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クルミットです♪
ハン・テヨンが「私はそうじゃなかった。文章を読んで幸せだった」と言うシーン、静かなのにずっしりきました。キム・ジョンヒョンがチャ・ジョンウを守ろうとするあまり、ハン・テヨンやカン・ウジュにまで条件をつきつけ始めるという回でもあって。
チャ・ジョンウが一度丸めた名刺を、また広げて見つめる。その小さな動作がこの3話のすべてを言い表しているような気がします。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
フェンスの外はハッピーエンド 3話のあらすじ
居酒屋の前で考え込んでいたチャ・ジョンウ。ふと顔を上げると、店の外にキム・ジョンヒョンとハン・テヨンが並んでいるのが見えました。チャ・ジョンウはキム・ジョンヒョンに声をかけて中へ促します。キム・ジョンヒョンはチャ・ジョンウだけを連れて戻り、ハン・テヨンは一人残されます。仕事の依頼を切り出せないまま、「さようなら」とだけ言って立ち去りました。
あそこのハン・テヨン、もどかしかったです。「さようなら」しか言えなかった。
居酒屋の中で、キム・ジョンヒョンは昼間のことを謝ります。するとチャ・ジョンウが話し出したのは、「久しぶりに文章を書こうと声をかけてくれた人がいて、まるでプロポーズされたみたいにときめいた」という打ち明け話でした。キム・ジョンヒョンが「一度書いてみろ」と言うと、チャ・ジョンウは期待した目を向けます。でもその後に続いたのは「俺がお前を守れるようにしてくれ」という言葉でした。
チャ・ジョンウは居酒屋を出た後、受け取っていたハン・テヨンの名刺を丸めてしまいます。
一方、カン・ウジュはハン・テヨンになぜそこまでチャ・ジョンウにこだわるのかと問います。ハン・テヨンの答えはこうでした。かつて自分は文章に自信があった。でもチャ・ジョンウの文章を読んで才能の差を悟り、筆を折った。そして大手出版社ムンハクネモがいかに卑怯かを気づかせてくれたのもチャ・ジョンウだった。さらに、ハン・テヨンがムンハクネモで最後に担当した作品が、チャ・ジョンウの次回作だったという過去まで明かします。
そのころキム・ジョンヒョンはイラン出版を訪ね、カン・ウジュに条件を提示します。「チャ・ジョンウに手を出さないなら、次の新刊はイラン出版と契約する」というものです。
別の場所では、ハン・テヨンがチャ・ジョンウを家まで送ろうとしていました。チャ・ジョンウのほうから足を止めて「どこかで会いましたか?もしかして僕が何か悪いことをしましたか?」と聞きます。ハン・テヨンはそれを否定して、自分の経緯を話しました。するとチャ・ジョンウが、初めて明るい笑顔を見せます。
その笑顔を見ていたキム・ジョンヒョンが急に割り込んできます。「イラン出版から自分にも新刊の話が来ている」と言い出してハン・テヨンを連れ去り、今度はハン・テヨンに直接同じ条件を突きつけました。
チャ・ジョンウが笑った瞬間に動くんだから、キム・ジョンヒョンはずっと見ていたんですよね。
ハン・テヨンは板挟みになります。出版社のためにキム・ジョンヒョンを手放すことも、チャ・ジョンウを諦めることも、どちらもできない。
そこでカン・ウジュが足を怪我した素振りをします。ハン・テヨンが氷水を用意して介抱している間に、橋の上でチャ・ジョンウと偶然を装って会う予定だった計画が潰れます。これはキム・ジョンヒョンの指示でした。
チャ・ジョンウは橋の上で周りを見回します。ハン・テヨンは来ない。でもその後、書店で働くチャ・ジョンウのもとに飲み物の差し入れが届いていました。ハン・テヨンが事前に手配していたものです。チャ・ジョンウは喜びます。
橋には来なかったのに、飲み物はちゃんとあった。地味なシーンなのに妙に頭に残りました。
後日、キム・ジョンヒョンがハン・テヨンのもとを訪ねます。ハン・テヨンは共同執筆案を提案しますが、キム・ジョンヒョンは「傷ついて待ち続けているチャ・ジョンウにこれ以上ちょっかいを出すな」と警告します。ハン・テヨンはこう言い返しました。「雨が降って転んだとき、隠れるのではなく打たれながらでも再び起き上がるべきだ。隠れているうちに文章の腕が落ちて年だけ取ったらどうするのか」と。
そしてチャ・ジョンウは、一度丸めて捨てた名刺を再び広げて見つめていました。
キム・ジョンヒョンと別れたハン・テヨンが、チャ・ジョンウのもとを訪ねてきます。キム・ジョンヒョンは「自分が欲を張って君を不幸にしているのではないか」と口にしますが、チャ・ジョンウはその言葉を遮ります。そしてハン・テヨンに向かってこう言いました。「僕はもう文章を書かない。これ以上努力しないでくれ」と。
ハン・テヨンが「なぜですか」と聞くと、「不幸になるから。僕と仕事をすると不幸になる」という答えが返ってきます。でもハン・テヨンは引きませんでした。「私はそうじゃなかった。文章を読んで幸せだった。何が終わったんですか、まだ何も終わってない」と。
3話を見て引っかかったこと
「不幸になるから」というチャ・ジョンウの断り方、じわっときました。
自分が悪いのではなくて、自分と関わると相手が不幸になるという思い込み。文壇を追われてからずっとそうやって生きてきたんだなと。
それに対してハン・テヨンが「私は幸せだった」と言い切ったのが、この3話で一番良かったです。チャ・ジョンウが決めつけているものを、当事者が正面から否定した。
キム・ジョンヒョンについては……カン・ウジュに怪我のふりをさせるのは、さすがにやりすぎだと思いました。チャ・ジョンウへの思いはわかるけど、やっていることがだいぶずれている。
名刺を丸めて、でもまた広げる。チャ・ジョンウのあの動作と、橋には来なかったのに飲み物だけ届けていたハン・テヨン。このふたつが並ぶと、二人がじわじわ近づいているのがわかって、キム・ジョンヒョンが焦るのも無理はないなと思いました。
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