こんにちは、クルミットです♪ 第41話は、事故のあとに持ち上がる養子の話と、信じてもらえなかった過去の痛みが重なる回。助かってよかったとほっとしたあとも、家族や二人のやりとりがずしんと残ったよ。
第41話のあらすじ
妹のコン・マリをかばって車にはねられたコ・ピルスン。その姿を目の前で見たのは、記憶を取り戻してもキム・ジヨンの名で暮らしているパク・ドラだった。ジヨンは泣きながら「オッパ、死んじゃだめ。私、パク・ドラだよ」と必死に呼びかける。隠してきたはずの名前が、命の危機を前に口からこぼれてしまう。
病院へ運ばれたピルスンのもとには、事故を知った家族が駆けつける。家族は手術が無事に終わることを願い、落ち着かない気持ちで待ち続ける。一緒に入院したマリも、自分を助けようとした兄が大けがを負ったことに涙が止まらない。
マリは、兄とパスタを食べる約束をしていて、道を渡ろうとしたところへ車が向かってきたと説明する。兄が自分を呼び、車にはねられて体が宙に浮いた様子を家族に話す。「お父さん、どうしよう。私のせいでお兄ちゃんがけがをした」と泣き、自分を責める。
マリの父親コン・ジンテクは、事故を起こした犯人について調べる。その中で分かったのは、今回の事故が偶発的なものではなく、故意によるものだったということ。家族がピルスンの手術の無事を祈る一方で、事故に誰かの意図があったことが分かってくる。
幸い、ピルスンは意識を取り戻す。するとジヨンは、思わず「オッパ、どうしてそんなに不注意なの?」と声をかけてしまう。ドラだったころと変わらない呼び方や口調に、ピルスンは彼女の記憶が戻っているのではないかと感じ始める。
事故のときに聞いた声も、ピルスンの中に残っていた。泣きながら死なないでと言ったのではないか、自分がドラだと名乗った気がするけれど、夢か幻だったのかとジヨンに確かめる。けれどジヨンは「覚えていません」とごまかす。記憶を取り戻していることを、まだ彼には明かさない。
そんなピルスンに、ジンテクが思いがけない話を持ちかける。マリの兄として、法的にも自分の息子になってほしいという養子の申し出だった。「君を私の法律上の息子として迎えたい」と伝えるジンテク。しかし、ピルスンはその申し出を断る。
この話は、ピルスンの生みの母チャン・スヨンから、育ての母キム・ソニョンにも伝わる。ソニョンは、自分たちに何の相談もなく養子の話が持ちかけられたことに激怒。マリを助けた息子に感謝するどころか、今度は養子として迎えようとする二人の考えを受け入れられない。
スヨンは、会社とマリを守ってくれるのはピルスンしかいないと思ったのだと説明する。自分たちが同時に亡くなるようなことがあれば、マリが一人で残されてしまう。その先を考えて、ピルスンに会社とマリを守れる法的な立場を持ってほしいという思いだった。
さらに、考えているのは普通養子であり、ピルスンはこれまでどおりソニョンたちの家で暮らすのだと伝える。息子を奪うつもりではないと訴えるスヨン。ただ、暮らす場所が変わらないと言われても、相談を受けていなかったソニョンが怒るのは無理もないよね。
一方のジヨンは、スポンサー疑惑で追い詰められたドラの記憶に苦しんでいた。自分に濡れ衣を着せた相手を探す中で疑ったのは、かつてドラに好意を寄せ、振られたあとに広告を打ち切ったコン・ジンダン。ジヨンは疑惑を晴らす証拠を探すため、ホテルへ向かう。
ところが、ホテルからは二年前の宿泊者名簿は保管していないと言われてしまう。宿泊者の情報は個人情報でもあり、渡すことはできないという返答だった。過去の出来事を確かめようと訪ねたものの、求めていた情報は手に入らない。
ホテルにいるジヨンを見たピルスンは、彼女がその場所を怖がっていたことを思い出す。嫌な記憶がよみがえるから来たくないと言っていたホテルにいる彼女を心配するが、ジヨンはまだ記憶がないふりを続ける。ドラは絶対にそんなことをしていないはずだと話し、濡れ衣を晴らすために来たと伝える。
そこでピルスンは、ホテルに宿泊していた人物が再現ドラマの俳優で、お金を受け取って引き受けたことだったと説明する。彼がその人物を追い続けていたと知り、ジヨンは驚く。けれど、その驚きと一緒にあふれ出したのは、当時信じてもらえなかった苦しさだった。
「オッパだけは私を信じてくれるべきだった。どうして信じてくれなかったの?」と、ジヨンは涙ながらに訴える。信じてほしいと何度も頼んだこと、自分はそんなことをしていないと伝えたこと。ほかの誰より彼に信じてほしかった思いが、もう抑えられない。
記憶がないと言っていたジヨンが、今はドラとして受けた傷を自分の言葉で語っている。ピルスンは「ごめん、僕が悪かった」と謝り、泣く彼女を抱きしめる。ジヨンが隠してきた記憶と、胸の奥にしまってきた痛みが、ピルスンの前にあふれ出した。
クルミットの感想
今回いちばん残ったのは、ジヨンがピルスンの調査を知っても、すぐには喜べなかったところ。今も自分のために動いてくれている。それはうれしいはずなのに、だからこそ、いちばん苦しかったあのときに信じてほしかった気持ちが出てくるんだよね。抱きしめてもらえたから全部解決、とは思えないほど、涙の訴えが痛かった。
事故の場面で思わずドラだと名乗り、病室でも昔の呼び方が出てしまうところも切なかった。隠そうとしていても、ピルスンを失うかもしれない怖さの前では、言葉を選んでいられない。そのあとにまた記憶がないふりをする姿を見ると、戻った記憶を話すことが、彼女にはどれほどつらいのかと考えてしまう。
養子の話は、ソニョンが怒るのも分かる。マリの将来を心配するスヨンの気持ちは理解できても、育ててきた家族への相談は必要だよ。会社と家族を守る役目まで求められるピルスンの立場も、かなり重く感じた。
事故が故意だったと分かったことも不気味だった。まずはピルスンが助かってよかったけれど、ジヨンの濡れ衣も、家族の間の溝も残っている。ピルスンの謝罪が、今度こそジヨンの痛みに寄り添う一歩になってほしい。
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