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クルミットです♪
今回の73話は、ソラ・ジュリョン・ウジンの感情の波に加えて、
文ジョンインの“母としての不安”がついに噴き出し、
物語全体の空気が一気に変わる緊張の回でした。
それでは73話を一緒に見ていきましょう！
スキャンダル〜白雪姫の逆襲 第73話のあらすじ
冒頭では、イソンエが文ジョンインの“提出書類”についてソラに告げるところから始まります。
俳優契約、会計資料、制作履歴──そのほとんどが虚偽。
「ポーカーフェイスが終わる瞬間、文ジョンインも終わる」
そう断言するイソンエの表情は、復讐の刃を確かに研ぎ終えた人の顔でした。
イソンエの静かな決意があまりに鋭くて、言葉にしづらい怖さがあった…
その頃ウジンは、番組中のPPLで“ピーナッツバター入り”のパンを口にしてしまい、
アレルギー症状で呼吸困難を起こし倒れてしまいます。
病院へ運ばれたという知らせが入るや否や、ジュリョンは血の気が引いた顔で駆けつけました。
そして――
ソラもまた、マンゴージュースを手に病院へ向かいます。
ふたりが同じ場所に向かうあの瞬間、胸の奥がざわざわしました。
ソラが病室に入ろうとしたところ、
ジュリョンがすっと身体を横にし、
「ウジンはもうすぐ退院します。帰って。大本でも書けば？」
と冷たく言い放ちます。
ソラは一歩も引かず、
「そっちこそ、俳優 관리しなさい。本部長でしょ？」
と返し、背筋を伸ばしたまま立ち去りました。
言葉の端に張りつめた感情があって、
どちらも引けない関係性が胸に刺さります。
ウジンの病状が落ち着き、入院室に文ジョンインがやって来ます。
彼女は息子が“PPLのためにアレルギーを押して食べた”と聞くと、
「バカな真似はやめなさい。成功より命が大事なのよ」
と冷たく叱ります。
その言葉は愛情ではなく、成功のための駒を失いたくないという焦燥にも見えました。
その表情に触れた瞬間、文ジョンインの胸の奥にずっと沈んでいた“不安”がふわりと浮かび上がったのかもしれません。
ふと、彼女の脳裏に“昔のDNA鑑定結果”がよぎります。
当時は“不一致”と出ていた検査結果。
その理由を知ろうと、文ジョンインは当時ウジンの髪を採取した家政婦を呼びつけ、
「どうやって髪を取った？」
と問いただします。
家政婦は悪びれず、
「ウジンくんの髪が足りなくて、私の髪も少し混ぜました」
と答え、文ジョンインの顔色が真っ青に。
その後、眠るウジンの顔を見つめながら、
“あまりにも似ている元恋人の姿”が脳裏に浮かび、
文ジョンインは震える指でウジンの歯ブラシをそっと取り、
再びDNA検査へと向かいます。
ウジンの寝顔を見下ろすジョンインの目に宿った不安が、母というより“罪悪感そのもの”に見えて胸がざわついた…
一方その頃、ソラはウジンの状況が気になって落ち着きません。
夜になっても気持ちが収まらず、ジュリョンに電話をします。
「ウジン、具合どう？大丈夫？」
その声はいつもの強さを隠し、
ただ純粋に心配する人の声でした。
ジュリョンは噛みしめるように、
「ウジンはもう平気。
でも…あなた、ウジンに私的に関わるのはやめて」
と告げます。
ソラは静かに、
「それは無理。彼に話したいことがある」
とだけ言い、電話を切りました。
ジュリョンは携帯を握りしめたまま、
息が詰まるようにその場で立ち尽くしてしまいます。
そして迎えた夜。
ウジンの部屋。
ベッドに座るウジンの携帯が震え、表示には“ソラ”の名。
ウジンが反応するより早く、そこへ入ってきたジュリョンが電話を取ってしまいます。
声を出したのはジュリョンでした。
「ウジンは休んでるから、電話しないで。」
ソラは静かに、
「そう。なら伝えて。会いたいって。」
と言って電話を切ります。
ウジンが戻ってくると、ジュリョンは必死に笑顔を作り、
「今日は一緒にいたいの」
と寄り添います。
その表情には、愛というより“恐れと執着”が混ざりはじめているようにも見えました。
しかしその直後、
ウジンの携帯に再びソラから着信。
ウジンは思わず席を立ち、
「ちょっと外に出てくる」
と言って走り去ります。
その背中は、約束を守れない男の弱さでいっぱいでした。
残されたジュリョンは手を震わせながら、
「どうして…どうして私じゃないの…」
と呟くしかありませんでした。
ジュリョンの小さな呟きがあまりにも切なくて、胸がぎゅっと痛くなった…
こうして73話は、三角関係も親子関係も“決定的な裂け目”が生まれたまま終わっていきます。
スキャンダル〜白雪姫の逆襲 第73話の感想まとめ
73話は、全員の心が限界まで揺れ動く回でした。
ソラの消えない“身体の記憶”、ジュリョンの必死の愛、ウジンの曖昧さ。
そのすべてが交錯しながら、文ジョンインの“DNA再検査”という爆弾が投下され、
物語はいよいよ核心へ踏み込んでいく雰囲気です。
次回74話では、
親子の真実が揺れ、
三角関係はさらに深い痛みに沈み、
復讐と秘密がまたひとつ明らかになりそうです。
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