こんにちは、クルミットです♪ 女優のキム・ジヨンに記憶が戻り始める第38話は、思い出せたことを素直に喜べない展開でした。コ・ピルスンを拒んだあとで、自分が彼に向けた言葉までよみがえる流れがつらいです。
第38話のあらすじ
パク・ドラの元婚約者、コン・ジンダンの母親であるエギョの前に、知人のサングが再び現れます。フィリピンへ発つ予定だったサングですが、戻ってきてエギョに戸惑うような質問を投げかけます。
一方、ドラとして過ごした頃の記憶を取り戻してほしいピルスンは、ジヨンを以前よく通った屋台へ連れていきます。当時の自分は助監督、ドラはトップ女優。ピルスンは、そこで一緒に過ごした時間を話して聞かせます。
ドラは久しぶりの屋台を喜び、ヌタウナギや軟骨の料理に心を弾ませていたそうです。人目を気にしなければならず、気軽に外で飲むことも難しかったドラ。麺料理一杯と焼酎だけで幸せそうにする姿に、ピルスンは切なさも感じていました。
さらにピルスンは、自分の背中にドラがバカ、間抜けと書いたことまで持ち出します。ジヨンは戸惑いながらも覚えていないと答えますが、ピルスンは思い出したら一杯おごってほしいと頼みます。
その話が本当なら二杯おごると応じるジヨン。記憶はまだ戻らなくても、昔の二人のやり取りを知る時間にはなっています。けれど、屋台からの帰り道で状況が変わります。ジヨンが突然、頭の痛みを訴えて苦しみ始めたのです。
頭に浮かんだのは、ピルスンから厳しい言葉を浴びせられた場面でした。「お前、どうしてこんな生き方をするんだ」「二度と僕の前に現れるな」。楽しかった思い出をたどったあとに戻ってきたのは、彼に傷つけられた記憶の一部でした。
ジヨンはその記憶を確かめるため、夜遅くにピルスンと会います。自分が海に身を投げた日、彼を訪ねたのではないか。世間の人がみんな誤解しても、彼だけは信じてほしいと頼んだのに、背を向けられたのではないかと問いかけるのです。
ピルスンは、ジヨンの記憶が正しいと認めます。ただ、ジヨンはあの日に手を取ってくれなかったことを責めるために来たのではないと伝えます。今はキム・ジヨンとして生きている自分が、過去のことで何を言っても意味がないというのです。
彼女が会いに来た目的は、ピルスンとの関係に区切りをつけることでした。これからは個人的な感情を持たずにいようと告げるジヨン。彼とのよい記憶があったから気持ちは揺れていたものの、冷たく拒まれたことまで思い出した今、もう好きではいられないと話します。
ピルスンがどんな人なのか分かったと言い、ジヨンは背を向けます。この時点で彼女に戻っているのは、過去のすべてではありません。それでも、頼った相手に受け入れてもらえなかった記憶は、彼から離れる理由になってしまいました。
その後、ジヨンは新しいドラマの主演として撮影を始めます。ところが、侮辱を受ける場面を演じている最中に、また過去の記憶がよみがえります。今度思い出したのは、ジンダンが自分を無理やりものにしようとした出来事でした。
撮影をきっかけに、ジヨンはドラとして生きていた頃の記憶をすべて取り戻します。ピルスンに拒絶されたことだけでなく、自分が彼に何を言ったのかも、はっきりと思い出すことになりました。
よみがえったのは、ヌード撮影を止めようとしたピルスンに、激しい言葉をぶつけた記憶です。必要なお金を出せるのかと問い詰め、後悔しても自分ですると言い放っていたドラ。「20億ウォンがないなら、黙って帰って」と、心配する彼を突き放していたのです。
思い出したことで、ピルスンとの過去の見え方が変わります。自分は彼に傷つけられたと考えていたジヨンですが、自分もまた、彼を深く傷つけていたと気づきます。記憶が戻った喜びよりも、彼に向けた言葉への後悔が押し寄せてきました。
雨の中をひとり歩きながら、過去を振り返るジヨン。ピルスンは雨の中で彼女を捜しますが、ジヨンはその姿を避けて隠れます。自分を捜してくれる彼の前に出ることができず、彼への申し訳なさを抱えるのでした。
ジヨンはピルスンを思い、「オッパじゃなくて、私がオッパを裏切った」と涙を流します。自分は彼に痛みと傷ばかり与えたのに、それでも彼はそばにいてくれる。全部を思い出したからこそ、その優しさが苦しく感じられるようです。
こんな自分を忘れてしまえばいいのに、記憶から消してしまえばいいのに。ジヨンはそんな思いを口にし、「ごめんね、オッパ」と謝ります。ピルスンを拒んだ彼女が、今度は自分の言葉を悔やんで泣く姿が描かれます。
クルミットの感想
今回いちばんつらかったのは、記憶が戻る順番です。屋台で昔の話をしていたときには、二人がまた近づけるかと思ったのに、先によみがえったのは拒絶された場面。ジヨンがピルスンから離れようとした気持ちも、その時点では分かるんですよね。
でも、ヌード撮影をめぐって自分が言ったことまで思い出すと、今度は全部を自分のせいにしてしまう。「私がオッパを裏切った」という言葉が苦しかったです。ひどいことを言った後悔と、あの日は信じてほしかったという気持ちは、両方あっていいと思います。
屋台で一杯のお酒をおごる話をしていた二人が、同じ回でここまで遠くなってしまうのも切ないです。ピルスンが覚えていたのは、トップ女優の華やかさより、麺と焼酎を喜ぶドラの姿。その思い出をジヨンにも受け取ってほしかったな。
雨の中で彼を避けて隠れる場面には、思い出せばすぐにやり直せるわけではない苦しさがありました。今のジヨンには、自分を責め続けるよりも、戻った記憶と気持ちをゆっくり整理する時間があってほしいです。
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