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今回は、イニョンの携帯に届いたメッセージと、母に向けたドンビンの言葉にドキッとする第61話です。
第61話のあらすじ
決裁を終えた書類をイニョンの机に置こうとしたジュニ。そのとき、イニョンの携帯電話にメッセージが届き、ジュニは偶然その内容を見てしまう。仕事の書類を届けに来たところで、思いがけないものが目に入ったのだった。
届いたのは、超音波写真の代金を振り込んでほしいというメッセージ。それを読んだジュニは、慌ててその場を離れる。超音波写真に対する送金依頼なんて、見た側も引っかかるよね。ただ、ジュニがこの文面から何を察したのか、ここではまだはっきりしない。
ジュニの様子を不審に思ったイニョンは、自分の携帯に届いたメッセージを確認して動揺する。ジュニが見た内容を、イニョンも知ることになった。慌てて立ち去ったジュニと、メッセージを見て戸惑うイニョン。二人の反応が気になる場面だった。
この日、ジュニは家族に、ユランと結婚することを決めたと伝えていた。さらに、結婚後はアメリカ支社へ行くつもりだと話す。ユランとのこれからだけでなく、家族と離れた場所で働くことも考えているジュニだった。
それを聞いたドンビンは、本心を隠したまま弟に言葉をかける。ユランのことだけを考えてアメリカへ行くというのなら、両親だけでなく自分も寂しいという。結婚の報告に続いて渡米の意向まで聞かされ、兄として別れを惜しむような言い方だ。
ジュニは、これまでの事故や手術、そして父カン・ベクサンの期待に応えることがつらかったと打ち明ける。アメリカへ行きたいという話には、ユランとの生活以外にも理由があった。父の期待を背負い続けることが、ジュニには大きな負担だったんだね。
ドンビンも、ジュニが手術を受けた当時は絶望的な状態だったと話す。そして、ほかの場所であってもジュニが幸せになれるなら、自分は構わないと伝える。弟の苦しさを聞き、その希望を受け止める言葉だけなら、頼れる兄に思えるのだけれど……。
その一方で、ドンビンは超音波ドリルをめぐる動きを気にしていた。技術研究所に、超音波ドリルの件でコンサルタントが訪ねてきたと知り、ユランを問い詰める。しかし、ユランは自分の知らないことだと答える。
ドンビンはキム理事に、しばらく用心するよう忠告する。さらに、超音波ドリルについて調べているのが誰なのか、探るように頼む。研究所への訪問を聞き流すことなく、調査している人物を確かめようと動き始めたのだった。
実は、その人物がイニョンであることをユランは知っていた。ユランはイニョンに、自分の身分をかたって動かれたせいで困った立場になったと伝える。ドンビンには知らないと答えていたユランが、今度は事情を知る側としてイニョンに話をする。
調べたいことがあるなら、自分に頼んでほしいと求めるユラン。イニョンがユランの身分を使って調査したことで、その動きはユランにも影響することになった。ドンビンから問い詰められたばかりのユランが、イニョンに何も言わずにはいられないのも分かる。
さらにユランは、超音波ドリルと、イニョンの父キム・サンジェの死に関係があるのかを尋ねる。しかし、イニョンは知る必要はないときっぱり答える。調査について声をかけてきたユランにも、その問いへの答えは明かさない。
そんな中、ドンビンはチャン課長から、母ヨ・ヒャンミが病院代の援助をしていたと聞く。援助を受けていたのは、ヒャンミの財団でボランティアをしているキム・ジェミン。母が費用を支えたことと、ジェミンが今も財団に関わっていることを知ったドンビンは、ヒャンミに理由を尋ねる。
ヒャンミは、偶然ジェミンの消息を知って援助したのだと説明する。ところが、ドンビンはその説明だけでは話を終わらせない。母の良心のために、息子二人の人生がこじれることを望んでいるのかと、ヒャンミに厳しい言葉を向ける。
そしてドンビンは、「その時間、その場所を頭の中から消してください」と告げる。病院代を援助した理由を尋ねていたはずなのに、話は忘れるべき時間や場所にまで及んでいく。人を助けた母に対して、そこまで言う理由が気になってしまう。
ドンビンはさらに、念のためジュニをアメリカへ行かせるようヒャンミに勧める。ジュニ本人には幸せを願う言葉をかけ、母には別の話の中で渡米を勧めている。ドンビンの言う時間と場所が何を指すのか、サンジェの死と関係するのか、疑問が残るやり取りだった。
クルミットの感想
今回いちばん引っかかったのは、ヒャンミに過去の時間と場所を忘れるよう求めたドンビンです。ジェミンの病院代を援助した話から、息子二人の人生に話が飛ぶのが怖い。援助の何がそこまで困るのか、母の良心を責める言い方に、こっちまで身構えてしまいました。
ジュニには、別の場所でも幸せなら構わないと伝えていたのに、ヒャンミには念のためアメリカへ行かせるよう勧める。この二つを続けて知ると、弟を思う言葉も素直に受け取れなくなるんだよね。父の期待に応えるのがつらかったというジュニの話は、それだけでも十分しんどいのに。
イニョンの携帯に届いた送金依頼にもヒヤッとしました。決裁済みの書類を置きに来ただけのジュニが、あのメッセージを見てしまうなんて。慌てて離れたからといって、何もかも分かったとは限らない。でも、イニョンにとっては、どこまで見られて何を思われたのか分からないことが落ち着かないはず。
ユランにも父の死と調査の関係を明かさないイニョン。その一方でドンビンは調べている人物を探し始めています。携帯のメッセージと研究所への訪問、別々のところからイニョンに疑いが近づきそうで、そわそわする回でした。
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