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今回は、父の病気を知ったジュニの決断と、ユランが見つけたイニョンの髪ゴムが気になる第65話です。
第65話のあらすじ
ユランはジュニの部屋で、彼が忘れられずにいる女性、ソンファに宛てた手紙を見る。その手紙から思い出したのは、ジュニが以前語っていた、自分の手を握り、絶望と暗闇の中を一緒に歩いてくれた人のことだった。ジュニにとって、苦しい時期を共に過ごした相手。その存在が、手紙を読むユランの中で改めて浮かび上がる。
そしてユランは、手紙と一緒に保管されていた髪ゴムに気づく。「どうしてイニョンの髪ゴムが……」。ソンファへの手紙と、イニョンの持ち物。別々のはずの二人につながるものが同じ場所にあり、ユランは驚く。ジュニが大事に残していた品の中にイニョンの痕跡があるなんて、これは気になってしまうよね。
一方、アメリカへ行こうとしていたジュニは、母のヨ・ヒャンミから、父カン・ベクサンが認知症であることを知らされる。ヒャンミは、ベクサンがジュニにプロジェクトを任せ、将来への道を開いてやろうとしていたのも、その病気が理由だったと説明する。
父が自分に仕事を託そうとした背景に、そんな事情があった。突然の知らせに衝撃を受けたジュニは、涙を流しながら、兄のドンビンもこの事実を知っているのかと尋ねる。ヒャンミの返事は、ベクサンがまだ知らせることを望んでいない、というものだった。
ヒャンミはジュニに、つらいだろうけれど父のそばにいてほしいと頼む。アメリカへ向かうつもりだったジュニにとって、父の病気と母の願いは、自分のこれからを考え直す理由になる。病気を知った悲しみの中で、家族のためにどうするかという選択も迫られることになった。
同じ頃、イニョンは母のヤン・スギョンと、久しぶりに夕食を共にしていた。恋愛をしているのかと聞かれたイニョンは、「いたよ。一度だけ」と、過去に好きだった人について話し始める。そして、その人を捨てたのは自分の方だったと明かす。
当時は、なぜ自分がそうしたのか分からなかったというイニョン。しかし今になって振り返ると、相手を受け止めきれなかったのだと話す。自分の名前さえ教えないまま、ただ愛し合って、その人のもとを離れてきた。母との食事の席で語られたのは、好きだったという気持ちだけでは続けられなかった恋だった。
イニョンは、相手に障害があり、自分にはそれを受け止めることができなかったとも話す。自分から離れた過去を、そう言葉にするイニョン。スギョンは娘に、過ぎたことはすべて忘れ、一生あなたを好きでいてくれる人に出会いなさいと伝える。母が願っているのは、イニョン自身の幸せだった。
翌日、ジュニはドンビンの事務所を訪ね、アメリカ支社へ行くことを諦めると告げる。父の病気を知り、そばにいてほしいという母の願いを受けたジュニは、渡米を取りやめる決断をしたのだった。さらに、誰かが自分を頼れるような人にならなければいけないと、反省していることも兄に伝える。
ドンビンはそんな弟に「ずいぶん成長したな」と声をかけ、理解のある兄として接する。けれど、その言葉とは裏腹に、自分の計画に支障が出たことに腹を立てていた。ジュニが考えているのは、自分が誰かの支えになること。その決断を聞いたドンビンが気にしているのは、自分の計画への影響だった。
ジュニはユランにも謝り、アメリカ行きを延期しなければならないと伝える。自分だけでなく、ユランにも関わる予定の変更。その話にユランは、ベクサンから自分にも理解を求める話があったと答え、「ジュニさんさえいれば、どこでも構いません」と気持ちを伝える。
ユランの言葉を受け、ジュニはほほ笑みながら彼女を見つめ、その指に指輪をはめる。行き先が変わっても、ジュニと一緒にいられればいいと伝えるユラン。それに応えるようなジュニの姿に、二人のやり取りが穏やかに感じられる場面だった。
ここでユランは、イニョンの偽りの妊娠と流産を隠していたことで、不安を感じていたと打ち明ける。イニョンを助けた理由については、ドンビンを愛する彼女の気持ちを知らないふりができなかったからだと説明する。これは、ユランがジュニに語った、自分が協力した理由だった。
ジュニは、この件で両親に叱られることになったら、ユランのそばにいると伝える。そのうえで、これからは何かあれば正直に話してほしいと頼む。隠していたことを打ち明けたユランに、支える気持ちを示すジュニ。ただ、ユランが彼の部屋で見つけた髪ゴムのことは気にかかる。ソンファに宛てた手紙とイニョンの持ち物が一緒にあったという発見が、二人の関係に新たな疑問を残す。
クルミットの感想
今回いちばん引っかかったのは、ジュニから指輪をはめてもらうユランと、彼の部屋でイニョンの髪ゴムを見つけるユランが、同じ回に描かれたこと。ジュニはこれから正直に話してほしいと伝えているのに、ユランには二人の過去を疑うきっかけができている。この食い違いが落ち着かないんだよね。
父の認知症を知って泣いたジュニが、翌日には誰かに頼られる人になろうと話す姿も印象に残った。すぐには気持ちを整理できないと思うけれど、それでも父のそばにいる方を選んだ。その決断を褒めながら、自分の計画が狂ったことに腹を立てるドンビン。ここは素直に弟の気持ちを受け止めてほしかった。
イニョンが母に話した昔の恋も、聞いていて苦しかった。名前を教えずに愛し合い、相手の障害を受け止めきれずに離れたという言葉は重い。スギョンが、娘をずっと好きでいてくれる人との出会いを願うところには、少しほっとした。
それでも、最後まで頭に残るのはあの髪ゴム。ユランがジュニとイニョンの関係を確かめたわけではないけれど、手紙と一緒に見つけたら気になるはず。指輪をはめてもらった喜びと、この発見をどう受け止めるのかが気になる。
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