェミンは眠ってしまう。その前でジュニは、「僕のせいだ」と本音をこぼし始める。二度と傷つかないように守りたかったのに、自分にはその資格すらない。愛しても、そばにいてもいけない人間なのだと、自分自身を責める。
「世の中のすべてが見えるのに、イニョンだけがいない人生は、最悪の罰だった」。ジュニは、イニョンのいない日々のつらさを語り、またその罰を受けなければならないようだと続ける。自分から離れようとしながら、イニョンを失うことにはこれほど苦しんでいる。その言葉を聞いていると、何ともやりきれない。
そんなジュニの言葉を、イニョンが聞いていた。酔ったまま通りを歩いていくジュニ。その後ろをイニョンはついていき、彼との思い出を振り返る。ジェミンの前でこぼしたジュニの気持ちは、本人の知らないところでイニョンにも届いていた。
一方、ユランは、ジュニの父でテヨングループの会長カン・ベクサンに、ドンビンの動きを伝える。ドンビンはジュニをアメリカ支社へ異動させるつもりらしい。そう話したユランは、ドンビンをけん制するための対策が必要だと持ちかける。
さらに、ドンビンが第2位の株主と会う約束を取り付けたことにも触れるユラン。そして、ベクサンの成年後見人にはジュニを立てるのがよいと勧める。ジュニの異動の話だけでなく、株主との接触まで伝えてくるあたり、ユランがどこまで考えているのか気になります。
また、ジュニはテヨングループを退職したチョン理事に会う。そこで、専門経営者として力を貸してほしいというベクサンの希望を伝える。ベクサンの意向を受け、ジュニはチョン理事の協力を得ようとしていた。
ただ、チョン理事はすぐにはうなずけない。過去に一度過ちを犯した自分が関わることで、ベクサンに不利な影響が及ぶのではないかと心配する。そこでジュニは、「人は誰でも過ちを犯します。その過ちをどう正すかが大事なんです」と説得する。
ジュニが必要だと訴えたのは、自分の立場にこだわらず、過ちを正す勇気を持つチョン理事だった。その姿を見たチョン理事は、ジュニが若いころのベクサンに似ていると話す。そして、ジュニとベクサンのそばで仕事を手伝うことを引き受ける。
一方、ドンビンは企画デザインチームのチョチーム長とイニョンに、新しい業務を指示する。室長であるジュニを無視するような態度に、イニョンは「業務の指示は、室長のジュニさんにするべきではありませんか」と異議を唱える。
するとドンビンは、「ジュニは君を守れない」と言い放つ。そのうえで、ジュニのためにもイニョン自身のためにも何がよいのか、よく考えるよう迫る。仕事の指示について指摘したところに、ジュニとの関係を持ち出してくる態度が嫌ですね。
さらにドンビンは、ジュニをアメリカ支社へ送るつもりだと告げる。その言葉に衝撃を受けるイニョン。彼女を心配して身を引こうとするジュニと、そのジュニをアメリカへ送ろうとするドンビン。イニョンは、ジュニの異動という話まで突きつけられてしまう。
クルミットの感想
今回いちばんつらかったのは、ジェミンが眠ったあとにジュニがこぼした本音です。イニョンのいない人生を「最悪の罰」とまで言うのに、また自分から離れようとしている。守りたい気持ちは分かるけれど、イニョンがどうしたいかも聞いてほしいなと思いました。
その言葉を聞いたイニョンが、ジュニの後ろを歩きながら思い出を振り返るところも切ない。あの姿を見ると、簡単には気持ちを割り切れないんだろうなと感じます。ジェミンまで携帯電話を拾ったことや自分が襲われたことを悔やんでいて、そこまで自分を責めなくてもいいんだよ、と声をかけたくなりました。
一方で、チョン理事には過ちをどう正すかが大事だと伝えられるジュニ。その言葉を、自分にも少し向けてあげてほしいです。人にはやり直す道を示せるのに、自分には厳しすぎるところがもどかしい。
ドンビンのアメリカ支社への異動話は、イニョンへの圧力そのものに感じました。ユランが後見人としてジュニを勧めたことも気になるけれど、まずはジュニとイニョンが、お互いの望みをちゃんと話せる時間を持ってほしいです。
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