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今回は、ジュニへの劣等感を爆発させるドンビンと、最後に届く一通の封筒が気になる104話です。
第104話のあらすじ
ジュニは、父でテヨングループ会長のカン・ベクサンについての噂を、ドンビンが流したのではないかと疑う。ところがドンビンから返ってきたのは、「お前が先に俺に手を出さなければ、こんなことは起きなかった」という言葉だった。自分を疑うジュニに対して、むしろ事の発端はそちらにあると責め始める。
ドンビンは、ジュニとイニョンが、自分のやってもいないことで泥棒や人殺し扱いしたと主張する。さらに、ベクサンまで自分を追い出そうとしていると訴えた。噂の件を問われているのに、ドンビンが口にするのは、自分がどれほど不当に扱われているかということばかり。
そんな兄に、ジュニは「兄さんが僕たちと血がつながっていなくても、何も変わらない」と伝える。そのうえで、自分の過ちには責任を取るよう求めた。血縁がないことと、してしまったことへの責任は別の話。ジュニは兄との関係を否定することなく、向き合うべき問題を示す。
けれど、ドンビンにはその言葉が届かない。ずっとテヨン家の長男として生きてきた自分が、突然、偽物だ、中身のない殻だと言われたらどんな気持ちになるのかと、ジュニにぶつける。ベクサンの実の息子ではないという事実が、ジュニへの激しい劣等感となってあふれ出していた。
ジュニは血のつながりによって何も変わらないと伝えている。それでもドンビンが訴えるのは、長男として生きてきた自分の立場が揺らぐ苦しさだった。同じ家族の話をしているのに、二人の言葉はかみ合わない。
一方、ジュニの母ヨ・ヒャンミはイニョンと会い、「ドンビンを諦めさせられるのは、あなたしかいない。心を鬼にして」と頼む。また、かつて別荘でジュニの世話をしてくれたことについても、お礼を伝えた。ドンビンへの対応を託すとともに、息子を支えてくれたイニョンへの感謝を口にする。
ヒャンミが席を立とうとすると、イニョンは気になっていたことを尋ねる。目の見えないジュニを、どうして別荘に一人でいさせたのか。世話をしていたイニョンにとっても、その事情を確かめることになる会話だった。
ヒャンミによると、ジュニは二度の角膜移植が失敗したあと、つらそうにしている家族の姿を見て、自分から一人で過ごすことを望んだのだという。別荘で暮らしていた背景には、ジュニ自身の希望があった。イニョンはヒャンミから、当時の家族の様子を聞く。
さらにヒャンミは、ジュニの事故のあと、ドンビンも苦しんでいたと話す。一緒に山へ行かなかった自分を責めていたというのだ。いまジュニに激しく反発しているドンビンについて、ヒャンミの口から語られたのは、事故当時に自分を責める姿だった。
会社では、ベクサンの健康状態をめぐる噂への対応が問題になる。ジュニは噂がどこから出たのかを突き止めようとするが、ユランはそれを止める。出どころを探すことに時間を使っているうちに、事態を収める機会を逃してしまうかもしれないと考えたためだった。
ベクサンは「誰の仕業か、もう分かっているだろう」と言い、理事会を招集して噂に対処する意向を示す。ジュニが発信元を探ろうとする一方で、ベクサンは会社として対応を進めようとする。しかし、その理事たちには、すでにドンビンが会って手を打っていた。
理事会でベクサンは、できるだけ早いうちに専門の経営者を探すつもりだと話す。すると理事たちは、そろってドンビンを推薦した。ベクサンが経営を任せる人物を探そうとする場で、名前が挙がったのはドンビン。先に理事たちへ働きかけていたことが、ここで形になる。
そのころ、イニョンの母ヤン・スギョンたち家族は、引っ越しの準備をしていた。そんな一家に宛てて、知人のホン・チョヒが涙ながらに手紙を書く。会社で経営をめぐる動きが進む一方、イニョンの家族の側では、この手紙が登場する。
ジュニの事故について調べた内容を確認していたイニョンは、チョヒの手紙をきっかけに、何かに気づいたような表情を見せる。事故についての調査と、一家に宛てられた手紙。その間にイニョンが何を見いだしたのか、気になる場面だ。
一方のドンビンは、計画どおりに会社が自分のものになりつつあると考え、笑みを浮かべていた。理事たちが自分を推薦する流れになり、狙っていた方向へ進んでいると感じている様子。ジュニに劣等感をぶつけていたときとは違い、会社の行方には手応えを得ていた。
ところが、そんなドンビンのもとに一通の封筒が届く。そこに記されていたのは、「5月13日。パルボン山。崖の上で」という言葉だった。会社が手に入ると思って笑っていたドンビンは、封筒を受け取って動揺する。具体的な日付と場所を突きつけられ、戸惑うところで104話は幕を閉じる。
クルミットの感想
ドンビンの言い分には、ちょっと待ってと言いたくなりました。長男として生きてきた立場が揺らぐのは苦しいと思う。でも、ジュニに責任を問われて、自分が傷ついた話を返してしまうと、肝心の話が進まないんですよね。血がつながっていなくても何も変わらないという言葉まで届かないのが、もどかしかったです。
ヒャンミが話した、別荘で一人になることをジュニ自身が望んだという事情も印象に残りました。移植が二度失敗した本人が、つらそうな家族の姿も見ていたと思うと切ないです。同じ会話の中で、ドンビンも自分を責めていたと語られるから、今の兄弟のやり取りが余計に苦しく感じます。
そして理事会。ベクサンが経営者を探すと言ったところで、理事たちからドンビンの名前がそろって出る展開には、根回しの早さにうんざり。自分の望みを通すためには、こんなに動けるんだなと思ってしまいました。
最後の封筒は、短い文面だからこそ引っかかります。日付と山の名前、そして崖の上。さっきまで笑っていたドンビンが動揺する締め方が効いていました。チョヒの手紙からイニョンが何に気づいたのかも、早く確かめたいです。
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