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クルミットです♪
今回は、父の認知症を知るジュニと、父の態度に弟との違いを感じるドンビン、それぞれの苦しさが伝わってくる第64話です。
第64話のあらすじ
これまでつらかったと話し、アメリカ行きの準備をしようとするジュニ。そんな息子に、母のヨ・ヒャンミは「お父さんと私には、あまり時間がない」と伝えます。さらに、父のカン・ペクサンがひどく体を悪くしていることを、言いにくそうに切り出すのでした。
そしてヒャンミが明かしたのは、ペクサンが認知症だという事実でした。「お父さんは認知症なんだ」。母の話を聞いたジュニは衝撃を受けます。アメリカへ行こうとしていたところに突きつけられた、父の病気。ヒャンミの言った、時間があまりないという言葉も重く響きます。
その日、ジュニはペクサンに「父さんの望むとおりに生きるのは、兄さん一人でいいじゃないですか」と話していました。しかし、ペクサンはアメリカ支社へ行くことを認めません。それどころか、働きたくないのなら会社を辞めるように言い渡します。
父の強硬な態度に、ジュニは戸惑います。ジュニが望んでいるのはアメリカ支社へ移ることですが、ペクサンは退社を持ち出すほど強く反対していました。父の望む生き方について訴えても、アメリカ行きを認めてもらえない状況です。
ペクサンは、ジュニの婚約者ユランにも、アメリカ支社へ行こうとしている事情を尋ねます。ユランは、韓国には知り合いが誰もおらず、自分は孤独なのだと説明。そのため、ジュニは自分のことを考えて、アメリカ行きを決めたのだろうと答えました。
そのユランに、ペクサンは「これからどれだけ生きられるか分からないが、最期の日まで一緒にいたい」と気持ちを伝え、考えを変えてほしいと頼みます。ジュニには厳しい言葉を向けていたペクサンですが、ユランに伝えたのは、残された時間を一緒に過ごしたいという願いでした。
一方、ジュニは兄のドンビンと酒を飲みながら、父の反応について話します。あれほど怒る父を見たのは初めてだったというジュニ。自分のアメリカ行きは、逃げ出すように見えるのかと気にしていました。ドンビンは、父は寂しいのだろうと弟を慰めます。
話題は、ドンビンとイニョンの結婚のことへ。ジュニは兄に、イニョンへの確信があるから結婚したいのかと尋ねます。それに対し、ドンビンは二人の間にあった出来事と、自分の気持ちを語り始めました。
ドンビンは、イニョンが家を出た時や、子どものことでつらいことがあった時には、彼女への信頼が大きく揺らいだと話します。それでも、イニョンと一緒にいたい。その気持ちは変わらないのでした。何の迷いもなく結婚を望んでいるわけではない、という兄の本音が見えてきます。
さらにドンビンは、イニョンの愛を疑うのは自分のせいなのだろうと続けます。イニョンは彼女なりに十分すぎるほど愛情をくれているのに、自分はいつも足りないと感じてしまうのだと。そんな兄を、ジュニは何も言わずに見つめていました。
その一方で、ドンビンにはペクサンの会社の方針についても気になることがありました。チャン課長に、父がテヨン流通を分離するつもりのようだが、知っていたのかと尋ねます。しかし、チャン課長は会社のことには関心がないため、何も知らないと答えました。
チャン課長は、ペクサンがドンビンを息子以上の存在として思っていたのだと伝えます。けれど、ドンビンはその言葉を素直には受け取れません。本当にそう思っているのなら、ジュニのアメリカ行きをあれほど頑なに反対するはずがない、と考えていました。
「ジュニは実の息子です。絶対に同じにはなれないでしょう」。ドンビンはそう口にします。ジュニには寂しさからだろうと父の態度を説明していたのに、自分のこととなると、弟との違いを感じてしまうんですね。チャン課長の言葉だけでは、その思いは消えないようです。
そして、ジュニはイニョンから、真実を明かしたのかと尋ねられます。ジュニの答えは「イニョンさんを心から愛している兄さんを知っているから、何も言えなかった」というものでした。兄の愛情を知っているからこそ、ジュニは真実を打ち明けられなかったのです。
ジュニはさらに、イニョンのことで傷つくのは自分一人で十分だと伝えます。そして、ドンビンには傷を負わせないようにと告げ、その場を去っていきました。兄を思って口を閉ざしたジュニですが、自分が傷ついていることまで、なかったことにはできない。その苦しさが残るやり取りでした。
クルミットの感想
今回、一番こたえたのは、ヒャンミがジュニに父の認知症を伝える場面でした。自分もつらかったと話してアメリカへ向かおうとする息子に、残された時間の話をしなければならない。母の立場で考えると、どこから話せばいいのか迷ってしまいそうです。聞かされたジュニの衝撃も大きいですよね。
ペクサンの、働きたくないなら辞めろという言い方は、さすがに厳しい。でも、ユランには最期の日まで一緒にいたいと頼んでいるんです。そばにいてほしい気持ちが、ジュニには怒りとして届いてしまうのがもどかしかったです。病気を知ったからといって、ジュニがこれまで感じてきたつらさまで消えるわけでもないですしね。
ドンビンにも複雑な気持ちになりました。弟には父が寂しいのだろうと声をかけながら、自分は実の息子と同じにはなれないと感じている。イニョンへの愛情も、信じたい気持ちと満たされなさが一緒にあるんですよね。
そんな兄を傷つけたくなくて、ジュニは真実を話せなかった。でも、傷つくのは自分一人で十分だなんて、聞いていてしんどいです。兄を守るために黙るジュニ自身の気持ちも、置き去りにされてほしくないと思いました。
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