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今回は、ドンビンを止めるために動く母ヒャンミと、イニョンをめぐってぶつかる兄弟のやり取りを追っていきます。
第107話のあらすじ
ドンビンとジュニの父ベクサンのアルツハイマー病が知られ、株主や取締役たちはドンビンを支持するようになります。ドンビンのことで後悔するベクサンの姿を見ていたヒャンミ。思い悩んだ末にドンビンを呼び出し、「これ以上あなたに失望したくない。釜山へ行きなさい」と告げます。息子のすることを、これ以上見過ごせないところまで来ていたんですね。
しかし、ドンビンは「母さんの頼みは聞けません」と拒みます。ヒャンミは、これはお願いではなく警告だと伝えます。そして、静かに去らないなら、ドンビンがしたことも自分がしたこともすべて話し、自首すると言い切りました。自分のしたことまで明かすという母の言葉に、ドンビンは動揺します。息子の責任を問うだけでなく、自分も責任を負うというところに、ヒャンミの覚悟が表れています。
「みんなで一緒に死のうというんですか?」と問い返すドンビン。ヒャンミは「今、あなたが父さんを殺しているじゃない」と返します。さらに、ジュニに自分を憎まれたとしても、その力で生きていってほしいと話しました。ジュニからどう思われるかも引き受けて、ドンビンを止めようとするヒャンミ。その決意を言葉だけで終わらせず、警察へ電話をかけます。
この日、ドンビンはイニョンとジュニが一緒にいるところを目撃します。二人がその時間、その場所で何をしているのかと問い詰めるドンビンに、ジュニは相談があって会っただけで、兄が気にすることではないと答えます。それでもドンビンは、イニョンへの気持ちは整理したのではなかったかと追及。ジュニが兄の考えているようなことではないと説明しても、怒りは収まりません。
ジュニは「イニョンさんはもう兄さんの女じゃない。二人はもう終わった」と伝えます。ところがドンビンは、誰が終わったと言ったのかと反発し、これからは自分の前でも平気で会うつもりなのかと迫ります。別れを認めようとしない兄に対し、ジュニは、イニョンがどこで誰と会おうと兄に干渉する権利はないとはっきり伝えました。
それでもドンビンは「俺はよくても、お前は駄目だと言っただろう」と警告します。二人のために忠告しているのだから、自分の言葉を忘れず、後から後悔するなとも念を押しました。二人のためだと言いながら、会うことを認めようとしないドンビン。ジュニがイニョン自身の自由を訴えても、話がかみ合いません。
ドンビンはイニョンにも、その時間、その場所にジュニと二人でいたこと自体が自分への罰なのだと訴えます。そして、会社やイニョンの父キム・サンジェのことを口実に、自分を追い詰めながらジュニと会い続けているのではないかと疑います。相談があって会ったという説明では納得できず、会社の問題やサンジェの件まで、二人の密会の口実ではないかと受け取っているんですね。
さらに、自分が最も愛し、信じているのはイニョンとジュニだと語るドンビン。一番信じていた相手に裏切られる気持ちがどんなものかと尋ねます。けれど、イニョンの答えは「ドンビンさんは私にとって容疑者にすぎません」。ドンビンが愛情や信頼を訴えても、イニョンは疑いを向ける相手として彼に向き合います。そのきっぱりとした言葉が、ドンビンを刺激するのでした。
一方、ジュニは、ユランがドンビンの指示で動いているのではないかと疑っていました。そこでユランに、緊急の取締役会が開かれる前に、一部の取締役たちと会う予定だと伝えます。疑いを抱きながら、あえて自分の予定を知らせたジュニ。ユランがドンビンとつながっているのかを探ろうとしているように見えて、予定を伝えるだけのやり取りにも緊張してしまいます。
また、ベクサンはチャン課長に、ドンビンが、自分と関わりのあったドゥシクの死について誤解していると話します。ドンビンは、ベクサンが会社の不正を隠すためにドゥシクを利用し、自殺を強要したと考えているのだそうです。ただ、ベクサンはそれを誤解だと説明しています。ドンビンがそう思い込んでいることを、ベクサンも気にかけていました。
ベクサンは、誤解を解いてドンビンをなだめなければ、息子の暴走を止められないと案じます。その言葉を聞くチャン課長も、心配そうな表情を浮かべていました。ドンビンが何を信じているのかを知り、そこから話をしようとするベクサン。ただ責めるだけでは止められないという、父の悩みが伝わってくるやり取りです。
クルミットの感想
今回いちばん重かったのは、ヒャンミが自分のしたことまで話して自首すると告げた場面です。釜山へ行けと言われても拒むドンビンに、自分も責任を負うと伝え、警察へ電話までかける。息子を止めるためにそこまで決めたのかと思うと、すぐには言葉が出てきませんでした。
ジュニに憎まれても、その力で生きてほしいという言葉もつらかったです。好かれたままでいたいという願いより、ジュニに生きてほしいという気持ちが伝わってきました。自首した後のことまで考えているようで、ただドンビンを脅すために言っているとは思えません。
その一方で、ドンビンの「俺はよくても、お前は駄目だ」には、思わず首をかしげました。自分の苦しさは訴えるのに、イニョンが誰と会うかは自分で決めたいんですね。ジュニが干渉する権利はないと言ってくれたときは、少しほっとしました。
だからこそ、イニョンがドンビンを容疑者だと言い切ったところも印象的でした。信頼していたと訴えられても、彼女が抱いている疑いは消えない。ヒャンミの電話がこの先どうつながるのか、まずはその続きを確かめたいです。
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