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クルミットです♪
全28話、ついに最終回です。屋上のソンヒ、バスでのスンミの別れ、貯水池での手作りカレー。前半は重くて後半にじわっとあったかくなる最終回でした。スンミがどう締めくくるのか、ファンとウンソンがどう向き合うのかがずっと気になっていたので、それでは最終回を一緒に見ていきましょう!
華麗なる遺産 最終回のあらすじ
第27話のラストからつながって、ペク・ソンヒがアパートの屋上の手すりに立っています。疲れ果てて、恐れも迷いもない状態です。そこにユ・スンミが飛び込んできます。
「死なないで。私を名目にしてどんなことをしたとしても、私にはお母さんが必要。お母さんまでいなくなったら、私には誰もいない」
スンミが「一緒に行く」と言いながら走り込み、ソンヒが「ダメ!」と振り返る。そのままふたりで崩れ落ちます。
自分を傷つけた母親に「必要」と言えるスンミ、この場面だけはスンミの気持ちが少しわかった気がしました。切なかったです。
翌朝ソンヒは保険会社でコ・ピョンジュンへの生命保険を全額返還し、カフェで直接向き合います。スンミ名義で買っていたアパートを売ったお金も返して、「自首しろと言うなら、します」と。コ・ピョンジュンは迷いながらも、去ることを許します。
スンミはウヌに以前買えなかった韓牛プルコギバーガーを持って別れを告げ、ファンには路線バスを一緒に乗ろうと頼みます。ふたりで並んで座って、ほとんど話さず、ただ走るバスに乗っているだけの時間。終わり際に「ずっと隣にいてくれてありがとう、寂しくなかった。ウンソンを大切にして」と言い、ファンが先に降ります。バスが走り出して、スンミがひとり前を向く。涙がこぼれます。
あのバス、スンミをずっと好きじゃなかったのに、なんかきつかった。前を向こうとしてるのがわかって。
荷物をまとめたスンミとソンヒは小さなトラックで出発。行き先のヨンチョン方面に部屋も決まっていなくて、「とりあえず行ってください」と言うだけです。
ウンソンのほうでは、ウヌを以前預かっていたヨンソクが店に現れた瞬間に思い切りパンチを入れます。その後屋上でファンに「留学に行くことにした」と告げると、ファンが「行くな!」と立ち上がる。なぜ相談なしに決めるのかと言い合いになりますが、「ウヌのために行かないといけない」という言葉にはファンも返せなくなります。
ウヌが「ラーメン兄はスパイのことが好きなんだよ、スパイはきれいで全然言うことを聞かない」と話してくれたことで、ウンソンはファンの気持ちを知ります。おばあちゃん(チャン・スクチャ)は「後悔が少ないほうを選べ」とひとこと言って部屋を出ていきます。
翌日、ウンソンとファンはほぼ同時に家を飛び出します。バスに乗っていたウンソンが窓の外にファンを見つけて「そこにいて!」と叫び、次の停留所で降りて大通りを無断横断して駆けてくる。車が行き交う中を渡ってくるウンソンを見ながら、ファンは怖くて怖くて、でも止まることもできない。
「私は行かないといけないから、待っていてください!」
「当然待つよ、待たないと思ってたの?」
道の真ん中でふたりが抱き合います。
このシーンが一番好きでした。ヘタに演出するよりずっとよかった。
それから時間が経って、ファンは本社にスーツで出社するようになっています。ニューヨーク出店の提案書を出して、おばあちゃんに「ニューヨークに個人的な理由は一切ありません!」と言い張る場面には笑いました。
おばあちゃんは自分が持つ株を全社員に分配すると発表。「私はこれからみなさんと同じ月給社長」という言葉に、社員たちが泣きながら拍手する。
夜の庭でおばあちゃんとファンが話す場面。「病院でぼんやりしていたとき、あなたの声が聞こえた。お父さんの事故の話だった」とおばあちゃんが言います。ずっと罪悪感を抱えていたファンが、初めて声を上げて泣く。おばあちゃんは「どんな親でも、転んだ自分の心臓を見て言うんだよ、おまえは大丈夫か?って。それが親ってもんだ」と言います。
ファンがここで初めて泣いた。ずっと抱えてたんだな、と。
ソンヒは花屋で働いて、スンミは塾の先生になっています。ふたりで細い路地を並んで歩きながら「今の生活が好き」とスンミが言う。贅沢じゃなくても、ここにいられる。それで十分そうでした。
出国前夜、ファンはウンソンをかつてお父さんと最後に来た貯水池に連れていきます。前日こっそり準備して、釣り竿と料理道具をセット。ウンソンに魚を釣るよう言い残して、自分はカレーを作ります。カボチャを入れすぎてカボチャ粥みたいになったカレーを前に、ウンソンが「生まれて初めての味、おいしい」と言いながら目に涙をためる。ファンは食べてみて味がおかしいのに、黙って一緒に食べます。
夕暮れの中でコーヒーを飲んで、ウンソンがファンの耳に「サランヘ」とささやいて、キス。そこでエンディング。
全28話を終えて
最後の場所に貯水池を選んだのは良かったと思います。ずっとお父さんへの罪悪感で来られなかった場所に、ウンソンと来られたから。
スンミは断罪されるでも崩壊するでもなく、お母さんとふたりで小さく始めようとしている。「今の生活が好き」という言葉に、少しほっとしました。
チャン・スクチャさんの「月給社長」宣言、このドラマの締め方としてはこれが一番しっくりきました。
スンミ、どうかあちらでうまくやれますように。
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